夏の夕方

たまに、体調を崩す。だるくてだるくて日中ずっと寝てしまう日がある。

今日がまさにそんな日で、朝６時からの農作業には参加できたくせに、そのあとはずっと寝てしまった。寝込む、というよりはひたすら気持ちのいい昼寝をしている状態。

夕方になって目が覚めて、水やりをしなきゃと外に出た。

いっぱい寝たのもあって、夏の夕方の気持ち良さがわーっと身体にしみた。

こういう気持ちのいい夏の夕方を、あと何回この場所で感じられるだろう？何十年という長さで毎年味わいたいな…と思った。

ここは、そういう日々が壊れた場所。ずっと続けばいい、が壊された場所。

私はそのことを想像することしかできないけれど、だからこそ、ずっとこの場所で想像し続けたい。

そのために私はここに来たんだと思った。