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4年「一つの花」の題名の意味を考える

昨日の記事とリンクして、今日も「一つの花」の話題です。

https://note.com/akumon_hirakata/n/nf5d4982008fe

単元目標にも関係する、いわばこの単元も核となる部分です。『一つの花という題名の意味を、2つ以上挙げよう』

教材研究では、この単元でどんな力を付けさせたいのかと同じくらい、単元末にどんな文章を書けるようにしたいかを重視しています。

特に「一つの花」では、題名の意味についてよく述べさせていました。しかし、一つでは面白くないので、複数個挙げさせるのです。


「一つの花」という題名には、

「戦時中、戦後という過酷な時代の中にも美しいものはある」
「過酷な時代に負けず両親が守り抜いたゆみ子」
「お父さんとの大切な思い出がつまったもの」
「お母さんにとって忘れられない思い出」
「多ければ良いというわけではなく、一つであっても素晴らしいということ」
......


と、数々の思いが込められていることが分かります。逆に、私は「花は命を指しており、ゆみ子に一つだけの命を大切にするように伝えた」というのには抵抗があります。お父さんが「生か死か」のレベルでゆみ子のことを案じているなどというのは浅い解釈です。お父さんが一番に心配しているのは、「ゆみ子の未来」です。だから高い高いの場面があるのです。


単元の末に、子ども達がこのように様々に考えてくれるようにするには、やはり教師は備えて授業に望まなければなりません。どの文にこだわるのか、どこを考えさせるのか...

先生方の「一つの花」の指導の助けになれば幸いです☆彡

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