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知る人ぞ知るスポット。本を居心地よく読むために熟考設計されたカフェ。

少し特別な空間で、読書でもしたいなぁって思う休日ありませんか?「知る人ぞ知る」みたいなワクワクな空間での読書。

人で賑わうスポットにも関わらず、このカフェはわかりずらい奥まった場所にあり隠れ家的要素を感じるのがまたいい。

実際お店を見つけるのに少し迷ってしまった。さまよってやっとたどり着けた時は喜びもひとしお。

普通のカフェだと「コーヒー1杯でゆっくり読書をするのは気が引ける」「人の話し声が気になる」みたいな雑念が生まれてしまう。

今日紹介するfuzkueは、読書を愛する人のために最大限の優しさと居心地の良さを提供してくれるお店だ。

会話NG

みなさん読書に集中され、自分の世界に入り込んでいる。そもそも読書を楽しんでいる人の領域に、他人の話し声なんぞものは侵入禁止なわけで。

シーンとした空間の中でも、本をめくる音、ドリンクを作っている音、外の賑わいがほんの微かに聞こえてくる感じ。

それが心地良いノイズとなり、居心地の良さを引き立ててくれた。

読書時間を気兼ねなく堪能できる仕組み

「何をどれだけ頼もうと、何時間いようと、自分は、他の誰とも変わらず同等に完全に歓迎され続ける存在だ」
fuzkue案内書き

料金は、飲み物や食事のオーダーをするごとに席料が小さくなっていく仕組み。

「コーヒー1杯だけだとお店に嫌がられるかな」「もう一杯頼んだ方がいいかな」みたいな店への気使いは無用。

ここではすべてのお客さんが、読書時間を堪能しゆっくり満足いくまで過ごせるのだ。

「飲み物1杯で何時間でもどうぞ!」とここでは謳っているので、忖度することなく気兼ねなく読書を楽しむことができる。

この空間での時間が読書好きなお客さんはもちろん、お店にとっても価値につながる。この場所で読書時間を楽しむことが、お店の存続に貢献できるのだ。

読書をするお客さんのことを、ここまで考えてくれるお店は今まで出会ったこともない。

電子から離れて過ごす究極の読書時間

電子の世界にどっぷり浸かりまくっている日々。
今日だけはスマホを見ない時間を作りたい。
「断食」ならぬ「断電子」

活字とふれあい、本の世界に飛び込む時間を過ごすのはどうだろう?
お店の人へ頼めばスマホを預かってくれる。

小さな気づかいが嬉しい

会話NGで小さいお店となると、トイレの音が聞こえないかちょっと心配だなぁと思っていた。

だが、そこも心配ご無用。
しっかり防音設計されていて、音が漏れる心配はなかった。
さすがだ。

外の空気を吸いたくなったり、体を伸ばしたくなったら外に出てもOK。

「この時間になったら教えて」とスタッフさんにお願いすればアラーム係にもなってくれる。

単独行動ポイント

ひとり充実度★★★★★

ちょっとした休日に読書を楽しみたい時。
下北沢で古着巡りをしたあと、喧騒から離れ静かに休憩したい時。

そんな時こそ、知る人ぞ知るこの空間に身をひそめたくなる。

お店に配置されている本もステキなものばかり。未知の本の世界に飛び込むきっかけをくれるかも。

ひとりだからこそ、本の世界と向き合えて良質な時間を過ごすことができる。

店主独特の親しみある言い回しで書かれた案内書きを、来店前に読むのがオススメ。
みなさんが読書を楽しめるよう色々決まりごとがあるが、優しい配慮にあふれていることがわかる。


下北沢に訪れた際は、ぜひ下記のスポットもオススメしたい。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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