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ウェブ制作にかかわる時の、みぞとミソ

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サイボウズのWebチームが「Web制作にかかわる人」に向けた情報を発信していきます。
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サイボウズWebチーム、noteはじめます

はじめまして。サイボウズのWebチームです。 このたび、チームで「Web制作にかかわる人」に向けた発信をはじめることになり、今日はその経緯を書いてみようと思います。 「三方良し」となるWeb制作を目指すチーム サイボウズには、50以上ものWebサイトが存在します。 企業ホームページ、kintoneやGaroon、サイボウズ Office、メールワイズなどの各製品サイト、採用サイト、そしてオウンドメディア・サイボウズ式など……。 なぜこんなにサイトが存在するかというと、

初心者がやりがち?GA4のNGな使い方4選

Googleアナリティクス4 勉強中のゆうこやです。 最近、先輩方に教えていただきつつ、いくつかのサイト分析をしてみました。そんな中で今までの自分のGA4の使い方が、かなり間違っていたことに気づきました。自戒を込めて、初心者がやりがちなGA4のNGな使い方をまとめておこうと思います。 NG1:いきなりデータ探索を作ってしまう「GA4 PV 見方」などでGoogle検索すると、データ探索でのやり方を紹介する記事がなぜか多く、私も最初はいきなりデータ探索を作ってしまっていまし

Webサイト運用という沼にはまった話#(社内)転職体験記

「社内転職」という言葉はないかもしれないけど、部署が変わる=ほぼほぼ転職と同じように仕事の仕方もスタイルも変わると思うので、以前noteが募集していた「#転職体験記」というお題に、今さらながら乗じて経験を書いてみようと思いました。 2015年に育児休暇に入る時、私はサイボウズで広報を担当していました。 妊娠が判明する前から頼りになる後輩も入っていましたし、取材や製品発表に合わせたプレスリリースやイベントをセットするなど、自身の都合で仕事の時間が調整しづらい部門に戻れる自信も

会社員ってつまらない?ー会社員こそ「自分が知らない自分」に出会えます

私は、新卒で会社員になり、その後Web業界にうつったときしばらくフリーランスで働いていました。その後、また企業勤めに戻ってかれこれ20年…。 フリーランスも経験した自分だからこそ言える「会社員って面白いよ」と思うことを紹介します。 会社員のいいところ①「自分が気づいてなかった仕事の面白さ」に気付けるフリーランスは、ある程度自分で仕事を選ぶことができます。一方、会社員は、自分が望む仕事ばかりをするわけではありませんし、時に希望しない部署への異動もあります。 そうすると、関心あ

継続は力なり、さらなる継続は・・・アドベントカレンダー参加に意味はあったのか?

サイボウズWebチームのnote上でアドベントカレンダーを2023年の年末に実施しました。 ちょっと時間が空いてしまいましたが、振り返りを。(もう3月…!) なぜアドベントカレンダーに参加したのか以下のエントリー記事でも書きましたが、情報発信をチームでやろうと言い合ったものの、更新が少なく、中々「書いて公開する」まで到達できず、時間が過ぎてしまいました。 そんな状況下、無理にでも書くきっかけがあれば…と考えて、チームメンバーみんなでチャレンジしたのが年末のアドベントカレ

やっていることは同じでも、役割が同じとは限らない

いつの間にか本厄が終わっていました。サイボウズでは定年がないですが、一般的な定年の65歳までを考えると、実はまだ折り返し地点でもないみたいです。まだまだ精進が必要だと思う今日この頃ですが、これまでの職歴について振り返ってみようと思います。 職歴は、新卒で広告代理店のデザイナーから始まり、フリーランスのデザイナー、Web制作会社のディレクター、現職のサイボウズと複業という流れです。 やっている事自体は一貫しているつもりですが、振り返ってみるとそれぞれの環境で役割は異なること

サイボウズに入社して8年、製品プロモからWebチームへ異動した話

こんにちは、ゆうこやです。 2015年にサイボウズに入社して8年、ずっとマーケティング本部で製品プロモーションを担当していました。広告やセミナー、事例取材、Webサイトやカタログの制作、メルマガ、SNSなど幅広く手がけるお仕事でした。 だんだんと社歴も長くなり、数名のチームのリーダーなんかも任せられるようになってましたが、このたび1月に同じ本部のWebチームに、いち担当者として異動しました。異動して約1ヶ月、せっかくなので異動の経緯や今の心境を書いてみます。 Webチー

「12万円あげるから、学びに使ってください」と会社に言われたら?

■サイボウズで新しく始まった「Self-learning Program」 今年(2024年)からサイボウズでは新たに、「Self-learning Program」という制度が始まりました。 今までも様々な名目で費用的な支援はありましたが、書籍だったり語学だったり動画学習だったり、増えていった手段に対して都度制度化していったために、使う側もどの制度に該当するのか調べたり、申請される側(部長とか人事)も手続きがあっちこっちからきてややこしくなっておりました。 そこで今年か

AWS re:Invent 2023で私が気になったことまとめ ~設計・アーキテクチャ編~【AWSシリーズ】

哈儸大家好!あっきーです。 新年快樂! 前々回の「コスト編」・前回の「生成AI編」に引き続き、「AWS re:Invent 2023」の話題です。 今回は設計・アーキテクチャ編で、最後のまとめになります。 アップデートのうち、設計やアーキテクチャに関わりそうなもので、私がサイボウズのWebチームとして気になったことを、ピックアップしてみました。 例のごとく、完全に個人メモのようなものですが、ご興味のある方はぜひ読んでいただければ幸いです。 設計・アーキテクチャ関連今

AWS re:Invent 2023で私が気になったことまとめ ~生成AI編~【AWSシリーズ】

哈儸大家好!あっきーです。 前回に引き続き、「AWS re:Invent 2023」の話題です。 今回は生成AI編です。 こちらについて、私がサイボウズのWebチームとして気になったことを、簡単にピックアップしてみました。 例のごとく、完全に個人メモのようなものですが、ご興味のある方はぜひ読んでいただければ幸いです。 各種生成AI系アップデート今年に関しては、「これに尽きる」といっても過言ではないくらい、生成AIがいろんなことを一変させたなぁと思っていますが、AWSで

AWS re:Invent 2023で私が気になったことまとめ ~コスト編~【AWSシリーズ】

哈儸大家好!あっきーです。 お久しぶりです。 10月に約半年の育休から復帰して、現在7か月の娘の育児と仕事とに奮闘中の日々です。 育休中からギリギリの生活だったので、復職した今もぶっちゃけまだ全然生活が回ってません。。。 そんなわけでヘロヘロな日々ではありますが、今年も年1のAWS公式ビックイベントである「AWS re:Invent 2023」が、先日ラスベガスで開催されました。 こちらについて、私がサイボウズのWebチームとして気になったことを、簡単にピックアップし

見直しが、新たな発見を生む

前回の記事でアドベントカレンダーを完走したと思っていましたが、勘違いでした。そんな勘違いが多くなってきた年頃なのか、「見直すこと」の大切さを日々実感しています。 自社の理解促進のためのWebコンテンツを企画しているのですが、自社への理解促進なので、当然ながら自分自身の自社への解像度を高める必要があります。 そのため、入社前にも、入社後にも何度も読んでいるはずの「チームのことだけ、考えた。」を改めて読み直してみたところ、なんとなく理解していたと思っていた部分に対して、新たな

90年代風のWebデザインに"もだえる"のには科学的根拠があった

リバイバル、流行ってますよね。 90年代、2000年代初頭(Y2K)のものがリバイバルして、Webサイトのデザインでも当時をイメージしたポップでカラフルな色づかいや、手書き風の文字、幾何学的な模様を使ったデザインが「トレンド」として紹介されています。 そんな90年代デザインは「懐かしくもおしゃれ」って評されているけど‥‥ 当時若者だった私からすると、もう「なつかしさ」と「恥ずかしさ」しか感じないんですよ! 実家で昔のノートやレターセットを見つけた時の気持ちにしかならないん

40代は、思いて学ばざれば則ち殆し(あやうし)

子供のくもんの国語教材に孔子の言葉が紹介されていて、まさしくそうだなと思ったので、メモ。 くもんの訳はこうでした。 40前で転職して、バックグラウンドや文化が異なるところに飛び込むと、今までの伝え方や考え方だけではだめで、自分の全部をアップデートしなくてはと思うことが増えました。 自分が今まで経験してきたことを体系的に表現することができるのだろうか?とか、もっと汎用的な考え方にしようとするとどういうことだろう?ということもよく考えているのですが、それを言語化しようとする