ドラマ日記『最愛』&『二月の勝者』&『青天を衝け』&『日本沈没』
連続殺人の重要参考人の実業家・真田梨央(吉高由里子さん)と彼女を支える敏腕弁護士・加瀬賢一郎(井浦新さん)、そして彼女を追う刑事・宮崎大輝(松下洸平さん)らによるサスペンスラブストリー『最愛』の第9話。15年前の事件に大輝関与説が浮上しました。
昭(酒向芳さん)の遺体と一緒に発見されたペンは、梓(薬師丸ひろ子さん)が会社設立の記念品として作った特注品で、持っているのは、梨央、加瀬、後藤(及川光博さん)、政信(奥野瑛太さん)、梓の5人。警察はこの中の誰かが、犯行時に現場で落としたのではないかと睨んでいた。
寄付金詐欺疑惑の記事が週刊誌に出され、追い込まれる真田ウェルネス。一旦は加瀬が止めるものの、テレビでも報道され追い込まれる梨央でしたが、梓(薬師丸ひろ子さん)が緊急記者会見。全ての罪をかぶり、警察に出頭する展開。やっと薬師丸さんの本格的出番。なぜか『あまちゃん』思い出す。
一方、SNSでは15年前の事件に関与していたのでは?と囁かれていた藤井(岡山天音さん)と梓が会っていて、これは!?と視聴者をミスリードした上で、藤井が大輝に「15年前、本当は事件の現場におりましたよね?」と聞き返すラスト。全ての謎は最終回まで持ち越しとなりました。
カリスマ塾講師・黒木(柳楽優弥さん)を主人公に、中学受験をリアルに描きつつ、そこから見えてくる現代社会の問題に切り込む人生攻略ドラマ『二月の勝者-絶対合格の教室-』の第9話。黒木が佐倉(井上真央さん)に、過去の失敗を打ち明けました。
中学受験本番まであと三ヶ月。黒木は配布した「絶対合格カレンダー」に、家族と話し合って決めた志望校を記入し、提出するよう生徒たちに指示する。
受験まで最終局面。提出された書類を元に講師たちは検討会を始めるのですが、佐倉の担当するRクラスの理衣沙(渡邉心結さん)は、母の紹子(春日井静奈さん)が選んだ難関校ばかりを志望校に。紹子の自信の裏には、過去問を理衣沙がカンニングで答えていたという事情があり。
佐倉の的確なアドバイスにより、自信を持った理衣沙は別の中学校も受験することになり問題解決。ずいぶん心許したのか、黒木は過去の受験生指導での失敗を佐倉に打ち明け…来週最終回なので、恋愛展開はなさそうです。佐倉が黒木に差し入れた年越しそばを、すでに食べたくなりました。
“日本資本主義の父”と呼ばれる、渋沢栄一(吉沢亮さん)の激動の人生を描く、大河ドラマ第60作『青天を衝け』の第39話。重篤な状態に陥った栄一でしたが、慶喜(草彅剛さん)の「尽未来際」の言葉で生還しました。
日露戦争が勃発。財界代表として戦争への協力を求められた栄一は、演説で公債購入を呼びかけるが、直後に倒れる。
栄一の病状は思った以上に悪化。医師からは覚悟するように伝えられ、家族や関係者が集められる中、慶喜が見舞いに訪れ「そなただけは、どうか、尽未来際生きてくれ」と励ます。「尽未来際」はかつて慶喜が平岡(堤真一さん)と交わした言葉で、栄一は死の淵から一気に回復の伏線回収。
慶喜は約束通り、歴史家らを集め「人は好むと好まざるとにかかわらずその力に引かれ、栄光か破滅か、運命の導くままにひきずられていく」と隠遁の道を選んだ理由を語る。慶喜の言葉に、日本の現状を憂いた栄一は、実業界を引退することを、篤二(泉澤祐希さん)に伝えて終了。残り2話です。
小松左京さんによる不朽の名作を、2023年の東京を舞台に描く『日本沈没-希望のひと-』の最終回。北海道と九州だけが沈没を免れました。
東山総理(仲村トオルさん)を狙ったテロのニュースは、全世界に大きな衝撃を与えた。国内の情勢が不安定と判断されて移民計画に影響することを恐れた日本政府は、早急に里城副総理(石橋蓮司さん)を総理代行にして世界へアピール。しかし、さらに予期していなかった悲劇が起こってしまう…。
移民先抽選が始まり、躊躇していた天海(小栗旬さん)の母・佳恵(風吹ジュンさん)らも、地域単位での申請を認めることで、順調に申請が進むも、まさかの新たな感染症発生。時事ネタを入れ込んできますね。
感染症が日本発と誤解され、移民先受け入れストップするも、原因が地球温暖化に起因するものとわかり、治療薬も日本に医薬品メーカーにより確立。受け入れがほぼ完了する中、ついに日本沈没…と思われましたが、北海道と九州はセーフ。
天海の椎名(杏さん)への事実上のプロポーズもありましたが、絶対この二人が恋仲になる気がしないんですけどね(笑)。荒唐無稽な作品は日曜劇場としては珍しくないですが、やはりSFパニックものは映画の方が適しているかも知れませんね。
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