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クリスマスコンサートに行ってきました。バラの輝き(21)

 日曜日には、クリスマスコンサートに行ってきました。
 今回は、短歌の会「バラの輝き」のメンバーも、そのコンサートに参加して、その後、喫茶店に移って短歌の会を行いました。
 おしゃべりが過ぎて、短歌はその後、送ってもらったので、少し遅れた短歌発表になりました。


クリスマスコンサート後の短歌です。

① クリスマス年に一度の発表会この日ばかりは恵比須顔
② 喜びが溢れ輝く歌声に時を忘れて歳も忘れる
                       天祐

① 夜中には咳で起こされ夢うつつ孫の笑顔で再び生きる
                       マリン

① クリスマスコンサートで口ずさむイエスもなごむ天使の歌声
② 楽しいなクリスマスソング口ずさむ心もそぞろ暖冬の午後
③ 久しぶりのおしゃべり会あれもこれも同時に喋るああ嬉しいな
                       ノア

① 日頃から練習重ね発表はクリスマスコンサートと銘打って
② コンサート観客はほぼ顔見知り楽しき交流終わりし後は
                       原由希子

① 子供らの歳末募金求む声横目で見つつ駅へと急ぐ
② メサイアの大合唱が響く中想い馳せしは古都のウイーン
                       澪

① ハレルヤの合唱の声クリスマス今年の悲しみ清めるように
② 一年の練習成果の歌声はポインセチアの舞台に満ちる 
                                                                                  章予
                     

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ここからは、コンサート以外の短歌です。

① 小春日に思わず咲いたたんぽぽを幼子のごと嬉々として摘む
                         冨美子(在米)

① のしかかる枝垂れ桜の葉が落ちて軽くなりにつ我が心なり
② 口惜しい口惜しきかな世の動き出口の見えぬことばかり起き
                          初江(在米)

① 湖に映し富士山ゆらゆらとゆっくり走る遊覧船
② 富士の山すっぽり雪に覆われて間近で見ゆるは手の届くごと
③ 富士の裾野忍野八海限りなく湧き水清く鯉の泳ぎて
④ 山梨の名物ほうとう列をなし待ちて食べる客の多し
⑤ ほうとうを食べたしと並ぶ客多し待ち時間は一時間という
⑥ 秋の日に泊まりはペンションペット連れ初めて出会う可愛い子豚
                         原由希子

① 海仰ぎ陽に輝きて興亜願う観音様の祈り果てなく
② 喜寿に入りまだ未熟の我恥じぬ学ぶこと知るべきこと余りに多し
③ 紅葉山奥河原の枯れ葉踏み文人歌人の足跡を踏む
④ 木枯らしの枝を揺さぶり落葉舞う我が髪もまた狂い舞うかな
⑤ 師走入り我の撫子花開く卯月に芽を出し今花咲かん
                         澪


① ドラセラは根が出るまでは水の中忘れたかしら土の居心地
② コスモスの種を摘まめば風が舞う師走の窓辺に冬の近づく
③ 年末の翔んでる映画は憂さ晴らし延々続く田畑愛し
④ 洗濯機何度も回す大掃除良き年来てねと願いを込めて
⑤ 数日後遠く旅立つ孫の顔大人びるのね次会う時は
                       章予



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