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女優ノート『森七菜さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回はドラマ『この恋あたためますか』に主演する森七菜(もり なな)さん。

新しい概念・モノがどのように普及していくかに関する「イノベーター理論」は、女優のブレイクにも応用できる気がしますが、では自分がいつの段階で目をつけたのか。初期採用者なのか、後期追随者なのか、とか。

現在ブレイク中の森さんにまず気がついたのは、NHK連続ドラマ『やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる』(2018年)。神木隆之介さんがスクールロイヤーとして主演した学園ドラマでした。

森さんはいじめにより自殺未遂を起こすも、最終的に加害者生徒たちと学校を訴える生徒役を熱演していました。すでにその頃には「オーディションにめっぽう強い15歳」と呼ばれていますから、もっと早くから目をつけていた人たちがいたのでしょう。

2019年は飛躍の年で、ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』を皮切りに、アニメ映画『天気の子』、映画『最後の晩餐』『地獄少女』と、重要キャストでの出演が相次ぎます。

そして2020年。岩井俊二監督の『ラストレター』に、広瀬すずさんの妹役にして、松たか子さんの娘時代役という絶妙なポジションに抜擢されました。

松さんと広瀬さんが上手いことは皆知るところですが、森さんがまたいいんですよね。主題歌も任され歌手デビューするなど、記念すべき作品にもなりました。今後の映画賞も楽しみ。

そして朝ドラ『エール』。ヒロインである二階堂ふみさんの妹役で出演。当初は小説家を目指す三姉妹の末っ子キャラをそつなくこなしていましたが、小説家となってからはさらにクローズアップ。

五郎(岡部大さん)との結婚を巡る騒動あたりからは、サイドストーリーの主役といった扱いで、表現の幅の広さも披露しました。知名度を高めたという意味でも、本格ブレイク作といっていいかも知れません。

最後は、最近放送された『あのコの夢を見たんです。』の第3話。これについてはドラマ日記に書きました。傑作。

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