マガジンのカバー画像

ドラマ日記

1,878
日々、視聴している連続ドラマの感想を集めています。
運営しているクリエイター

2021年1月の記事一覧

ドラマ日記『その女、ジルバ』(第4話)

人生を諦めていた負け組OLの笛吹新(池脇千鶴さん)が、ひょんなことからバーで働き始め、パワフルな高齢ホステスたちに感化され変わっていく人生賛歌ドラマ『その女、ジルバ』第4話。福島フィーチャー回でした。 毎年ジルバママの命日に行われるパーティの準備が行われる中、福島の実家に住んでいる新の弟が突然上京。現在の仕事について何も話していなかった新でしたが、バーであっさり出くわしてしまい…。 ジルバママが福島からのブラジル移民と判明。焼け野原から立ち上がりバーを開いたママと、震災か

女優ノート『小芝風花さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回は2021年冬ドラマ『モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜』に主演する小芝風花さん。 朝ドラ主演(ヒロイン)は若手女優の登竜門として知られますが、近年では“脇役ブレイク”も多く。土屋太鳳・高畑充希・有村架純は脇役から主演に昇格組。松坂桃李・綾野剛・ディーンフジオカらは男優ブレイク組。他にも、吉岡里帆・広瀬アリス・松本穂香など(ここまで敬称略)。 とはいえ、いいポジションだったのにブレイクしきれなかった人も。例えば『

ドラマ日記『俺の家の話』(第2話)

プロレスラーの寿一(長瀬智也さん)が、能楽師の父・寿三郎(西田敏行さん)の介護のために引退。謎の女性ヘルパー・さくら(戸田恵理子さん)と介護&遺産相続を巡ってバトルを繰り広るホームドラマ『俺の家の話』第2話。長州力さんのリキ・ラリアットが炸裂しました。 寿一に宗家を継がせることを、寿三郎(西田敏行)が宣言したものの、門弟たちからは不満の声が続出。寿三郎は、1週間後に寿一に高砂を披露させることを約束してしまうのだが…というストーリー。 今回も“老人の性”など盛りだくさんな内

ドラマ日記『半径5メートル』(第0話)

最近の朝ドラ主演はオーディションではなく、オファーで決まることが増え、“若手女優の登竜門”という表現はやや怪しくなってきたものの、目標に掲げる女優は後を絶たず。 とはいえ、ヒロインに選ばれたからといって、その後の女優人生も順調な保証はなく。主演女優として活躍できているのは、石原さとみや波瑠など一握り。脇役でも出演作が途切れないのはまだいい方で、夏菜のようにバラエティが主戦場になったり、岡本綾のように引退したり(ここまで敬称略)。 事務所移籍騒動があった森七菜さん(19歳)

ドラマ日記『にじいろカルテ』(第2話)

山奥の診療所にやってきた訳ありドクターの真空(高畑充希さん)と、外科医・朔(井浦新さん)、看護師・太陽(北村匠海さん)が命と向き合っていく、笑って泣けるチーム医療ドラマ『にじいろカルテ』第2話。藤井風さんの主題歌「旅路」も長めでした。 連日の診療所の大行列に、体調を悪化させていた真空でしたが、朔や太陽に頼ることができず。そんなある日、ある患者の“優しい嘘”を見逃してしまい、まさかの診断ミス。救えるはずの命が危機に…というストーリー。 料理がまるで駄目であることが分かった真

朝ドラ「ダメ親父」の系譜

朝ドラ『おちょやん』の視聴率が低迷しています。理由は色々あるでしょう。例の感染症の影響で朝ドラ視聴習慣が弱まった。初週の暗すぎるスタートで躓いた。そして“朝ドラ史上最悪のダメ父”と評される、テルヲ(トータス松本さん)の存在。出てきた週はダイジェスト版でいいかなと思ったり。 しかし、程度の差はあれ、“ダメ親父”は朝ドラの伝統。あまり古いとあれですので、2000年以降でちょっと取り上げたいと思います。まずは、沖縄ブームを巻き起こした『ちゅらさん』(2001年)。 主人公・恵里

ドラマ日記『レンアイ漫画家』(第0話)

『鬼滅の刃』の吾峠呼世晴さん、『約束のネバーランド』の出水ぽすかさん、『鋼の錬金術師』の荒川弘さんなど、近年、少年誌や青年誌で活躍する女性漫画家は少なくありません。 一方で、少女マンガを手掛ける男性漫画家は、かつては手塚治虫さんや横山光輝さん、赤塚不二夫さん、和田慎二など数多くいましたが、現在では希少種。『パタリロ!』の魔夜峰央さんや『あんみつ姫』の竹本泉さんぐらいですかね。 そんな中、鈴木亮平さん主演の連続ドラマ『レンアイ漫画家』が、4月から放送スタート。山崎紗也夏さん

ドラマ日記『ウチの娘は、彼氏が出来ない‼』(第3話)

菅野美穂さんが4年ぶりに主演し、浜辺美波さんと母娘役を演じる“エキサイティング・ラブストーリー”『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!(ウチカレ)』第3話。“つけ鼻毛”をAmazonで検索した人は手を挙げて。 碧(菅野さん)の心配通り、空(浜辺さん)と渉(東啓介さん)との初デートに想定外のアクシデントが発生。一方、幼馴染のゴンちゃん(沢村一樹さん)の見合い話に、碧は複雑な思いを抱いていて…というストーリー。 「デイリー新潮」で放送コラムニストの高堀冬彦さんが、本作の脚本家・北川

ドラマ日記『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(第3話)

ファッション雑誌編集部を舞台に、平凡女子・奈未(上白石萌音さん)の奮闘と成長を描く、お仕事&ラブコメディー『オー!マイ・ボス!恋は別冊で(ボス恋)』第3話。TBS火曜ドラマ枠の常連・宇梶剛士さん登場。 潤之介 (玉森裕太さん)の言動に翻弄され、頭から離れなくなってしまった奈未 。一方、創刊号の校了が迫った編集部では、編集長の麗子(菜々緒さん)の指示に納得がいかない中沢(間宮祥太朗さん) をはじめとした編集部員たちが、仕事をボイコットし…というストーリー。 これまで同様、麗

ドラマ日記『青のSP』(第3話)

公立中学校に試験導入された、学校内警察の刑事・嶋田隆平(藤原竜也さん)の活躍を描く『青のSP―学校内警察・嶋田隆平―』の第3話。ついに嶋田が銃を抜きました。 校内の高価な備品盗難が発覚。嶋田が、教師・生徒全員の指紋を照合しようとする中、阿部(音尾琢真さん)のクラスの生徒・仲村(藤本哉汰さん)が、ドラッグ使用を疑わせるような行動をとり…というストーリー。 前半はドラッグ欲しさの備品盗難と思わせ、中盤は元サッカー部の佐々木(宮世琉弥さん)がサッカー部員たちにドラッグを飲ませた

ドラマ日記『アノニマス』(初回)

ネットトラブルに対応するため、新設された「警視庁指殺人対策室」に集まった万丞渉(香取慎吾さん)らの活躍を描く『アノニマス~警視庁“指殺人"対策室~』が25日スタート。キャイ〜ンの2人がサプライズ出演。 誹謗中傷を苦に自殺したモデルの真田梢(八木莉可子さん)。その両親が対策室を訪れ、匿名の人間たちの心ない言葉に、娘は殺されたと涙ながらに訴えてきて。それを聞いた新人刑事の碓氷咲良(関水渚さん)は、「絶対に犯人を逮捕してみせます」と約束してしまうのだが…というストーリー。 近年

ドラマ日記『監察医 朝顔』(第11話)

法医学者の朝顔(上野樹里さん)が、さまざまな事件と遺体に向き合っていく、ヒューマンドラマ『監察医 朝顔』続編の第11話。大じいじ役の柄本明さんが圧巻の演技でした。 つぐみ(加藤柚凪さん)を連れて浩之(柄本明さん)に会いに行った朝顔でしたが、平(時任三郎)の忘れっぽさが気になり。一方、桑原は(風間俊介さん)は、近くのトンネルで不気味な音がするとの通報を受け、巡回に行くのですが…というストーリー。 前シリーズが始まる時に、東日本大震災を正面から扱うということで話題となった本作

2021年冬ドラマ「視聴率」雑感

2021年1月期の冬ドラマがほぼ出尽くしました。視聴率=作品の質ではないですし、誤差もある。さらに、昨今は「個人視聴率」重視にテレビ局は舵を切っていますが、相変わらず「世帯視聴率」がネットニュースを賑わせることも多いですから、雑感風に触れてみたいと思います。 [月曜日] 『監察医朝顔』第10話12.4%…前クールから越年、ほぼ二桁維持で安定感 [火曜日] 『青のSP』第2話8.3%(関東)11.8%(関西)…この枠はいつも西高東低 『ボス恋』初回11.4%→第2話1

ドラマ日記『ここは今から倫理です。』(第2話)

雨瀬シオリさんの異色の学園コミックを実写ドラマ化。高校生たちの答えの出ない悩みに寄り添う倫理教師・高柳(山田裕貴さん)の姿を描く『ここは今から倫理です。』第2話。古い名画が見たくなりました。 仲間たちとの夜遊びで、授業中いつも寝ている幸喜(渡邉蒼さん)に、自分の携帯番号を教えた高柳。幸喜が電話すると、高柳は自由な生活がどこか不安なのでは?と、キルケゴールの言葉を説きはじめ…というストーリー。 今回のメイン生徒役を演じた渡邉さんは、大河ドラマ『西郷どん』では主人公の西郷隆盛