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「嵐の足首」(詩)

わたしの凪が通り過ぎ
嵐の足首が見える

少し遠い
まだ あと少し

それでもたしかにやってくる 嵐の
やわらかで たのしげな 足首の頑健さ
ふりまわされ 叩きつけられると 知っていても
その真実に手は伸びる

一瞬より先に
数多を抱いたつよさ
するどく唐突な
あらゆる勢いが来る

わたしはそれにひとつにされたい

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