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学校に行きたくないなら行かなくてもいいと私は思う。

今日から息子の小学校も2学期が始まりました。術後の関係で、荷物を運んできたのですが、やはり泣いている子がいますね。

大人も休み明けの会社には行きたくないものです。子供ならもっと行きたくないことでしょう。

中学、高校と息子が成長していく中で「学校に行きたくない」と私や夫に訴えてくることもあるかもしれません。無理にでも学校に行かせた方がいい場合もあると思います。
ただ単にさぼりたいと思っている時とかは行かせます。

でもね「本当につらい」と思っているなら、学校には行かなくていいと私は思うんです。つらいと感じる学校で何を学べるのでしょうか?
授業を聞いている間も、給食を食べている間も、トイレにいる間も、登下校中も考えていることはただ1つ。

「早く家に帰りたい。」

私は、昔いじめにあっていました。時期は幼稚園の頃。
「なんだ、幼稚園の頃か。たいしたことないじゃん。」
そんなふうに思う方いるでしょうね。

当時の私は、幼稚園なんて大嫌いでした。

両親が見に来てくれるからと、はりきって作った工作も壊され、母が作ったお弁当を食べると「きたない!!!」と言われ、両親がプレゼントしてくれたマーカーペンをぐちゃぐちゃに使われ。

バスでは後ろからポカポカ頭を叩かれ続け、帽子のリボンをバスの椅子に結ばれ。スキップしてみてと言われたからして見せると「きもちわるーい」と言われ。

幼稚園児の私にとって、とても苦痛でした。何がきっかけだったのかもわかりません。

そして私の世界は幼稚園と家だけ。頼れるのは先生と両親だけ。

先生にいじめられてると話したところ、本人たちに話をしてくれました。
結果的には何も変わりません。何かをされている時に、先生に視線を送っても無視です。きっと「たいしたことないでしょ」としか思っていなかったのでしょう。

母親にも「幼稚園に行きたくない」と伝えました。

「なんで?」「いじめられてるから行きたくない」

「なんで!?」

この「なんで!?」は心配しているものではありませんでした。

「いいから早く準備しなさい」

このように言われて、私の話しなんて聞いてもくれませんでした。きっと、幼稚園児のいじめなんてたいしたことないと母親も思っていたのでしょう。

もう30年も昔のことなのに、あの頃のことは鮮明に覚えています。いじめに年齢なんて関係ないと私は思うんですよね。

そして、息子も何かあれば学校は行かなくていいと話すつもりです。私と同じような苦痛を味わってほしくない。
私は、息子の味方でいてあげたい。学校に行かなくても、生きていてくれればそれでいいんです。

勉強は、学校に行かなくてもいくらでも方法はあるけれど、いじめを根本からなくす方法は私は簡単に考えることができません。

学校はいじめを認めず、親は子供に無理してでも学校に行けと言う。

子供の居場所はどこにありますか?
小学生は家と学校の往復。中学生は家と学校、そして部活に塾。
高校生はバイト先も加わるかもしれません。

心が悲鳴を上げている時に、心を休ませる場所を1つでいいから作ってあげたい。私は、幼稚園にも家にもそんな場所はなかったです。
だからこそ、息子の居場所は家に作ってあげる。

子供を守れるのは親です。何かあっても、広い心で息子を受け入れようと決めています。

さて、今日は11時半には帰宅する息子。
どんな話をしてくれるのか楽しみです。

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「今日は学校どうだった?」

「大丈夫だよ」

このような返事が返ってきたら、きちんと話を聞いてあげましょうと何かで読みました。

「どうだった?」という問いには「楽しかったよ」「つまらなかったよ」などの返事が返ってくるのがほとんど。

「大丈夫だよ」というのは「今日は1日何もされなくて大丈夫だった」「心配しなくて大丈夫だよ」などという違う意味合いが含まれているそうです。

子供は自然と【help】を親に出しているんだなと覚えておきたいですね。

#コラム #エッセイ #いじめ #大丈夫だよ #新学期  

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