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女優ノート

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気になる女優さんの出演作についての覚え書きです。
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2020年10月の記事一覧

女優ノート『有村架純さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回はドラマ『姉ちゃんの恋人』に主演している有村架純さん。 朝ドラヒロインを務め、『紅白歌合戦』の司会も2度務めるなど、今や国民的女優の有村さん。デビューから10年の間には、スキャンダルもありましたが、今やそれも小さなことに感じるほどの大活躍。 まずはデビュー間もない2011年。有村さんの映画デビュー作となる『阪急電車 片道15分の奇跡』。関西の阪急電車沿線を舞台にした、ハートフルな群像劇。何度見ても感動する傑作。

女優ノート『鈴木京香さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回はドラマ『共演NG』に出演している鈴木京香さん。 キャリアが長く、代表作と呼べる作品がたくさんある人気女優さんの場合、どの作品をピックアップするか迷うところですが、まずは映画『ラヂオの時間』(1997年)。 デビュー以来、正統派な美人女優として、朝ドラ『君の名は』(1991年)などキャリアを重ねてきた鈴木さんは、三谷幸喜さん脚本のドラマ『王様のレストラン』(1995年)でコメディエンヌとして開花。その三谷さんが

女優ノート『松本穂香さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回は映画『みをつくし料理帖』に主演している松本穂香(まつもと ほのか)さん。 ドラマや映画における「バーター出演」。人気俳優と同じ芸能事務所の若手俳優を抱き合わせ出演させることで、マイナスに語られることもありますが、若手に経験を積ませチャンスを与える点や、事務所の円滑な経営という意味ではプラス面も多いのかなと。 例えば、松本穂香さんが所属する「フラーム」。同事務所の有村架純さんは、先輩の吉瀬美智子さんの『ハガネの

女優ノート『仲里依紗さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回はドラマ『恋する母たち』に出演する仲里依紗(なか りいさ)さん。 最近は自身のYoutubeでも話題の仲さん。連ドラも2020年だけで『10の秘密』、『美食探偵 明智五郎』、朝ドラ『エール』、そして『恋する母たち』と出ずっぱりの売れっ子女優さん。 2010年のあるアンケート調査があって、「上半期“最もブレイク”した女優」で仲さんが1位でした。ちなみに2位以下は、北川景子さん、川島海荷さん、吉高由里子さん、佐々木

女優ノート『吉田羊さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回はドラマ『恋する母たち』に出演する吉田羊さん。 福岡県久留米市出身の芸能人といえば、かつては松田聖子さんとチェッカーズ、俳優ならば藤吉久美子さんに田中麗奈さんといわれたものですが、現在はもっぱら吉田さん(桜井ユキさんもいますが)。 朝ドラや三谷幸喜さんの舞台で注目された吉田さんですが、ブレイク作はやはり木村拓哉さん主演の『HERO』第2シリーズ(2014年)。女性検事の馬場礼子って役名を覚えているぐらいですから

女優ノート『木村佳乃さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回はドラマ『恋する母たち』に主演する木村佳乃さん。 トップコートという少数精鋭の芸能事務所は、今では松坂桃李さん・菅田将暉さん・中村倫也さんら人気男性俳優のイメージがありますが、実は木村さんを育てるために、渡辺プロダクション社長の次女が1995年設立しました。 デビュー当時は帰国子女という事もあり、お嬢様女優のイメージでしたが、東山紀之さんとの結婚(2010年)を経て二児の母となり、幅広い役を演じるようになりまし

女優ノート『木村文乃さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回はドラマ『七人の秘書』に主演する木村文乃さん。 かつて木村さんは自分のことを「補欠ヒロイン」と評していました。「先に検討されているヒロインの方がいても、何かの事情があって、自分に役がまわってくる」といったものです。 自虐ではなく、冷静な自己分析とポジティブな発想から出た言葉ですが、正統派美人で演技力もあるのに、これといって代表作が思い浮かばない、というのはあるかも知れません。伊藤歩さんと似すぎる問題とか、芸名が

女優ノート『森七菜さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回はドラマ『この恋あたためますか』に主演する森七菜(もり なな)さん。 新しい概念・モノがどのように普及していくかに関する「イノベーター理論」は、女優のブレイクにも応用できる気がしますが、では自分がいつの段階で目をつけたのか。初期採用者なのか、後期追随者なのか、とか。 現在ブレイク中の森さんにまず気がついたのは、NHK連続ドラマ『やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる』(2018年)。神木隆之介さんがスクールロイヤー

女優ノート『柴咲コウさん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回はドラマ『35歳の少女』に主演する柴咲コウさん。 かつては日本でも米国でも、テレビドラマより映画の方が上という風潮もあり、映画俳優(女優)の方が格上と見られていましたが、最近はだいぶ薄まりました。 現在では、映画とドラマのどちらに重点を置くかは人それぞれ。両方にバランスよく出演し、なおかつ成功を収めている俳優は意外に少なく、柴咲さんはその一人。 まずは大ブレイクした映画『GO』(2001年)。在日韓国人三世の

女優ノート『浜辺美波さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回はドラマ『タリオ 復讐代行の2人』に主演する浜辺美波さん。 浜辺さんの事務所は、少し前までは「長澤まさみさんより下が育っていない」と言われていました。不定期の東宝シンデレラオーディションで発掘、時間をかけて育てるスタイルの事務所だけに、長澤さんのすぐ下の世代である黒瀬真奈美さんや朝倉あきさんが抜けた穴が大きかったのでしょう。 しかし、そのもう一つ下の世代、つまり浜辺さん世代は当たり年。東宝シンデレラニュージェネ

女優ノート『深田恭子さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回はドラマ『ルパンの娘』続編に主演する深田恭子さん。 まずは『神様、もう少しだけ』(1998年)。援助交際が元でHIVに感染した女子高生(深田さん)と音楽プロデューサー(金城武さん)の恋愛ドラマ。 HIVがまだ死の病と認識され、「援助交際」という言葉が流行語大賞に入賞していた1990年代後半ならではの設定。デビューして間もない深田さんが、援交女子高生というセンセーショナルな役を熱演。一躍ブレイクしました。 号泣

女優ノート『波瑠さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書きを「女優ノート」として書いていくことにします。初回はドラマ『#リモラボ』に主演する波瑠さん。 まずは波瑠さんが大ブレイクした朝ドラ『あさが来た』(2015-2016年)。それまでクールな役が多かった波瑠さんが、お転婆でちょっと天然、しかしどんな苦難にも立ち向かっていく“強い女”を好演。 大森美香さんの描くキャラクターはいずれもイキイキとしていて、五代様(ディーン・フジオカさん)の忍ぶ恋や、ふゆ(清原果耶)の初恋など、意外に恋愛要素