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女優ノート『仲里依紗さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回はドラマ『恋する母たち』に出演する仲里依紗(なか りいさ)さん。

最近は自身のYoutubeでも話題の仲さん。連ドラも2020年だけで『10の秘密』、『美食探偵 明智五郎』、朝ドラ『エール』、そして『恋する母たち』と出ずっぱりの売れっ子女優さん。

2010年のあるアンケート調査があって、「上半期“最もブレイク”した女優」で仲さんが1位でした。ちなみに2位以下は、北川景子さん、川島海荷さん、吉高由里子さん、佐々木希さんと、彼女たちのその後の10年に、感慨深いものがあります。

今や怖い女を演じたら絶品の実力派女優の仲さんですが、当初は元気少女&セクシーといった路線。『純喫茶磯辺』(2008年)、『ハチワンダイバー』(2008年)、『ゼブラーマン』(2010年)などがこの頃。その頃の一作としてあげたいのが、アニメ版『時をかける少女』(2006年)。

仲さんは主人公の真琴役に大抜擢。甘くて切ないその世界観に仲さんの声がエモくてピッタリ。「止まれぇー」「すぐ行く!走っていく!」とか。奥華子さんの主題歌「ガーネット」と共に、心に残る傑作。ちなみに、実写版『時をかける少女』(2010年)にも主演。こちらは普通。

仲さんはNHKでの起用も多く、『つるかめ助産院〜南の島から〜』(2012年)、『昨夜のカレー、明日のパン』(2014年)、『逃げる女』(2016年)など名作も多いのですが、ここは民放で『ホリデイラブ』(2018年)。

あなたのことはそれほど』(2017年)と同じく、浮気される妻を演じたわけですが、中村倫也さん、松本まりかさんといった怪演俳優を相手に、主演として“サレ妻”を絶妙に演じていました。ちなみに、中村&松本さんのブレイク作としても記憶されます。

最後はその中村さんが主演した『美食探偵 明智五郎』(2020年)。マザコン夫に我慢の限界となった妻役で、死体をバラバラにして冷蔵庫に詰めるという、なかなかの役でした。リアル夫の俳優・中尾明慶さんも見たのかなあ。


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