サイボウズに入社してみて半年が経ったので色々と振り返ってみた② ~入社してから感じたこと編~
哈儸大家好!あっきーです。
以前、「2022年7月に買ったものの、ずっと文鎮状態だったApple Watch」を紹介しましたが、1月にiPhoneが調達できたので、やっと文鎮解除されました!めでたい!!
健康系で色々情報取れるの、本当にいいですねー
さて、そんなApple Watchを買ったのも半年近く前ですが、今回も引き続きサイボウズに入社してからの半年間を振り返っていきたいと思います。
今回は「入社してから感じたこと」編です。
前回の「入社してやったこと」編はこちら
目次
入社してから感じたこと
ある意味イメージ通りだった部分
・"普通"にグローバル
・健康や投資など、情報共有が盛ん
・情報透明をとことん追い求めている
・すごい量の制度(福利厚生)がある
・遊び心がいっぱい
・リモートでのオンボーディングがすごく手厚い
・「横から失礼します」文化
・社内イベントが多過ぎる
・自由度が高い
ギャップがあった部分
・意外と「大企業」的な面がある
・「情報の洪水」と戦っている
・予定が結構埋まる
・支えてくれる人たちのありがたみ
さいごに
入社してから感じたこと
サイボウズの「空気感」や「文化的な部分」については、下記の投稿も参照下さい。より掴みやすくなるかもです。
ある意味イメージ通りだった部分
まず、入社前からある程度イメージがあり、「やっぱすごいな」と思いつつ驚きは少なかった部分について列挙していきます。順番は書き溜めた順なので、特に意味ありません。
"普通"にグローバル
「海外事業をやっている」とか、「多国籍な社員が所属している」とかだったら、今までの会社でも経験はあるのですが、それに加えて「異文化交流が盛ん」でもあり、留学や前職などで何かしら海外での経験のある方が多いと感じました。
私は国際結婚をしている身ではありますが、同じような方は他にも普通にいらっしゃいましたし、これまでのところではめっちゃ聞かれていたような、「外国人と結婚してどう?」みたいなのはあまりありませんでした(別に嫌というわけではないですが)。どちらかというと「台湾人との結婚の場合はどう?」みたいな感じが多い気がします。サイボウズとしては、「現状、会社のグローバル化は道半ば」みたいな感じらしいのですが、それでも十分すごいと思いました。
また、それに関連し、会社としてさまざまな背景のある社員へ意識を向けるという感覚が強いように感じます。
このあたりは企業理念の「文化(Culture)」の中にある、「多様な個性を尊重」に通ずるところがあるかもです。(下記↓参照)
健康や投資など、情報共有が盛ん
日々の業務は自社製品のkintoneで行っていますが、さまざまなkintoneスペースやアプリ・スレッドが社内に存在します。業務利用ツールなので、通常であれば仕事関連の情報共有で終わりがちですが、サイボウズの場合、それだけではなく、様々な情報も共有されています。
例えば、日々のコンディション(気持ちや体調、モチベーションなど)を記録しておき、振り返れるようにするアプリ(下記画像)や、皆さんの投資や財テクなどを共有しているスペースなんかがあります。昨年のW杯中は実況スレも立っていました笑
健康系だと、毎週ヨガタイムというものもあり、リモート中の社員のコンディションなどにも気を配る活動のスペースもあります。
いずれも参加は任意ですが、このような交流・情報共有はサイボウズの文化だと感じています。
情報透明をとことん追い求めている
上記に関連して、社内では本当にたくさんの情報が公開されています(インサイダーや個人情報以外)。
例えば、人事で今後の制度を検討するような議論も、探そうと思えば普通に見つかります。なので、今後どういった制度が導入されそうかということも社内で話題になったりします。
他にも、有志で自身の給料を公開するアプリ(業務内容と、入社何年目で年収x万円という情報が掲載されている)もありました。これは、サイボウズの給与と評価制度において、まず「自身から希望を出す」ということに由来しており、他の方の業務や評価を参考にするためという目的があるようです。(下記参照)
すごい量の制度(福利厚生)がある
サイボウズは「100人100通りの働き方」をうたっていることもあり、様々な社内制度があります(下記ページ参照)。
よく話題になるところだと、「大人の体験入部」というものがあります。例えば、「○○部門の仕事にちょっと興味があるなぁ」みたいなときに、お試しでそこの業務に触れてみたいということって結構あるかなと思うのですが、サイボウズの場合、この制度で最長3ヶ月までお試しで体験できるようになっています。これを機に正式に異動申請を出すこともできますし、単純に他の業務を知りたいという目的でも利用できます。サイボウズでは強制的な人事異動はないのですが、転職をしなくても社内で様々なキャリアに自主的にチャレンジできるという点で、かなり画期的だなぁと思いました。私ももう少し今のメイン業務に慣れたら、活用してみようか考えています。
また、お休み系の話だと、そもそもの有給日数や休暇制度の種類も多いので、毎年多くの方が有給の繰り越し消滅に悩んだりしています(ちゃんと休んでるんですけどね笑)。私の場合は心配性なので、何かの時のためにと有給を貯めてしまいがちなのですが、少なくて困るよりは何事もなく余って消えるくらいの方が、安心感が違うなと思っています。
他にも細かい補助系だと、出張時に買うお土産代や往訪時のカフェ代の補助なんて変わり種もありました。本当に制度が多種多様で素敵だと思います。
遊び心がいっぱい
毎年行われる「Cybozu Days」のようなイベントや、オフィスの内装が一番いい例です。他にも、入社時の書類や箱・内容物などにもちょっとした遊び心があり、入社する前からワクワクさせてもらったのがとても印象的です。日々の「業務」ではあるのですが、どこか遊び心のあると感じる場面が多くあり、個人的にサイボウズで一番素敵な文化だなぁと感じています。
リモートでのオンボーディングがすごく手厚い
以前も少し書きましたが、入社時と言えば、オンボーディングがとても手厚いです。しかも、初日からリモートだったのですが、PC・社用携帯のセットアップがしっかり資料として準備されており、手順に従って進めればいいだけでした。また、もしトラブルがあっても情シスの方がすぐに対応できるような体制になっており、安心感がすごかったです。このように、「初めの方はとりあえず出社」とならないところが、さすがだなと感じました(※もちろん出社でのオンボーディングも選べます)。
その後も、半年間で様々なオンボーディングプログラムがありましたが、どれも濃密で、非常にいい内容だったなと思います。この辺りは下記の2つを参照いただけるとよりわかりやすいかもしれません。
「横から失礼します」文化
オンボーディングだけでなく、社内で困ったときの周りのサポートの手厚さもすごいです。例えば、上記の「社内制度」とかでわからないことがあって、ふと分報につぶやいたりすると、全然違うチームの方から回答が飛んできたりします。逆に自分も、誰かが困っている場面や、業務で「おや?」と思った場面に遭遇したら、「横から失礼します」とコメントを入れたりします。
少々おせっかいすぎるくらいかもしれませんが、こういった自主的な助け合い文化はとても素敵だなと思います。
社内イベントが多過ぎる
年間の全社イベントから、勉強会や社内交流系、社内講演会、サークル活動など、日々たくさんのイベントが大小さまざま開催されています。
こうなってくると、興味あるものがたくさん出てきてしまいますが、イベント同士や会議などと結構被ってしまうこともあります。ですが、多くのイベントでは録画されていることが多く、後から気になるものは視聴することもでき、このあたり結構助かっています。
スケジュールについては後でも少し述べます。
自由度が高い
何の自由度か問われると難しいのですが、業務の進め方やキャリア・異動の選択肢、働き方などのイメージです。どれも、自身で「選択」することが必要になり、そのために周りに「共感」してもらえるように働きかけたり、自ら行動する必要があるなと感じる場面が多いです。人によっては、しんどいと感じる人がいるかもしれませんが、個人的にはここがとても魅力的で入社しました。
また、自由度が高いと、つい「ぬるま湯」に浸かりっぱなしになってしまう場合があるかもしれませんが、そこは「自立」と「公明正大」が求められており、それが満たない場合はしっかり評価として返ってきそうだと感じています(観点は違いますが、下記ブログも参考になるかもです)。
このあたり、もう少し深堀りした内容をいつか書きたいなと思っています。
ギャップがあった部分
一方で、入社前のイメージと、少しギャップがあった部分について列挙していきます。
意外と「大企業」的な面がある
1000人規模の会社に成長してきたというのもありますが、「ベンチャー」というより意外と「大企業的」だと感じる場面があります。
例えば、「スピード感かつ自由度高く何でもやってみる」というより、「事前の議論と周りの共感を重視して業務を進める」場面が結構あります。これも、それぞれの部門や事業が大きくなり、「〇〇は、どこ or 誰とやればいいんだっけ?」となることに起因するのかもしれません(下記記事参考)。
また、前述の通りで「遊び心はある」けど、「イケイケベンチャー的なノリ」ではなく、あくまで「真面目に楽しむ」感じでもあったりします。昔のイケイケだった頃の話(※例)も聞いたりはしますが、今は結構落ち着いたのかもしれません笑
「情報の洪水」と戦っている
サイボウズ入社前は、私もドキュメントやフォルダ管理に悩むことがとても多かったです。自分は覚えられるけど、他の人にどうやってわかりやすく置くか、整理はどうするか、そもそもどこまでの情報を残すか、などなど。たくさん悩んできた経験があります。
なので、入社前、サイボウズは「情報透明」を売りにしているから、きっとそのあたりも最適解をすでに持っているかも、と期待していた部分がありました。
ですが、いざサイボウズに入ってみると、今度は「情報の洪水」というものの存在を知ることになりました。前述の「情報共有」「制度の多さ」に関連するのですが、「情報の洪水」とは、「透明な情報が多いこと」のトレードオフとしてどうしても生じてしまうもので、必要な情報が見つけづらくなることを指します。これはサイボウズの中でも課題の1つとなっています。
しかしながら、社内にはその課題を解決するための専門の「情報共有支援チーム」があり、単純な透明化だけでなく「ガイドライン化」や「情報をまとめるコンテンツ」、「情報を探す手助け」など、様々な取り組みを行っています(下記記事参考)。「情報の透明化」の理想を追求すると、どうしても「情報の洪水」を引き起こしがちなのですが、そこもいい感じに解消していくのがサイボウズらしい動きだなぁと感じています。
私個人で言えば、情報を探すのはあまり苦ではなく、どちらかというと「情報が多くても探せればいい」くらいに考えている側の人間なので、いつかこのあたりの「最適解」が見つかればいいなと思っています。
予定が結構埋まる
サイボウズ入社前は、「サイボウズはリモート慣れしてるから、チャットなどの非同期コミュニケーションが多く、会議は少ないんだろうな」みたいなイメージがあったのですが、意外とそうでもなく、それなりに会議数があると感じます。
ただ、業務を圧迫するほどではないのと、「無駄な会議」と感じるものは少なく、むしろ事前のアジェンダや議論の進め方などがとても洗練されていて、勉強になると感じる場面が多いです。ここも、「同期」「非同期」コミュニケーションの使い分けの上手さだなと、逆に気付かされました。
とはいえ、自身のスケジュール管理面という意味では、前述の社内イベントもたくさんあるので、自身でコントロールする必要があると思います。
支えてくれる人たちのありがたみ
最後に、これは厳密には「ギャップ」があったというわけではなく、単純に「気づき」があったような内容です。
これまでお話してきたように、「100人100通りの働き方」や「充実したリモート環境」があるサイボウズですが、やっぱりそれを運用するのは大変なんだということに気づかされました。
例えば、「多種多用な人事制度」だったら「それを検討・運用管理する人事の方々」、「充実したリモート環境」だったら「それを支えてくれている情シスの方々」が挙げられます。前述の「情報共有支援チーム」などもそうですが、普通の会社だとなかなか見られないくらい、組織を機能させるための様々なチーム体制が充実している気がします。ここは、サイボウズに来て、特にありがたい・感謝したいと思いました。
さいごに
いかがだったでしょうか?
長くなりましたが、2回に分けて、入社してから半年をざーっと振り返ってみました。
こうやって振り返ってみると、超いまさらですが、「今年も頑張ろう!」って思えてきます。
もう現在となっては、私もだいぶサイボウズ色に染まってきていますが、比較的記憶がフレッシュなうちに書き溜めてきたものが多いので、サイボウズやWebチームに興味ある方は、是非参考にしてみていただけたらと思います。
それではまた!
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