コメディ140字小説まとめ①
【No.026 魔法少女】
通りすがりの男から「魔法少女になってほしい」と頼まれた。あまりの馬鹿馬鹿しさに、二つ返事で「はい」と答える。するとどうだろう。本当に魔法が使えるようになってしまった。男が去る間際、私は最後に一つだけ質問をする。「三十を過ぎた私でも、魔法『少女』でいいんですか?」
【No.038 我輩は】
吾輩は猫である。名前はまだ無い。どこで生れたかとんと見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めて人間というものを見た。しかもあとで聞くとそれは書生という人間「ミケー。ごはんよー」我輩の名前はミケでした!
【No.057 文字戦争】
ひらがな軍とカタカナ軍が喧嘩をしていました。ひらがな軍は「『め』と『ぬ』の方がややこしい」と言い、カタカナ軍は「『シ』と『ツ』の方がややこしい」と張り合いました。そこに登場した漢字軍。「いいや。『猫』と『描』の方がややこしい」と対抗します。今日の勝負、引き分け
【No.068 謎の空間】
目を覚ますと、狭い空間に閉じ込められていた。私の周囲には犬や猫などの動物が窮屈そうに詰められている。透明な壁の向こうには巨大な人間。上空からは機械の手が迫って私を掴む。穴に落とされて意識を失う瞬間、私は巨人の声を聞いた。「やった! ひよこのぬいぐるみが取れた!」
【No.071 ヒヨコノクニ】
「今日の天気は晴れのちひよこです」と天気予報が告げる。ふと、頭の上にひよこが落ちてぶつかった。「ぴよ!」とひよこが元気良く鳴くと、嵐のようにひよこ達が降り注ぐ。街は一瞬にして黄色く染まり、足の踏み場がなくなった。ぴよぴよぴよぴよ。まるで、ヒヨコノクニだなと思った
【No.076 鳴き声クイズ】
「『メ〜』これが羊の鳴き声です」「はい」「『メェ〜』これがヤギの鳴き声です」「はい」「わかりましたか?」「なんとなく」「では、次は上級問題です。『ンメェ〜』これはなんの声でしょうか?」「……ヤギ、ですか?」「いいえ。これは美味しい物を食べたおばあちゃんの声です」
【No.085 ひよこのくに】
ヒヨコは産まれてから最初に見たものを親だと思い、後ろをトコトコと付いていきます。やがて二匹のヒヨコが産まれ、同時に相手の姿を見ました。するとお互いの背中を必死に追いかけて、その場でぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐ
【No.099 ネコライブ】
楽器店に行くと、猫ギターなるものが売られていた。なんでも、弦が猫のヒゲで作られているのだそうだ。試しに弾いてみると、にゃにゃーん! と音色が響いた。野外ライブにオススメだと言うので理由を聞くと、この音色を聴くと猫が寄ってくるらしい。なるほど、可愛いお客さん達だ
【No.103 亀の恩返し】
昔、亀を助けたことがある。十年ほど経った今日、女性が「助けていただいた亀です」とやってきた。「絶対に襖を開けないでください」と部屋に消えていく。ガタガタとする音が気になり、思わず襖を開けてしまう。すると、女性が裏返しになって動けずにいた。「あの、助けてください」
【No.143 不良和音】
その不良は指の骨を鳴らすと、不思議なことに音階を生み出します。パキ、ポキと鳴らすと、今日は気分が良いのか、ラシ、シドと高音が鳴ります。調子が良いときにはカエルの合唱を鳴らします。敵の不良もそのメロディーを聞くと戦意喪失します。街は今日も、不良のおかげで平和でした
【No.262 苦労自販機】
不思議な自販機を見つけた。そこには「苦労」と書かれており、見本には透明な缶が置かれている。「苦労は買ってでもしろ」と言うので、120円払うと飲み物が落ちてきた。取り出そうとすると中で引っかかる。四苦八苦の末、数分後にやっと取り出せた。え、苦労ってこういうこと?
【No.285 コアラとユーカリの木】
ユーカリの木を植えた次の日、天井を突き破って高くまで伸びていた「空の上にはすごくおいしいユーカリがあるらしいぞ」噂を聞いたコアラ達は、動物園を次々と抜け出して登っていきます。先に行かせるものかと出遅れたコアラ達が、根元をガシガシすると倒れてしまいました。めでたしめでたし
【No.288 ですのート】
人を殺せるという噂がある黒いノートを手に入れた。奴の苦しむ姿をこの目で見てやろうと、目の前でノートに名前を書き込む。「や、やめるんですの!」「こんなときにふざけてる場合か?」「まだ死にたくないですの!」奴の語尾を不思議に思い、表紙を確認すると『ですのート』と書かれていた
【No.347 くろとしろ】
世界中の白と黒が入れ替わってしまった。パンダやシマウマ、ダルメシアンの柄は白と黒が反転して、オセロの駒と囲碁の石、サッカーボールも白と黒が逆転してしまう。世界中の白と黒が入れ替わる。この未曾有の現象に数日は慌てふためいたけど、世界が混乱に陥ることは、まぁ、特になかった
【No.350 令和版桃太郎】
おじいさんはクラブへバイブスを上げに、おばあさんがナイトプールでタピオカを飲んでいると、大きな桃がパシャパシャ。中からは男の子が「ぴえん、ぴえん」と飛び出します。お腰につけたチーズハッドグでハムスター、カワウソ、フクロウを仲間にして、激おこぷんぷん丸を退治しに行きました
【No.389 ダイニングメッセージ】
台所で息子が倒れていた。床にはメモ書きが置かれている。ダイイングメッセージだ。メモには「ニンジン、たまねぎ、ジャガイモ」と書かれている。そのとき、息子のお腹が鳴り響いた。ハッとして、私は急いでカレーを作る準備を始める。全く、直接言えばいいのに。ダイニングメッセージだった
【No.412 鼻セレブ】
世界中からウサギ、ブタ、アザラシ、コウテイペンギンの数が減少した。誰かに狩猟されたのか、自然と数が減ったのか。全てが未だに不明だった。ある日、黒ずくめの男がアザラシをさらう瞬間を目撃してしまう。男がアザラシをティッシュ箱に詰める。箱には小さく「鼻セレブ」と書かれてあった
【No.415 マナー講座】
おかしな光景を見た。若いサラリーマン2人が名刺を持って地面にはいつくばっているのだ。後日、テレビでマナー講座の番組を見かける。相手より低い位置で名刺を出さないといけない。相手より先にもらってはいけない。前に見たサラリーマン2人の光景を思い出す。なるほど。おかしなマナーだ
【No.475 ソレナウイルス】
「日本中でソレナウイルスが蔓延しているらしい。どんなに人が真剣に話しても、どんなに自分の話が理解できなくても、その病気になった者は『それな』の一言で済ませてしまうそうだ。治療方法は確立されてなくて、大人よりも若者の方が罹りやすいんだってさ。お前も気をつけろよ」「それな」
【No.494 クリスマスディスタンス】
靴下に手紙が添えられていた。「サンタさんへ。このご時世ですので消毒をお願いします。トナカイは家に入れないでください。用が済んだらすぐ帰ってください。プレゼントはたくさんの人形がいいです」/翌日、子どもが靴下を覗くと手紙が入っていた。「密になるので人形は一体だけにします」
【No.514 もの忘れ】
「最近、物忘れが酷くてさ」「奇遇だな。俺もなんだよ」「お前も物忘れが酷いのか」「え、なんでそれを知ってるんだ?」「あれ、そういえばなんでだろう」「こわいなぁ。お前だって物忘れが酷いんだろう」 「え、なんでそれを知ってるんだ?」「あれ、そういえばなんでだろう」「こわいなぁ」
【No.516 菌滅の刃】
「清くなれる理由を知った」のキャッチコピーが付いた、菌滅の刃という商品が売られていた。どうしたって消せないシミも、汚くて泊まれない居間も、この刃で斬るとありとあらゆる菌が滅していく。なんでも、日の力を利用しているそうだ。今では菌殺隊というハウスクリーニングもあるらしい
【No.568 猫吸い】
若者の間では「猫を吸う」という行為が流行っているらしい。ベテラン刑事の俺の勘が事件性を訴えていた。おそらく違法ドラッグの隠語だろう。ある日、娘が電話越しに「友人に頼んで猫を吸わせてもらったんだよね」と話しているのを聞いてしまう。まさか身内に喫煙者がいたなんてと涙を流した
【No.578 ガム売りの青年】
ガム売りの青年が冬の街でガムを売る。凍える風に体を震わせながら、膨らませたガムからは辛かった思い出が浮かび上がる。パチンコ屋の清掃員がドル箱を倒したこと、タバコのポイ捨てを老人に叱られたこと、コンビニ前の地べたに座ってたら尻が汚れたこと。だけど別に誰もガムは買わなかった
【No.591 ネットサーフィン】
「さぁ、新種目『ネットサーフィン』日本代表の挑戦。布団に寝転がりながらポテチとコーラを味わった。べたべたの手でスマホを操作する高難易度の技を繰り出す。おーっと日本代表、苦い顔になる! どうやらワンクリック詐欺に引っかかってしまったようです。これは大幅な減点になるでしょう」
【No.614 チョココロネコ】
今年もチョココロネコのひっこしの時期が始まりました。コロネの中から「ぶにゃあ!」とチョコまみれのネコが飛び出すと、新しい住まいを探しに二足歩行でパン屋へ向かいます。よりおいしく、よりやわらかく、よりクルクルとしたチョココロネを求めて、チョココロネコは今日も旅を続けました
【No.628 ヤマタノヤマタノオロチ】
村民を苦しめるヤマタノオロチを退治することになった。お酒を飲ませて酔っ払ったのを見計らうと、右手に持った十拳剣で切り刻む。終わったと思った瞬間、八つ裂きとなった八本の首があっという間に再生していく。一本の首が八つに分かれて、ロクジュウヨンマタノオロチとなって立ち塞がった
【No.635 お料理戦隊】
戦隊によるお料理教室が開かれる。ヒーローショーを交えながらの料理の勉強はとにかく楽しい。「まずは料理のさしすせそから覚えよう。砂糖醤油レッド! 醤油ブルー! 酢醤油イエロー! 背脂醤油ブラック! ソイソースピンク! 五人合わせて、お料理戦隊キッコーマン!」と声を高らかにした
【No.637 完全の代償】
神様から「お前の望むものを完全な状態にしてやろう」と進化させてもらった。半信半疑だった占いも確信に変わったし、冗談半分で言ったことが全て本当のことに変わっていく。半人前だった僕もこれで一人前になれた。だけどこれから一生、大好きな半熟卵が食べるときには固めになってしまった
【No.638 暗号文】
母からの置き手紙に「【暗号】お買い物に行ってきます。今日の夕ご飯は『たたたたたたたたたたたたたたたたたたカレーライスたたたたたたたたた』です」という文章と十本足で目が四つもある紫色の化け物が描かれていた。そんなわけ絶対にないだろうけど、たぶんタヌキの絵なのかもしれない
【No.639 黒歴史鍋】
気心の知れた友人達と黒歴史鍋を食べる。フタを開けると黒歴史が広がっていた。湯気の中から好きな子に送ったオリジナルラブソングがくぐもった音で流れてくる。鍋の底からは先生をお母さんと呼んでしまった思い出が見つかる。ぐつぐつと煮え立ったスープからイキッたツイートが浮き上がった
【No.640 あるなしクイズ】
「アルミ缶にあってナイミ缶にない」「ナイミ缶ってなに」「アルキメデスにあってナイキメデスにない」「ナイキメデスってなに」「アルアガラの滝にあってナイアガラの滝にない」「ナイアガラはあるだろ」「アルミホイルにあってナイミホイルにないものってなーんだ」「ナイミホイルってなに」
【No.646 悪魔の契約】
村の繁栄の代わりに、村民達の血を定期的に捧げることを条件に悪魔と契約を交わす。「貴様らの血を捧げる時が来た。代償を払ってもらおう」「はーい。血液採取の場所はこちらでーす!」村民達が少しずつ血を分けることによって誰も犠牲になることはなく、悪魔も村民達もWIN-WINの関係になった
【No.650 抜き打ちテスト】
「今から抜き打ちテストを始めまーす」「えー! なにも今じゃなくてもいいのに!」「お前らの気が緩んでるときじゃないと意味ないだろー」案の定、生徒達からはブーイングの嵐だ。この先生にタイミングなんてあったものじゃない「はーい。じゃあテスト用紙を配るので昼食のお弁当を閉まって」
【No.652 良いニュースと悪いニュース】
「良いニュースと悪いニュースがある」「ほう」「良いのと悪いの、どちらのニュースから聞きたい?」「じゃあ悪いニュースから」「悪いニュースは良いニュースがないということだ」「じゃあ良いニュースは?」「良いニュースは悪いニュースがそれだけだということだ」「なに言ってんだこいつ」
【No.662 マナーの起源】
目上の人に対してお辞儀するように、ハンコを傾けて押す。というマナーを最初に生み出した人に話を伺うことができた。「適当に押したら斜めになっちゃったんだよね。怒られたくないから言い訳を考えてたら、なんかお辞儀みたいだぞって思って。それが起源。マナーなんて大抵そういうもんだよ」
【No.672 色泥棒】
色泥棒が捕まった。高校生達の青春、俳優への黄色い声援、部活の紅一点。多くの色が持ち主の元へと戻っていった。捕まった色泥棒は、色を失った被害者の気持ちを知るために、罰として白黒の塗り絵を塗らされることになる。パンダ、シマウマ、アリクイ。面白味のない塗り絵に泥棒は涙を流した
【No.678 東京ひよこ卍ゅうリベンジャーズ】
飼育小屋の中でニワトリ達の集会が開かれる。メンバーの子どもであるヒヨコをある企業に連れ去られ、お土産の饅頭にされてしまった。リーダーニワトリが「こん中にメンバーの子どもやられてんのにぴよってる奴いる? いねえよなぁ!!?」と高らかに鳴く。今、ニワトリ達のリベンジが始まった
【No.694 爆弾処理班】
爆弾処理に赴く。今回は高難易度ミッションらしい。うねうねと蠢き、ぬるぬると滑る地面にしっかりと足を付けて爆弾へと向かう。爆発寸前の機械を優しく、慎重に処理していった。タイマーが止まったのを確認して一息つくと、口の外から「今日はあまり毒舌を吐かないんですね」と聞こえてきた
【No.701 四季会議】
今年も四季の神様達がバーにやってくる。春夏秋冬の配分を決めるための会議だ。「こんな会議は秋秋だ」と秋神が憤る。夏神が夏秋夏を頬張り、それに対して春神は「春春と来たのに」と悲しみ、冬神は呆れて神様達は冬冬、喧嘩を始めて別れてしまった。今年の季節感はめちゃくちゃになるだろう
【No.705 除草剤】
チャラ男の新入社員が教育係の俺に「えww先輩、その歳にもなってwwww出世できてないんすかwww」と舐めた態度を取るので、苛立って手元にあった液体を顔にかける。すると「申し訳ありませんでした」と深刻な顔をした。やり過ぎた。と思い液体のラベルを確認したら除草剤と書かれていた
【No.-050 百発百中】
百発百中の凄腕スナイパーに暗殺を頼む。今まで百人も闇に葬ってきたらしい。相手は敵対国の最重要人物だ。失敗すれば警戒心が高まって二度と暗殺の機会は訪れないだろう。何度も打ち合わせを重ねる。しかし決行当日、弾が僅かに逸れて未遂に終わってしまう。「今ので百一発目だったんだよ」
【No.710 アレ外し機】
露天商が佇んでいた。暗視ゴーグルを掲げて「これを装着しながら見るとアレが外れますよ」とニタニタ笑う。まさか、いかがわしい作品のモザイクか? 期待に胸を膨らませながら露天商が用意したパソコンを開くと、有名なミステリーアニメが流れる。全身黒タイツの人物の姿が徐々に薄れていった
【No.715 届けもの】
配達アプリでお昼を注文する。ところが予定を三十分過ぎても到着せず、結局届いたのは更に一時間後だった。料理はぐちゃぐちゃでおまけに冷めている。なのに悪びれもしない配達員に「お前なんなんだよ」と怒ると、ウーザーイーツと書かれたバイクに乗って「不届きものでーす」と逃げていった
【No.718 経営の手引き】
マンション経営の本を買った。「あまり難しい設計にしてしまうと初心者がが入りにくいです」なるほど「建てる地域によって敵の強さや宝箱のレア度を変えるのがベスト」ん?「ボス前には回復とセーブポイントを置いておくといいでしょう」表紙には『よくわかるダンジョン経営』と書かれていた
【No.720 図鑑図鑑】
星座図鑑、科学図鑑、植物時間、深海図鑑。この世には色んな図鑑が溢れている。どれを読もうか迷っている人のために、古今東西の図鑑がリストアップされた図鑑図鑑が発売されることになった。その便利さに多くの出版社から図鑑図鑑が発売されて、更に迷わないように図鑑図鑑図鑑も発売された
【No.724 虹のエンゼル】
池にチョコボールを落としてしまうと、中から女神が現れて「あなたが落としたのは金のエンゼルですか? 銀のエンゼルですか?」と訊ねます。「いえ、ハズレでした」「正直者には虹のエンゼルを差し上げましょう」くちばしを送りましたが、いたずらだと思われてカンヅメはもらえませんでした
【No.725 圧迫面接】
就職希望の会社は圧迫面接で有名だけど、福利厚生がしっかりしていて人気もある。会場に着くと部屋の中から怒号が飛び交った。「どっか行ってろ!」「お前こそ息が臭いんだよ!」名前が呼ばれる。おそるおそる扉を開けると、部屋の中には百人を超える就活生がぎゅうぎゅうに圧迫されていた
【No.729 キャッツカード】
今月はいっぱい仕事をこなしたからご褒美がたんまり振り込まれてるだろう。うきうきしながらATMにキャッツカードを入れたら、なんと100ネコも増えていた。疲れを癒すために20ネコを下ろすと、カバーから20匹のネコがにゃーにゃー飛び出してくる。たまにはこんな贅沢もいいだろう
【No. 732 不自由研究】
夏休み明け、一人は「自由研究をやらないとどうなるのか」を研究して、一人は「自由研究はやったけど持ってこないとどうなるのか」を研究して、一人は「自由研究をやったふりするとどうなるのか」を研究して、みんながみんな自由研究をサボる研究をしていた。結果、生徒達は先生に怒られた
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