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感傷140字小説まとめ④

【No.714 掠れ綴る】
古い本が好きだ。読了日が書かれていたらその日に思いを馳せて、犯人の名前が丸で囲まれていたらその人に目を光らせる。ハッピーエンドの一ページ手前にしおりが挟まっていた。前の本の持ち主は幸せの一歩手前で諦めてしまったのか。物語が終わってしまうのが嫌だったのか。本音は、未だに——

【No.721 曲がり角禁止条例】
曲がり角禁止条例が制定された。パンを咥えた美少女とぶつかって事故にならないように、恋愛にうつつを抜かして学業を疎かにしないように。角っこは丸く抉られて、新しい道はゆるやかなカーブで舗装される。人生の道に迷う人はいなくなったけど、代わりに、紆余曲折もない平坦な毎日が続いた

【No.723 人生の希釈量】
「カルピスの原液を水で薄めるより、水をカルピスの原液で濃くしていった方が失敗しないよな」と彼が笑う。つまらない理屈を延々と聞かされた挙げ句「濃い話ができた」と満足する彼を見て、人生の希釈量を間違ってしまったことに気付く。私達の関係が、感情が薄まっていくのを感じていった

【No.737 エモコン】
上司が不機嫌だからエモコンで感情を操作する。笑顔ボタンを押して情緒量も上げていく。泣きたいときは自分に向けて哀憐ボタンを押せば、悲しくもないのに涙が溢れてきた。感情なんて簡単に操れる。今、喜んでいても。今、怒っていても。自分の気持ちが正しいことのか証明にはならなかった

【No.739 憐藍】
現代文の先生が恋と愛の違いについての授業を行った。「好き『だから』が恋。嫌い『だけど』が愛だと思うの」結婚してすぐ旦那さんを亡くした先生は今、どんな気持ちでいるのだろう。『I love you』を「作り笑いが下手になってしまった」と和訳した先生の、薬指にはめた指輪がくすんでいた

【No.740 鉄の抒情】
凶悪な犯罪者に【鉄の抒情-アイデンメイデン-】が科せられる。聖母マリアを象った空洞の鉄人形に押し込み、左右の扉に付いた針で心を串刺しにした。個性も、思考も、感情も穴だらけになった犯罪者はただ無機質に生きる。喜びも、怒りも、哀しみも、楽しさも鉄のように冷たくなってしまった

【No.747 人権配布】
月に一度の人権配布の日。今回の人権は『身長が××cm以下』だ。幸いなことに僕は条件に当てはまる。国から人権が与えられるのを待っている間、逆に人権を失った一人の女性が誹謗中傷されるのを横目に見る。持たざる者の気持ちをみんなが理解して、誰にでも優しくなれるようにする制度だった

【No.749 思い出売り】
思い出売りのお姉さんにレシートを渡せば、そこに書かれた物に関する記憶や思い出を失うことでお金が戻ってくる。逆にお金さえ払えば映画や遊園地の半券を買って、楽しんだ思い出が手に入るのだ。こんな人生おしまいにしようと思い、母子手帳を取り出すとお姉さんがほほえむ。「承りました」

【No.≠001 アカシアの冠】
「十年後も一緒にこの場所で遊ぼう」この公園がまだ草原だったころ、私は幼なじみの男の子と約束したことがある。アカシアで作った冠の交換をゆびきりの代わりにした。結局、その約束が果たされることはなかったけれど。思い出の中の草原は大人になった今でも、翠色の光を鮮明に放っていた

【No.≠002 人生の役割】
クリアできなかったRPGを再開する。主人公の名前が「ああああ」と適当なことに思わず苦笑してしまう。せめてドラゴンを倒せていたのなら、自分と似た弱っちい主人公も報われたのだろうか。画面の前でスライムが笑っていた。ごめんな、勇者「ああああ」よ。世界も、お前も救ってやれなくて

【No.≠006 嘘を結ぶ】
二十歳になる娘から父の日にネクタイを貰った。いつまでも小さいと思っていた娘から贈り物なんて。嬉しいけど心が締め付けられる。胸を張ってこのネクタイを結べるように、いつか本当のことを言わないといけない。机の引き出しを開けて履歴書を睨む。「そろそろ新しい仕事を見つけないとな」

【No.≠007 光】
夕陽に沈む街を歩いていると、一年前のことをふいに思い出してしまう。あの日、彼は交通事故にあって亡くなってしまった。太陽の光に視界を奪われた運転手の車が、歩いていた彼の姿を捉えられずに衝突した。光が人を救うことがあるように、光が誰かを殺してしまうことだって充分にあるのだ

【No.≠008 花筏】
『落花生』という響きが友人は好きだった。漢字を紐解いていくと、言葉の美しさに気づく。落ちる。花。生きる。生命の儚さを感じた。その友人は飛び降り自殺の末に醜い姿になってしまった。きっと今日も良い日ではないけれど、友人の分まで生きようと思った。落ちる。花。それでも、生きる

【No.≠009 裏道】
「この先で検問してるんだって」助手席に座る彼女が携帯を見ながら呟く。「僕達のこと、もうニュースになってるのかも」嫌でもトランクのゴミ袋が気になった。「本道の方がよかったかな」ハンドルを持つ手が震える。彼女がやわらかく笑った。「正しい道なんてとっくに外れちゃったじゃない」

【No.≠010 疫猫】
小学生の頃、猫の死体を触ったことがある。母に話すと「そんな汚いものを触ったのなら早く手を洗いなさい」と肩を叩く。でも私には、安らかな表情で眠る猫を綺麗だと思えない母こそ、むしろ汚い存在なのだと感じてしまう。お風呂に入って母に触られた肩を何度も、何度も、何度も洗い流した

【No.≠011 透明の血】
私が幼いころ、母が警察に連れて行かれた。知らない大人達は私を見るなりなぜか泣いたり喜んだりして、私はその人達の家で暮らすことになった。今でもたまに、私と似ていない母の顔を思い出す。あのとき、警察が来た意味をなんとなく理解しているけれど、私はまだ新しい両親に聞けずにいた

【No.≠012 IXY】
二十三回目の誕生日を迎えた。しかしどうにも生きにくい日々で、あいかわらず後ろ向きな人生である。だけど振り返ってみると、今まで私を構築してきたものが見えてきた。音楽。水風船。ギター。嘘。写真。落花。白。鈍い光でも、私は今日まで生きてきたから。ちゃんと見ててね、明日の私も

【No.≠013 リプレイ】
夜の海に浮かぶ観覧車に私は思わず足を止めた。網目状に広がる骨組がまるで蜘蛛の巣のように思えて、さながら私はこの美しい光景に絡め取られた蝶にも似ていた。そういえば、別れた彼が好きだった歌に観覧車をイメージしたものがある。今にして思うと、あれは失恋の歌だったのかもしれない

【No.≠014 感情制限】
おとなのひとたちから「かなしいときこそわらいなさい」といわれました。おねーちゃんがしんだとき、みんなわらってませんでした。ほいくえんのおともだちはいつもたのしいんだとおもいました。おねーちゃんがしんだことは、かなしくないんだとおもいました。かわいそうだなとおもいました

【No.≠015 命画】
私にはラクガキを実体化させる力があった。血の繋がっていない娘のために、おもちゃの絵を描いていたある日、娘も猫のラクガキを実体化させた。あぁ、やっぱり私の子だと愛おしく思い、娘を強く抱きしめる。涙が流れ落ちた。頬に触れた先から娘が滲んでいき、やがて一枚の絵に戻っていった

【No.≠016 煙る】
喫茶店でタバコを吸っている男がいた。家に帰ると先ほどのタバコの臭いが充満する。お気に入りの服に臭いが染み付いていた。ふいに、別れた男も同じタバコを吸っていたことを思い出す。別に嫌な臭いではなかったのに、別れた男のことが改めて不快だと恨む。洗濯機の中で回る思い出を眺めた

【No.≠017 アダプト】
SNSのアンケート機能を使って、私は自殺した方がいいのか聞いてみる。もちろん誰もが「生きてほしい」って悲しむと思っていた。けれど友人から、他人から。醜い結果だけが突き付けられる。画面の向こうの知らない人が、知らない誰かの人生を蔑ろにしていく。携帯を閉じて、私の未来が——

【No.≠018 存在証明】
彼が私の名前を呼ぼうとして、少し気まずそうに苗字で呼び直す。「そんな関係じゃないよな」と、間違ったみたいな顔をして笑う仕草が嫌いだった。私の名前をちゃんと呼んでよ。透明じゃない色にして。あなたの声で、私の存在を呼んでほしかったのに。この関係の名前は未だにわからなかった

【No.≠019 時の鐘】
押入れの奥から古い万華鏡が出てくる。昔、彼女と行った観光名所で買ったものだ。そっと覗いて、静かに筒を回す。景色がゆっくりと変わっていく様子が、時の鐘を撮っていた彼女の姿と重なる。時間も、夢も、将来も、気付けば少しずつ移り変わっていく。季節はもうすぐ冬になろうとしていた

【No.≠021 仕合せ】
世界全体の幸福許容量は決まっているらしい。命が生まれたり、亡くなったり。笑ったり、泣いたり。告白されたり、失恋したり。幸せが当たり前とならないように世界はバランスを取っている。私は今、なんとなく不幸だ。対して誰が幸せになったのだろう。そっと、知らない誰かの未来を願った

【No.≠022 花塞ぐ】
彼女が好きだった赤い花が、至る場所で咲いていることに気付く。別れた途端に、SNSで悪口を書き連ねていたのには思わず苦笑した。大切なものはいつも一つしかないと思っていたのに。地面に落ちた花を足で潰した。そうだ。彼女の好きな花は、どこにでも咲いているような存在だったんだよ

【No.≠023 通心解約】
『お掛けになった心は現在、使われておりません。ご確認の上、もう一度、心をお繋ぎください』疎遠になった友人はどうやら、感情変更したことを知らせてくれなかったらしい。心が最新になる度に、大切な何かが抜け落ちていく。『お掛けになった心は現在、使われておりません。ご確認の上――』

【No.≠025 未明手帳】
新しい手帳を買うと、それだけで新しい私になれた気がする。友人の誕生日やいくつかの記念日。何度も思い出をなぞるように、古い手帳から新しい手帳に記憶を引き継いでいく。ともすれば未練にも似た感情なのかもしれない。けれど、あれから十年が経った今でも、彼の命日は書き込めずにいる

【No.≠027 優先の席】
満員電車に揺られて精神的に参ってしまう。優先席に座ると老人の舌打ちや、周囲の睨むような表情に心が軋んでいく。目に映る傷と、心に刻まれた痛みとでは、はたしてどちらが優先されるべきなのだろうか。耐え切れなくなってその場でうずくまった。ひそひそと声が聞こえる。「寝たふりだ」

【No.≠028 誘我灯】
地面に寝転がって誘蛾灯を仰ぐ。チカチカと明滅を繰り返す感覚に合わせて、羽虫達が音を立てて飛び回る。光が消えるのを合図に、羽虫が私のおでこに落ちる。それを掬って静かに口に含む。ゆっくりと噛むと、わずかな粘り気と苦みが広がる。私は救いを求めるように、次の誘蛾灯を探し始めた

【No.≠029 ガーネット】
『そちらは晴れていますか。あなたとの交換日記も、卒業旅行の写真も、全部燃えてしまいました。空からは火の粉が降りかかります。街は今日も炎に包まれています。この手紙もきっと、あなたの元へ届くころには燃えてしまうでしょう。それでも私は、あなたと生きたこの街で死にたいのです』

【No.≠031 ボイジャーレコード】
録音された彼の声を再生した。繰り返し、繰り返し聞いて、だいぶ古い機種だから声が劣化している。けれどもう、この声しか届かない。あの日、私が怒って家を飛び出さなければ。『「もしもし。今日は君に大切な話があるんだ。僕さ、本当は君のこと――」一件の、メッセージを、終了、します』

【No.≠034 桜波】
染井吉野が照らされて光を纏う。桜の花びらが地面を彩って、風が吹くとさざ波のように揺らいだ。土の中に彼から貰った結婚指輪と思い出を埋める。『狂ったように咲いてるけど いずれは散りゆく運命です』とは誰の曲だったか。桜の花びらが頬を撫でた。さよなら。私の、大切になれなかった人

【No.≠035 あいのれきし】
今日で彼とはお別れだ。旅立つ彼を見送りに駅のホームまで付き添う。 警報が鳴る。遮断機が沈む。赤色灯が夜を浮かび上がらせる。電車と共に終わりが迫った。寂しいけど、彼が決めたことなら受け入れよう。すぐに私もいくからね。「さよなら」「さよなら」彼の背中を、私の手でそっと押した

【No.-057 凍てる】
現代の冷凍技術は進歩している。泣くのが嫌なら涙を、平穏を望むなら夢を凍らせればいい。感情も、時間も、命でさえも意味を失っていく。心が傷付かないように保存して、必要になったら解凍するだけだ。大切な『何か』が流れ落ちる。解凍したあとの感情は、時間は、命は、どこか薄さを感じた

【No.-058 エイプリル】
春は出会いと別れの季節だ。大人になれない奴がいて、街に凄惨な事件が起きて、偽ったものがあって、壊れた人がいる。幸せの背景が不幸だとしても、僕と生きて「幸せだった」と思える人が少しでも増えればいい。その積み重ねを『××』と呼ぶのかもしれない。嘘だけど、掛け値なしの光だった

【No.752 偶像(2022/04/20.not)】
亡くなった彼女を綴った小説が本になる。なんとなく有名になって、なんとなく金を稼いでいた。執着する必要はないけれど、東京の六畳一間で爛れた生活を送る。長袖の裏に隠した本音も、背中に向けて吐いた憂鬱も、全てが創作に至る病となった。言葉は捨てた。言葉は、捨てたはずだったのに

【No.≠039 雨に結う】
雨の日にだけ現れる女の子がいた。一緒に歌ったり、絵を描いたり。ひとりぼっちの僕は女の子と遊べる雨の日を心待ちにしていた。「雨が止んだらさよならね」中学生になって、友達ができてからは彼女と会うことはなくなった。今にして思えば、寂しかった僕が生み出した幻想なのかもしれない

【No.≠041 憂憫】
『拝啓、××様。お元気ですか。あれから僕は結婚して子どもが産まれました。君はまだ街にいるでしょうか。あの日のことを、どうか許さないでほしいです。そして、僕以外の人と幸せになってください。』罪悪感を言い訳としている内に、八十円では手紙が届かなくなるほどの月日が過ぎていった

【No.≠043 星粒の記憶】
その駄菓子屋では、人々の思い出が詰まったこんぺいとうが売られていた。口に含めば甘さと誰かの思い出が流れ込んでくる。私は人々の思い出を食べながら生きてきた。私には、思い出を作る居場所がなかったから。水色のこんぺいとうを舌で転がすと、知らない青春の、知らない恋が私を包んだ

【No.≠044 代心機】
この目は監視カメラじゃないので、多くの不幸は見えません。この耳は集音器じゃないので、小さな不幸は聞こえません。この口は拡声器じゃないので、弱った不幸は言えません。この手は掃除機じゃないので、散らばった不幸は拾えません。この心は映写機じゃないので、隠した不幸は見えません

【No.≠045 生命の音】
生きている音を探しています。街灯はチカ、チカ、と音を立てて死んでいきました。生きている音は、死んでいく音と同じなのだと思います。私も、心のゼンマイがジリ、ジリ、と消耗しながら生きています。死んでいく音は、生きている音と同じなのだと思います。生きている音を探していました

【No.≠048 夜迷い事】
夜明けの商店街を歩く。ふと、友人の「理想ばかりだと生きていけないよ」という言葉が頭をよぎった。現実だらけでは死んでしまうわよと思いながら、店のシャッターが開いていく。なぜか中を見てはいけない気がして目を伏せる。それはあのとき、現実から逃げ出した私の後ろめたさと似ていた

【No.≠050 澪つくし】
その水族館では、人魚が水槽の中を泳いでいます。「私も昔は人間だったのよ。失恋しても声を出して泣かないように、好きな人の所へ駆け出さないように、私は人魚になろうと思ったの」そう言って人魚は今日も水槽の中で歌います。朝も、夜も。明日も。百年後も。一人でずっと、一人でそっと

【No.-061 白線の内側】
子どものころに描いた未来を、大人になった私が塗り潰していく。次の機会を、将来を。心の中のホームで乗るべき明日を見定める。何一つ言われていないのに、小さな私の幻想に向かって「その道を歩くのは危ないよ」と嗜める。自分で引いた白線の内側で、不安が通り過ぎていくのを待っていた

【No.-062 人生の道】
思い出はマラソンのようだ。楽しかったことや、悲しかったことも、その日を出発点に記憶から遠ざかるほど不透明になっていく。人生の道は後ろに続いていない。どんなに覚えていたくても、遅く歩いても、どうせいつかは曖昧になってしまう。忘れることは悪いことではないと、小さく、笑った

【No.-065 青濁を併せる】
歩道橋の上から高校生の男女を眺める。距離的に付き合っているのだろうか。二人とも携帯画面に夢中となっている。目の前の青春より大事なものってなんだろう。煙草を吸って、深く息を吐いた。私にもあったはずの思春期が灰色に濁っていく。色んなことを見て見ぬ振りしてきた報いだった

【No.≠051 花まじない】
別れた彼女にクロッカスの種を贈ったことを思い出す。「紫色の花が咲いたら結婚しよう」遠い昔の約束だ。花言葉を調べてみると『あなたを愛したことを後悔する』という意味があった。なんとも皮肉めいているなと苦笑いする。あのクロッカスが、今でも、種のまま芽吹いていないことを願った

【No.≠052 忘れ声】
亡くなった人に繋がる電話番号があった。数回、コール音が鳴り響く。「もしもし」誰の声だろう。なんとなく懐かしさを感じた。「久しぶり」「……あ」心臓が跳ねる。私が好きだった男の子だ。そっか。君、死んじゃったんだね。話したいことは沢山あるはずなのに、言葉の代わりに涙が溢れた

【No.≠053 傷文学】
切った指から物語が溢れていきます。痛いでしょうか。傷は残るでしょうか。溢れた物語が指を伝っていきます。逢いたいでしょうか。傷は塞がるでしょうか。伝った物語が心に滴っていきます。相対でしょうか。傷は醜いでしょうか。滴った物語が、また、どこかに溢れていきます。傷が。傷は、

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改めまして、秋助です。主にnoteでは小説、脚本、ツイノベ、短歌、エッセイを記事にしています。同人音声やフリーゲームのシナリオ、オリジナル小説や脚本の執筆依頼はこちらでお願いします→https://profile.coconala.com/users/1646652