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テレビ日記『映像の世紀』

毎月多くの新作映画が公開されますが、つぶさに見ていくと、かなりの数のドキュメンタリー映画が含まれていることに気がつきます。その多くは単館系なので、観客総数自体は少ないのでしょうが、 『ゆきゆきて、神軍』(1987年)のように異例の大ヒットとなった作品もあります。

テレビドキュメンタリーは、時間も費用もかけられるNHKが圧倒的に強く。『プロフェッショナル仕事の流儀』や『ドキュメント72時間』など、硬軟さまざまなドキュメンタリー番組が人気を博しています。

8月3日から、NHK総合の深夜に『映像の世紀』(1995年)が再放送されています。世界中の映像記録を発掘・収集し、再構成したドキュメンタリー。過酷過ぎる映像に、敢えて淡々としたナレーションと、加古隆さんのメインテーマ「パリは燃えているか」がピッタリ。

特に見て欲しいのは第4話「ヒトラーの野望~人々はナチスに未来を託した~」、第5話「世界は地獄を見た 無差別爆撃、ホロコースト、原爆」かな。放送当時も見ましたが、今見ても心揺さぶられる傑作。12日まで放送され、「NHKプラス」で配信中です。

8月6日は広島原爆の日。


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