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恋愛140字小説まとめ④

【No.-123 冬菜のお味噌汁】
雪の中という厳しい環境で育つ雪菜は、生命力の強さを感じさせてくれる。冷たい現実から逃れるために、私はファンタジーな世界観が好きになった。心も、言葉も、声も、凍ったままでよかったのに。絶対零度の私の世界を溶かしたのは、毎日お味噌汁を飲んでくれるあなたの穏やかな表情だった。

【No.-126 Starry Sky】
「えび天がロケットに見える」お昼にそばを食べながら妻が呟く。確かに尻尾が燃え盛る煙のように思えた。他愛もない話を交わしながらボードゲームに勤しみ、文章を綴り、退屈だった毎日は思い出のインクで塗り替えられた。明日は幸せじゃないかもしれない。それでも生活は、ゆるやかに続く。

【No.-130 幸福な食卓】
結婚記念日を祝う。子ども達が作ったどんぐりのネックレス。妻が折った紙の花束。星々を砕いたふりかけでおこげを食べると、幸せな思い出が蘇ってくる。特別なことなんてなくてもいい。ただ、この先も一家団欒が続くのを願う。僕らが丁寧に彩った生活だ。何者にだって塗り返されてたまるか。

【No.≠146 あまのじゃく】
長い髪が好きと言うから、髪の毛を切った。青色が好きと言うから、緑の服を着た。アクション作品が好きと言うから、ホラー映画を観た。甘いものが好きと言うから、辛い料理を食べた。恋愛漫画が好きと言うから、推理小説を読んだ。あまのじゃくなのに私が好きと言うから、私も好きと答えた。

【No.≠147 誰かの物語】
たった140字の文章を綴ってください。それが小説になります。どうぞお好きなように。どうかお好きなように。これは私の物語です。短いけれど、すごく愛おしい世界です。では次に、あなたの物語を。どうかお好きなように。どうぞお好きなように。小さな言葉でも、積み重なったら、いつか──

【No.≠149 渡り鳥達】
冬が訪れる度に、彼女との思い出が蘇ってくる。流れない噴水の絵ばかり描いていた左手には、多くの吐きダコができていた。白紙を塗り潰していく彼女の横顔が、なぜだかとても悲しそうに見えた。今ごろ、君は、あの公園で泣いていて。今ごろ、渡り鳥も、あの公園で鳴いているのかもしれない。

【No.786 フリーフォール】
感情と浮力が繋がってから数年が経つ。嬉しいことがあれば体がふわりと浮かんでいく。幸せだけど貧乏な私と、裕福だけど不幸な彼は、何もかもを犠牲にして駆け落ちした。手を取り合って、自由な空をかろやかに泳ぐ。身分違いの恋だったけど、しがらみや呪縛から今、私達は解き放たれたのだ。

【No.790 ルックバック】
仕事を終えて電車に乗り込む。携帯から目を逸らすと窓に夕陽が映った。思えば私が高校生のとき、画面ばかり夢中になって、彼に手を引かれながら歩
いていたっけ。だから、不注意な私の代わりに彼は亡くなってしまったのだ。携帯を閉じる。目の前の青春より大事なものってなんだったんだろう。

【No.792 星の降る夜】
ベランダにお揃いのマグカップを用意して、ふたご座流星群を双子の妹と眺める。互いの手が冷えないように、手を繋ぎながら夜空を仰いだ。「流れ星が見えなくても、お願いしたら叶うかもね」けたけたと笑いながら、妹の瞳から涙が流れる。気付かれないように、そっと、僕達の行く末を祈った。

【No.-142 レンタル彼女】
レンタル彼女の常連になっていた。料金は固定ではなく、選んだ女の子によって変わる。無邪気で、料理がおいしく、少し臆病な僕の彼女は最安値だった。楽しい時間を、涙が溢れるほどの幸せを与えてくれるのに。機械人形にレンタルした命を埋め込む。見た目以外は、亡くなった彼女そのものだ。

【No.-146 命を紡ぐ】
目覚めたら知らない青年が立っていた。違和感を覚えて指を見ると赤い糸が垂れている。運命の、というやつなんだろう。青年の手が伸びる。心臓が脈打つ。「糸人形が意思を持つなよ。また失敗だ」赤い糸を引き抜かれると指がほつれていって、腕、肩、体が綻んでいく。頭、記憶が、ブツンと──

【No.-147 さんざめく凪】
「浦島太郎を竜宮城に運んだ亀はオスかメスか」絵羽模様の和服を着た妻が、砂浜で仰向けになっていたのは遠い夏の話だ。玉手箱を開けたわけでもないのに、気付けば皺だらけになる位の年月が経っていた。あの日の疑問に答えが出せないまま、誰も助けられないまま。後悔の形に、波がなぞった。

【No.-154 恵方に進む】
お皿を用意しながら、彼女が「恵方巻きは『ええ方マーク』が由来なのよ」と豆知識を披露する。日本発祥の文化に英語は使わないだろと茶化せば、気まずさをごまかすためなのか恵方巻きにかぶりつく。無言で食べ切れば願いが叶うという言葉を信じて。僕達の素晴らしき行く末よ、南南東へ進め。

【No.-156 恋の一手】
高校の帰り道、幼なじみが急にグリコじゃんけんを始める。グーかパーしか出さないので僕の圧勝だった。けれど、ポケットから覗く小箱に気付いてとっさにパーを出す。チョキで勝った彼女が「チ、ヨ、コ、レ、イ、ト!」と頬を染める。あと、数歩の距離感。次に出す僕の手はもう決まっていた。

【No.-159 恋の魔法】
小学生のとき、天体観測中に先生が「今からやることは内緒ね」と微笑む。細い手が空を覆う。三日月が雲に隠れる。気付けば先生の手に黄金色の分度器が握られていた。あれはマジックだと思うけど、幼い僕には魔法使いに見えた。大学生になっても胸が高鳴る、先生にかけられた恋の魔法だった。

【No.-162 恋の一口】
「ドーナツのまんなかをくり抜いたら鈴かすてらになるんだよ」バレンタインのお返しに、幼なじみから手作りの鈴かすてらをもらう。「二つが合わさったらあんぱんになるんだ」今はまだ微妙な距離感だけど、いつか、一緒になれることを信じて。ドーナツみたいに甘い、彼の片割れを口に含んだ。

【No.≠155 声の行方】
ひと夏の恋なんて呼べば聞こえは良いだろう。実際は欲に身を任せただけである。持て余した命を抱えて山へと踏み入った。あれから数年後、罪を償うために山を歩いていると、鹿の鳴き声が彼方から聞こえてくる。その度に悲しそうな誰かの泣き声と重なって、身勝手にも私の心は苦しくなるのだ。

【No.≠164 心仕掛け】
私の頭を優しく撫でるあなた。怪我をすると直してくれたり、調子が悪いときは元気を与えてくれます。しかし、その度に私の『心』と呼ばれるものは乱れていきました。電子回路の異常でしょうか。感情機能の故障でしょうか。不確かな気持ちの原因は、アンドロイドの私にも理解できないのです。

【No.≠169 翳牢】
父の葬式で数年振りに従妹と再会する。昔、僕らは付き合っていた。倫理観や道徳観という、今となっては些末なことが邪魔をして気付けば疎遠になっていた。いや、僕らを拒んだのは僕ら自身だったのかもしれない。従妹の横顔を眺める。思い出にない表情が、僕らのすり減った時を物語っていた。

【No.≠170 波うつつ】
人魚が岩陰に身を寄せながら、小さな女の子に語りかけています。「私も昔は人間だったのよ。学生の頃は先生のことが好きだったけど、身分違いの恋だから諦めるしかなかったのね。だから、先生の側へと駆け出さないように、声を出して泣かないように、魔女にお願いして人魚にしてもらったの」

【No.≠174 花冠の眠る】
投薬治療の影響なのか、彼女の黒い髪は少しずつ抜けていく。僕に用意できるものや捧げられるものなんて何一つなかった。せめて、白詰草で編んだ花冠を渡そうと思う。髪飾りが必要なくなった彼女の頭を、誰も救えない僕の弱さを、そっと隠すために。何の役にも立たない、その言い訳のために。

【No.≠175 蔓言葉】
祖母の家へ遊びに行くと、庭先にさねかづらが咲いていた。「昔は遠くまで蔓が伸びていてね。隣に住む男の子に蔓の揺らし方や回数で愛を送っていたの。まぁ、気付いてもらえなかったけどね」祖母の横顔が若々しく見える。私は蔓を揺らしながら、今では誰も住んでいない隣の家に思いを馳せた。

【No.≠182 秋の甘さ】
好きな男の子が京都旅行から帰ってきた。お土産にもらったもみじの天ぷらは、塩漬けした葉っぱに、ゴマが入った衣をつけて揚げた伝統的なお菓子らしい。口に含めばやさしい甘さと香りが広がる。叶いっこない恋のような味だなんて。喉の奥に堰き止めている、彼への気持ちが溢れそうになった。

【No.≠185 花冷え】
成人式が終わってから、タイムカプセルを掘り出すために小学校を訪れる。僕を好きだと言ってくれた女の子には、控えめな面影なんて残っていなかった。茶髪で、ピアスを開けて、子どもを連れている。女の子の気持ちはもうわからないけれど、梅の花を眺める横顔が、とても、とても美しかった。

【No.≠186 残夜灯】
大学の夏休みを利用して演劇合宿をすることになった。かぐや姫役の子に告白する機会を伺う。照明をうまく灯せたら。なんて、言い訳している間に練習が終わってしまう。神秘的な空気を纏う彼女は、いつもの朗らかな表情に戻った。後悔が夜に浮かぶ。月が隠れる。自分自身の手で光を落とした。

【No.≠189 風ざわめく】
幼なじみの男の子から冒険に付き合わされる。高校生にもなってと呆れながら、私も浮き足立っていた。冷たい風が吹いて草がさらさらと奏でる。私の気持ちも風に乗って、言葉になって彼に届けばいいのに。男の子が私に向かって笑顔を浮かべる。さらさら、さらさら。茅と同じように心が揺れた。

【No.≠190 秘すれば花】
いつも幸せそうなあの子が暗い顔をする。「同じ班の男の子と一緒にお昼を食べるとね、嬉しいのにすごく苦しいの」彼女はそのことを不思議に思っているけれど、理由は誰にだって明白だった。なのに、今にも泣きそうな彼女の顔が綺麗に見えた意味を、慰めることもできない僕はわからずにいた。

【No.≠191 愛し芽吹く】
部活のメンバーや同級生達に、私が彼を好きだという噂が立っているらしい。ただの幼なじみなのに、勝手なことを言われて意識してしまう。私は彼の顔も、歩き方も、性格も、食べ方も、趣味も、人生観も、寝相も、話し方も、夢も、思い出も、昔から何もかも嫌いだ。……嫌い、だったのになぁ。

【No.≠195 不恋不愛①】
『不要不急の恋をしないでください。失恋病に罹る危険があります』今では恋を自粛しないだけで炎上する。国から一律で配布される恋愛観は軽くて、薄くて、使い回したくない感情だ。誰も悲しんでくれないのはわかってる。それでも、好きな人に会いたい気持ちは、私にとって必要不可欠だった。

【No.≠196 不恋不愛②】
不要不急の恋が自粛されてから、この国の失恋率は九割を超えた。今では恋愛支援施設に人が溢れて機能しなくなっている。誰かに優しくすることが不確かになった私達は、感情の行く末すらも失っていく。学校で、職場で、ネットで。生まれるはずだった無数の恋が、物語とならずに消えていった。

【No.≠198 涙の海】
「海ができた理由を知ってる?始まりは一人の女の子だったのよ。失恋する度に流れた涙が波になって。いつしか、恋に破れた人達の悲しみを癒す場所だという噂が、生まれた風に乗って世界中に届いたの。色んな人達の思いが集まって海になったのよ。だから、海は塩辛いんだって。……なんてね」

【No.≠204 ボイジャーレコード】
この世界では思いを声にした瞬間、記憶から言葉を失ってしまう。愛の告白も、出会いの称賛も、別れの挨拶も交わすことは叶わなくなる。それでも、君はまっすぐ「好き」と言ってくれた。きっと、君の、気持ち、きらきら、消えちゃうのに。口を開く。私も、最後の「好き」を最後の人に捧げた。

【No.802 影忘子】
昔、付き合っていた彼女は手を繋ぐのが苦手だった。代わりに手のひらの影と影を重ねて少しはにかむ。今では離れ離れになってしまったけど、僕の足下から思い出の影が伸びていると願う。空の右手をポケットに隠しながら、亡くなった彼女の影が汚れないように、雑踏の中を縮こまって歩くのだ。

【No.812 テレパス】
「言葉ってふしぎ。声に出さないと聞こえないし、紙に書かないと見えないし」彼女が点字をなぞりながら本を読む。言葉にふれるとは一体どんな感覚なのか。「言葉以外で言葉を伝えるにはどうすればいいんだろう。例えば、  」彼女の指が僕の口を塞いだ。手を繋ぐ。「これで、伝わるから」

【No.823 しゅくえん】
「縁結びの神社に行くような関係ならさ、そもそも勝手に結ばれるんじゃないのかな」確かにそうかもしれない。この日を境に彼女との距離は変わるのだろう。胸が高鳴る。僕達の行く末を、呪う。そもそも縁切り神社に二人で行くような関係ならば、神に頼らなくても最低な日が待っているはずだ。

【No.825 遺婚】
『結婚は人生の墓場』なんて言うけれど、確かにその通りかもしれない。市役所では犬を連れた女性が婚姻届を出していた。同性はもちろん、今では動物、二次元、機械とも籍を入れられる。かくいう僕も亡くなった恋人と結婚するために順番を待つ。そうだ、披露宴は彼女の墓場でやってみようか。

【No.828 四色問題】
兄に忘れたお弁当箱を届けると、幼なじみの先輩を見つける。最後列の左端。教室は違うけど私の隣の席だった。あと一年、私の誕生日が早かったら。あと一年、先輩の誕生日が遅かったら。私達は隣同士の席になっていたのかな。家も、クラスも、関係も、隣じゃなくて一緒だったらいいのに。

【No.834 アシンメトリー】
彼女との仲が悪くなったので修復師に依頼する。「残念ながら、不可能ですね」心をルーペで見つめる彼いわく、僕達の恋愛関係は壊れていないらしい。彼女はお金のために仕方なく付き合ったという。欠けてない関係は元に戻せない。最初から歪んだ形だったのを、ただ、正常だと思い込んでいた。

【No.837 廃恋回収】
同棲していた部屋と思い出を古物商に引き払う。翳りや生々しさが残る403号室は、適当な恋しか知らない若者に高く売れるそうだ。僕達の愛が金に変わっていく。不自然に距離の空いた隣室を眺める。縁起が悪いからと存在しなかった404号室も、実は同じ理由で片付けられたのかもしれない。

【No.846 こい妬き】
たい焼きは頭から食べるか尻尾から食べるか、フードコートで真剣に話してる高校生のカップルがいた。初めは喧嘩していたのに、やがて頭と頭、尻尾と尻尾を組み合わせた最強たい焼きを生み出す。そんな愉快なやりとりを疎ましく思いながら、私は一人で寂しくたこ焼きを頬張るのだ。あちちっ。

【No.-166 寓話】
彼との別れはパスタの茹で方や、カルピスの希釈量といった些細で、些末な出来事である。きっかけはどうでもよかった。離れる理由がある、という理由が欲しかっただけなのかもしれない。飲めないコーヒーに気持ち悪くなる程の砂糖を入れた。苦いことは全て、不明瞭にしてきた後悔を飲み干す。

【No.-172 残響の街(正しい街の破片②)】
誰もいないはずの路地から会話が聞こえてくる。驚く私に老夫婦のおばあさんが『この街は声が遅れて届くのです』と紙にペンを走らせた。そのとき──「ジジイになってもお前のこと好きだからな!」どこからか無邪気な男の子の声が響く。咳払いを一つして、おじいさんが恥ずかしそうに笑った。

【No.-174 浮力の街(正しい街の破片④)】
浮力の街では気持ちが浮つくと、重力を失って空に放り出されてしまう。全ての生活を施設内で完結できるように、外には娯楽と呼べるものがなかった。それでも、地上から離れるのを厭わない高校生のカップルを見つめる。幸せそうに飛び立つ二人に向かって、伸ばした両手の行く末がさまよった。

【No.≠208 風あざみ】
小学生のとき男の子と一緒に、おもちゃの指輪と『大きくなったら僕と掘り返して、君にプレゼントするね』という約束を庭先に埋めた。でも、彼は結婚したと風の噂で聞いたことがある。私はあの日からずっと覚えていたのに、忘れたのはあなたの方じゃない。私の目から、涙がそよそよと流れた。

【No.≠209 蝶の行く末】
ベランダで流蝶群を待っていると、彼から「行けたら行く」とメールが届く。月から光の残滓が溢れて蝶が生まれる。色彩豊かな蝶が流れ星のように、群れを成す光景はとても美しかった。眠い目をこすりながら、三日月に変わっていくのを眺める。彼の言葉を信じて、私は寒さに震えるのだ。

【No.≠211 花に嵐】
傘を開くと桜の花びらが舞い落ちる。私が中学生のとき、仲の良い女友達とお花見した日のことを思い返す。花びらを掬う彼女のはにかむ顔が、もの悲しかったのを今でも忘れられずにいる。私が告白してから会うことはなくなったけど、あの日の思い出だけは、私の心の中に美しく咲き誇っていた。

【No.≠215 ネイビーブルー】
絵羽模様の和服を纏ったまま砂浜に横たわる。私の長くて茶色い髪をさざ波が揺らす。夕陽が海に融けて、景色が橙から群青に移りゆく。彼が浮気していたとも知らずに逢瀬を重ねたことは、疎い私にも責任があると友人から嗤われる。私も、空も、心さえも。病葉のように本来の色を失っていった。

【No.≠218 薄明】
地球温暖化から逃れるために、世界は防熱壁に囲まれていた。夜には人工の月が浮かぶ。偽物の光を纏ってから何百年が経ったのだろう。身を少しずつ灼かれながら、防熱壁の整備に赴く彼の笑顔が月の灯りにも似ていた。彼の犠牲の上に成り立つ息苦しい世の中で、それだけが私の本物の光だった。

【No.≠222 ミナレ】
大学の演劇部で合宿に訪れる。海が苦手な私は砂城作りに勤しんでいた。「泳がないの?」男の子が興味なさそうに聞くと、他の子に名前を呼ばれて去っていく。伸ばした掌が汚れていて、思わず引っ込めた瞬間、強風に飛ばされた砂が目に入る。涙が流れたのは痛かったからじゃなくて。きっと──

【No.851 サークルゲーム】
同級生の女の子は、図書室で借りた本にこっそりと自作の帯を巻く。歴史、星座図鑑、ホラーと多種多様なジャンルを好むのに、恋愛物だけは想像できないから苦手だと話す。いつか、自作の帯を作ってもらうために。僕は女の子をモチーフにした小説を、今日も授業中にひっそりと書き進めるのだ。

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改めまして、秋助です。主にnoteでは小説、脚本、ツイノベ、短歌、エッセイを記事にしています。同人音声やフリーゲームのシナリオ、オリジナル小説や脚本の執筆依頼はこちらでお願いします→https://profile.coconala.com/users/1646652