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足元には気をつけよう!

パンテミックが落ち着き,今年は久々の海外旅行に行かれた方が多かったのではないでしょうか?

かくいう私も,ご多分に漏れず,ようやく3年半ぶりに海外に遊びに行くことができました。

休みがあまり取れないのとマイレージで行けるところ,という2点を勘案し,韓国にしました。

円安の影響?

今まで,韓国は物の値段が「安い」というイメージがありました。
円とウォンのレートで見ても,多少のフレ幅があるものの,大体1円が10ウォンくらいというのが続いています。

ソウルの地下鉄駅にもありました「ダイソー」

事前にネットでホテルを予約しようとサイトを開きました。
私は,ジムがあるホテルが好きなので,そこにフォーカスして検索しました。
すると,日本にもある外資系のホテルの宿代が,ソウル駅周辺でほぼ同じかちょっと高め,郊外のエリアでちょっと安め、であまり変わらないようでした。

これも円安の影響かな? と勝手に憶測しながら、日本を旅立ちました。

無事,仁川空港に到着し,そのまま高速バスに乗って水原に移動しました。
世界遺産にもなっている「水原華城」があるところです。

ホテルに着き,部屋でノンビリしてから,夕食に出かけました。
店を覗いてメニューを見るとびっくり! 食事が高いのです!!

「あれっ,韓国ってこんなに高かったけ?」と思わず首を傾げました。
日本の夕食代の方がよっぽど安い,という感じです。

最近は,東南アジアの人たちが海外に働きに行く場合,日本ではなく韓国を選ぶということがニュースになっていました。
その「証し」の1つが,物価ということなのでしょうか?

ソウルの「ブルーボトルコーヒー」も高かった

足元に気をつけていないと,どんどん海外との差が開いていく…。


「足元に○○が…」

海外旅行の醍醐味の1つに、「国境」というのがあります。
日本はすべて海に囲まれているので、ここを超えると隣の国、という実感がありません。

それで、もし旅程として行けるなら、できるだけ行くようにしています。

ソウルは、韓国と北朝鮮との国境の近いところまで電車で行けます。
今回は臨津閣平和ヌリ公園に行ってみました。

最寄り駅の「臨津江」駅

ここには、2020年9月に民統線(軍事境界線のこと、国境とは異なる)を通過するゴンドラができたということで、それを乗ることにしました。

ゴンドラから、昔の兵士の詰め所のようなものも見え、いささか緊張感も高まってきます。

停戦状態は続いています

民統線区域内に入ると、昔のアメリカ軍キャンプ地の跡、板門店にある「徒歩の橋」(南北首脳が並んで歩いたところ)を模したところなどがありました。

そんな散策の最中、こんな看板を見つけました。

MINE = 地雷

韓国語で「チロエ」、つまり地雷です。
もちろん、看板だけですが、今でも軍事境界線のどこかで、同じものが実際に使われているのかもしれません。


今の日本に、このようなものが普通には存在しないというのはありがたいことです。

とはいえ、人生というフィールドには、危険を周知させ、そちらのエリアに行かないよう気付かせてくれるものがたくさんあります。

警告のサインを,何も考えずに鵜呑みにするのもどうかと思いますが、それでも危険を予測するよう自分を促してくれるものに対しては、きちんとその意味を考え、賢く行動していきたいと思います。

そうでないと、「地雷」を踏む、つまり取り返しのつかない害を被ることになりかねません。

人生の歩き方について、考えさせられる標識でした。