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Q.自分の周りにいて恐怖を与えるけど、実際は何もしてこないものとは何でしょう?

お疲れ様です。ハートナースです♡

それは思考です。


私たちは、周りから言われたことをあたかも本当の自分のこととして捉えることがあります。

友人や両親から優柔不断だねと言われたら、優柔不断なんだと思い

何かを決める時、私は優柔不断だから誰かに決めてもらう方がいい、と人に頼んだことはありませんか。

でも「優柔不断」だと言われた時、もしかしたらゆっくり考えようとしてたかもしれないし、選択するために情報を蓄えている時期だったかもしれない。

優柔不断と言われたことは事実だけど、優柔不断かは事実かはわかりません。

それをあたかも事実であるかのように感じてしまうと、私たちが持っている能力(上記では情報を収集する能力、最善の方法を考え抜く能力)を発揮できずに、自分の価値観に反したネガティブな行動へと導きます。

でも日常には、自分へネガティブな発言をする人はいるし、ネガティブに感じる状況は存在します。

そのような状況で私たちは、「私はダメな人間だ」「誰も私なんて好きじゃない」「母親失格だ」「あの人より自分は劣っている」と思考します。

そんな思考に囚われたら、誰だって混乱するでしょう。

そしてその思考に恐怖し、今から自分を襲ってくるように感じ不安やイライラとなり、私たちを消極的にしたり攻撃的にしたりします。

それは、私たちが海で迷い(頭の中)島(自分の価値などに重きをおく有益な行動)をみつけたとき、

亡霊は島に寄せ付けないように、私たちに囁きます(ネガティブな思考)

それに私たちは恐怖します。

しかし、実際は脅すだけで襲っては来ません。

それに気づくことが大切です。

あいつは、実在しないただの亡霊(思考)だと。

そのためには、思考と事実を切り離して、思考を取り出す必要があります。


その方法を以下で示します。


とてもシンプルなテクニックで、減少させることができます。

それが「脱フュージョン」です。




思考は、物語と言われることがあります。

私たちは思考を疑いのない真実と受け止め、全力で注目しなければならないと思っています。思考へのこうした反応を、心理学の専門用語で「フュージョン」と言います。

例えば、子どもがお化けの話を聞いて、実際にお化けがいると思い、トイレに行けなくなるのはフュージョンしている状態です。


他にも

私たちはレモンについての文章を読み、本当にレモンがあるような反応を示します。

犯罪小説を読んで、本当に誰かが殺されるかのような反応を示します。

「自分は無能だ」という言葉には、本当に無能であるかのような反応を示します。

「私は失敗する」という言葉にも、それが避けられない結末であるかのような反応を示します。

フュージョンの状態では、私たちは以下の行動を取ることがあります。

・思考を今ここで起こった現実のように感じる
・思考を現実であるかのように信じ込む
・思考を真剣に捉え、最大限の注意をむける
・思考を命令考え、自動的にそれに従う
・思考は賢いもの、全知であるとされ、そのアドバイスに従う
・思考は脅迫になり得るーある種の思考は私たちをひどく動揺させ、震え上がらせる。そしてそれを取り除く必要を感じる。



今から、あなたを動揺させる思考を考えて、脱フュージョンしてみましょう。

例えば

「私はダメな人間だ」

10秒間それについて考えてみてください。極力事実であると信じ込んでください。



次に私は〇〇だという考えを持っていると言ってみましょう。

「私はダメな人間だと」という考えを持っている

どのような変化がありますか。


あ、考えているだけかと思いませんか。


次に音楽にのせて言ってみます。例えば、ハッピーバースデーの歌でゆっくり頭の中で唱えましょう。


(実際に、歌いましょう♪**)


以前より思考をシリアスに感じなくなったのではないでしょうか。


心は物語を語るのが大好きです。私たちはネガティブな思考をするように進化してきました。そのため、私たちの心はひっきりなしにネガティブな物語を話し続けます。

「私には絶対に無理」「あの人に告白しても自分なんて相手にしてもらえない」「私は価値がない」

しかし単にそれは物語でしかなく事実ではありません。

実施にゾンビ映画を見て、本当に実際のゾンビが出てくることはあるでしょうか。

実際に出てくるんじゃないかと恐怖することはあるでしょうか。

そのような人はほとんどいないと思います。

わたしたちは、それをただの物語でしかないと知っているからです。



上記でも効果のない人は、思考に物語をつけてみましょう。

例えば以下のように考えます。

「私はダメな人間だ物語」がきたぞ。おっと、お次は「僕は適応能力がない物語」がまた出てきたよ。



あなたの頭を出入りする物語に名前をつけて、実際と切り離してあげましょう。

あー私はまだ結婚できない、素敵な王子様なんていない。私は一生独り身.....

おっと、私は可哀想なシンデレラ物語 がきましたね。



ではまだ続きます。思考を切り離せず、自分の望む価値をいまだに邪魔している場合は、以下を試してみましょう。


もう一度自分を苦しめている思考を考えましょう。

「自分は無価値な人間だ」

あなたにどんな影響を及ぼしますか。


では次に、私はバナナだと考えます。

あなたにどんな影響を及ぼしますか。


ほとんどの人は最初の思考に悩まされ、次の思考ではニヤリとしたと思います。

なぜでしょう。2番目の思考は真面目に受け止めていないからです。


しかし、心はネガティブな物語を語ります。「私はダメな人間だ」「無価値な人間だ」そのような思考は私たちはあたかも事実であるように感じるのです。


そのような物語がどんどん出てくる時は、こう言います

「こころよ、ありがとう」

「ああまた負け犬の物語か、心よ、ありがとう」と真剣に言います。

皮肉を込めるのではなく、温かさとユーモアを持って感謝します。

そんなことを私は思っているのか、教えてくれてありがとう、心っ!!


他にも思考をキャラクター化することや、キャラクタなどの声で自分の思考を唱えることも脱フュージョンの方法としてあります。

あなたのやりやすい方法で試してみましょう。


ちなみに私は心よありがとうや、〜だという考えを持っているをよく使います。

上記の方法で私はストレスや不安でイライラしていたことが、状況が変化していないにも関わらず、減少しました。

しかし、ここで注意して欲しいことがあります。

それはわたしは思考と事実は違うことをお話しましたが、思考を事実か議論するかは重要ではないです。

思考が事実かを知ることはすぐにできるかもしれないし、長い間頑張ってもわからないかもしれないからです。

その思考は私たちの価値観に沿って有益に働くか知ることが重要です。

有益に働く場合は、思考に注目してもいいです。

しかし、無益な思考に注目し、大切な時間を無駄にすることは、とてももったいないことです。

そのためには、無益な思考と実際を切り離し、自分の価値にあった行動を起こすことに努めます。


脱フュージョンの考えは、不快な思考を取り除くことではなく、そのあるがままの姿に気づき、格闘することをやめることです。

脱フュージョンすると気持ち良くなることがありますが、それは副産物で目的とするものではありません。

私の場合は、仕事で多くのことおを任せられ、周りから大変だねと言われ、自分は大変なんだと思い込んでいました。

そのため、なんで自分ばかり大変なんだと思い、イライラしていました。

しかしこの脱フュージョンを行ってから、私は自分が大変だという思考を持っていると唱えると

イライラしていた自分が、大変なのは思考か、実際はどうかなと考えたのです

本当に大変なのか???

整理してみると意外と大変ではなく、与えられたことで自分は成長することに気付きます。

もちろん「自分はダメな人間だ」のような自分を侮辱するだけの、目標や価値に有益にはならず、事実がどうか分からないことを考えることは、時間を無駄にし無益です。

しかし、脱フュージョンし、有益や無益か考え、有益な場合考え抜くことで、上記のような気付きやポジティブな行動を引き起こすことにつながることがあります。

もしあなたが、不安やイライラで押しつぶされそうなら、ぜひこの方法で自分を苦しめている思考を脱フュージョンしてみてあげてください。

あなたにとって、毎日が健康で幸せでありますように☆ミ

おすすめの本(参考書)

以下の本を参考にしています。とても勉強になる素敵な本です。皆さんも辛い気持ちがある時は読んでみてくださいね。

ラス・ハリス 幸福になりたいなら、幸福になろうとしてはいけない










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