百人一首ツイノベ解説 #012
自室に篭ってアイドルのライブDVDを眺めた。何年も前から、曲順や振付を覚えるくらい、何度も、何度も。他人から見たら薄気味悪いだろうか。笑うだろうか。それでも、自分と彼女を繋ぐものはもうこれくらいしかないのだ。画面の中では、亡くなった妹の笑顔だけが眩しく輝いていた #twnovel
— 秋助/秋乃アキ@感傷リップループ (@akisuke0) January 1, 2018
No.162 青葉の季節(百景 12番)
— 秋助/秋乃アキ@感傷リップループ (@akisuke0) January 1, 2018
僧正遍昭
和歌
「天つ風 雲の通ひ路 吹き閉ぢよ をとめの姿 しばしとどめむ」
歌意
「風よ雲の中にある天への道を吹き閉ざしてください。天女のように舞う乙女達の姿を、もう少しだけ地上に留めておきたいのです」#百人一首ツイノベ
最近は有名人やアイドルの自殺が相次ぐ。亡くなったことを知らなければ、その人の中ではまだ生きているように。亡くなったことを覚えている人がいれば、せめて、その人の中ではまだ生きているのだ。
(注:和歌の歌意は今日マチ子さんの著書『百人一首ノート』から拝借しています)
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