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公園の木陰で本を読んだ。風がけっこう吹いていて、ずっといると身体が冷えてくる。『内なる島…
村田沙耶香『丸の内魔法少女ミラクリーナ』から表題作「丸の内魔法少女ミラクリーナ」。誠実に…
空気も降る雨も冷たい。ある方とのやりとりで、冬に逆戻り、と言われたけれど、わたしは、この…
自分が感覚的に知っていることを、きちんとした定義や理論で説明してもらうと、そうだこういう…
文彩、という言葉を知った。「ぶんさい」とも「あや」とも読む。文字通り、文の彩りのことだと…
パンケーキを無心に食べる。ナイフとフォークを動かして、食べやすい大きさにして口に運ぶ。そ…
梨木香歩『岸辺のヤービ』。「お日さまばんざいパーティー」というものと、そこから見えてくるヤービたちの世界とのかかわり方に、ひどく揺さぶられてnoteを書いたあと、出かける車の中でわたしは涙ぐんだ。自分で書いた「愛する世界」という言葉に、胸がいっぱいになってしまったのだ。それは「(わたしの)愛する世界」のことなのだと気づいたから。 空を眺めるのが好きで、道端の小さな草花が好きで、お気に入りの友だちのような木もいて、一日の中で移ろう陽の光に見とれて、咲く花の色の美しさに、その香
「お日さまばんざいパーティー」の日。梨木香歩『岸辺のヤービ』の話だ。 一年のうちで日が一…