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ホストファミリーになるのがバイリンガル子育ての最初の一歩

日本で子育てしながら長女は中学1年で、次女は6年生で英検一級に合格しました。英検攻略法や、インターナショナルスクール、米国大学留学対策については後で書きますが、今日は割と誰でもできるホストファミリーのお話から。家族全員でバイリンガルになれるチャンス!

ホストファミリーなんて、うちにはとても無理!部屋がないし、英語もできないわ!と最初から決めつけている方がほとんどですが、郊外や地方にお住いの方で、子供達の部屋を一緒にしたり、荷物置き場になっている書斎を片付けたり、何とかホストドーターの部屋を一部屋捻出できませんか? 私は娘たちが成長し、それぞれが一人部屋になった今、時々ホストドーターがいる間は、仕事部屋のソファベッドで寝ています。

うちの子供達は生まれてすぐから、日本にワーキングホリデーで来ている20代後半のイギリス人やオーストラリア人に部屋を一部屋貸すかわりに、1日2時間とか3時間子供の面倒をみてもらい、私はその時間はそこにいないようにして(ここがポイント)、買い物に行ったり、別の部屋で仕事をしていました。

Open your mouth!  はい、あーんして! Let's change your nappy! オムツ替えようね! そんな言葉をかけながらお世話をしてもらうのです。

小さな子供を預ける場合はある程度の年齢以上(22才くらいから)が安心でした。二十歳くらいのアメリカ人の子は、子供を預けて出掛けて帰ってきたら、酔っ払ってリビングで大の字で寝ていたことも。まだお試し期間だったのですぐに辞めてもらいました。

赤ちゃんが、英語で語りかけてくる人、日本語で語りかけてくる人がいることを理解して、語彙を蓄積して、整理して言葉を話し始めるのに、普通より多少時間がかかると言われていますし、うちの子供達も言葉は少し遅かったと思います。ですが、同じ人が英語と日本語で話しかけるとさらに赤ちゃんの頭の中で混乱が生じるととも言われていたので、私や夫は子供達には日本語で話すようにしていました。

もう少し大きくなると、毎日一冊本を読んでもらい、家でお絵描きしたり、公園で遊んだり、習い事の送り迎えをしてもらいました。子供にとっては小学校にいる時間は日本語、3時から7時までは英語という環境です。外国人のシッターさんたちは大抵昼間は語学学校や大学へ行き、夕方はうちの子と、夜はプライベートな時間と、時間割はとても上手く行っていました。

ヨーロッパではオーペアau pair と呼ばれ昔からあるシステムです。マッチングサイトもあります。

年齢が大きくなるに連れ、娘たちにとって姉のような精神的繋がり、家庭教師的な役割に変わって行きました、今でも、うちにいたお姉さんたちが世界中でママになっていて、写真やメッセージのやり取りをしていたり、お互いを訪問しあっています。

最初の人はたまたま見学に行った幼児教室の英語の先生をスカウト(笑)してきました。その後はその人たちの紹介で続きました。日本にいる外国人コミュニティで繋がってる人たちです。

ホームステイと言っても、我が家で一緒に住んでいた人もいるし、時給1200円+食事付きで、週に何回か通って来てもらっていた人もいます。病院について行ってあげたり、ヘア サロンを紹介してあげたり、中学校の英語教員の仕事を探してあげた子もいます。大人とはいえ、異国に住む彼らにとっては、日本に家族がいる安心感が得られるのです。その子たちの親御さんたちにはいつも大変感謝していただき、国へ帰ればお土産を沢山もって帰ってきてくれたし、私たちが訪ねれば心温まるおもてなしをしていただきました。

家に外国人を置くことは家族にとってストレスもかかります。オーストラリア人やアメリカ人は食卓で足を組んで食事していましたし、食べ物を粗末に扱う人もいましたし(もったいない)、お迎えを頼んでいても遅刻してしまう子もいました。でもそもそも英語を話す目的は、日本人以外の人々とコミュニケーション取ることなので、文化の違いを身をもって経験することが大切です。日本だけに住んでいると自分たちの常識がローカルルールであると気づかないのです。

子供達が中学生、高校生になってからは高校生の交換留学生を3人ホストしました。ノルウェーからきたビョルグはとても無口で恥ずかしがり屋。アメリカ人のステファニーはヴィーガン、メキシコ人のアメリアは凄くお金持ちの家からきました。みんな電車に乗って生活したことがありません。彼らにとっては毎日初めてのことばかり、カルチャーショックの連続です。今度は私たちが彼らの面倒を見てあげる立場です。

そういった経験を通じて、うちの娘が交換留学生で初めて高校2年生でノルウェーに行ってホストファミリーのお世話になったときに、カルチャーショックを受けいれる面ではかなり準備ができていたように思われます。私の英語もアメリカで大学院に通っていた時よりも、この家庭内留学で随分上達しましたよ。

初めてのブログです。読みにくいかもしれませんが、私が子供たちに備忘録として残しておいて欲しいと言われて書き始めた、バイリンガル教育と、たくましく生きるための子育ての記録です。




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