後味がいい 夏の休日
4連休の最終日もまた温泉へ。きょう訪れたのは市内から車で30分ほど、日本海に面した「岩城温泉 港の湯」。ぱっと見、道の駅に隣接したスーパー銭湯的な印象を受けるが、個人的には秋田県内でもかなり上位にランクインするお湯だと思う。
何よりも、まず露天風呂からの眺めが最高! 窓枠はあるものの、窓そのものはないため、景色がバンと目の前に飛び込んでくる。白い浜辺が見えて、その先に波しぶき。この季節、海で遊ぶ人々の姿も見える。「もしかしたら、自分にもこんな青春があったのかな・・」砂浜を歩く若い男女のシルエットを目にすると、そんな感傷さえ浮かんでくる。そっと頰を撫でていく潮風は、今日も優しい・・。(換気もバッチリだ)
眺めだけじゃない! 実はお湯そのものも、かなりのもの。全国でも珍しい「含ヨウ素泉」という泉質でもあり、薬のような、独特の匂いがする。少し茶色がかったような色。もちろん海沿いなのでナトリウム成分や塩分もたっぷりと含まれていて、冷え性や皮膚にいいそうだ。いつだったか、すごく寒い冬のある日、ここの温泉に入ると、とてつもなく体が温まった。身体的な効き目という意味でも、かなり優れているのではないかと思う。
さて、温泉を上がったあとは、秋田市内にある喫茶店「ゼロハチコーヒー」へ。多分ここは秋田でいちばんおしゃれかつ、美味しいお店だと思う。オーナーがブレンドした「夏のシエスタ」をいただきつつ、おやつにチーズケーキを・・。持参したiPadで新聞を読みつつ。
淡い夏の休日、一瞬で終わるうたた寝が心地よいように、後味爽やかなコーヒーのように。「リフレッシュ」とか「フルチャージ」なんて言葉じゃない。そう、後味がいい。そんな午後 in 秋田、でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?