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「手と首」(詩)

光と影が入れかわる
後悔が 手の形にかたまる
私の首の長さに合わせて
まるで いつかへ 祈るように
冷たい 指と指の隙間を 埋めるように
色の無い手を 組み合わせる
私の首が 見えなくなるよう
ひたりと 合わせると
さあ 御覧
これが せめてもの さらし首

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