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巨匠に学ぶ「若々しい老後」

山田洋次と宮崎駿という映画界の2人の巨匠。

彼らの生き方を参考に、老後を若々しく生きる方法を考えたい。



2人の巨匠

最近TVで、山田洋次監督の先日公開された吉永小百合との映画の、撮影の様子を見た。

温和なイメージだった山田洋次監督だが、吉永小百合の演技に対する厳しさに、鬼気迫るプロの一面を見た。


また、「君たちはどう生きるか」公開後の宮崎駿監督だが、さらに次回作に意欲的で、毎日出社しているという話を聞いた。


山田洋次監督は92歳。

宮崎駿監督は82歳。

人生の大後輩として、全く頭が下がる思いだ。



人生のあらすじ

人間、「おぎゃあ」と生まれたからには、その終着駅である「死」に向かって進んでいく。

それまでの間に、子供として可愛がられ、やがて学校に通って勉強する。

その後紆余曲折して社会人として一人立ちし、年老いてゴールを迎える。

その間に多くの夢を持つが、すべて実現することはない。

両親という家族に育てられ、多くの友人との出会いと別れがある。

そのなかには人生を共にする配偶者との出逢いもあり、人間という生物の使命である子孫を残す。


そしてやがて、役目を終え、消えていく。


これが一般的な「人生のあらすじ」である。



若々しい老後

しかし最近、山田・宮崎両監督や、自分の身内を見ていて「老い」とは、確かに肉体や脳機能の衰えはあるが、「心の持ちよう」でかなり克服できるのではないかと思えてきた。

老後を語るには早い、ひよっこの見解である。

認知症とかの本当の大変さも、まだわかっていないだろう。

だが両監督の、作品を作り上げようと信念を貫く姿は、バイタリティに満ちているというか、その年齢を忘れるくらいの若さを感じる。

TVで観た、本番撮影時の気迫に満ちた山田洋次監督は、とても92歳には見えなかった。


ひょっとして、人間の「魂」って、宿った肉体をいかに使いこなすかが、充実した人生を送る秘訣なのかもしれない。

子供のうちは、体力や知識が足らず、なかなか肉体的にいうことをきかない。

それならばと、体を鍛え、勉強すれば機能が向上するだろう。

が、そのことに気が回る「魂」は、実際はあまり多くないのも事実だ。

そればかりか、「魂」によっては障害というかハンデを負うこともある。

やがて成長してそれぞれの道に進む。

肉体を使いこなせた結果が、その後の社会的地位に影響するとも言えなくもない。

だが、地位に関係なく、様々な経験を積んで年老いた頃には、それまでの人生でかけがえのない「生きがい」を見つけているかもしれない。


私もいい年をして、仕事に満足せず、複業を夢見てこうして投稿している。

確かに両監督の域とまではいかない。

しかし、信念・目的・夢などといった、「生きがい」に近く打ち込めるものがあれば、年老いてもなお心は衰えず、まさに「魂」の輝きを失わずにいられるのではないか。

まるで、「人生のあらすじ」では紹介しきれなかった、クライマックスを書き綴るようだ。

こうした巡り合いは、何も今からでも早くはないのだ。


この頃になると精神年齢が若いのは、ある意味長所だと感じる。

ちょうど私の母がそういう人である。

私とは対照的で、いつも明るく、ユーモアで周囲に笑顔を振りまいている。



まとめ 人生100年時代を前に

お年寄りというと、つい現役を引退した弱々しいイメージが強い。

しかし、その奥底にはまだ「魂」の可能性が秘められているのかもしれない。

人生100年時代も近い。

今のうちに自分の「生きがい」とまでいかなくても、打ち込めることを見つけておくことは、人生をより豊かにする。

特に現代は選択肢が多く、やる気さえあれば誰でも見つけられる。


2人の巨匠の生き方から、将来に成すべき展望を垣間見た気がする。

だが生や死なんて、「魂」にとってはほんの通過点なのかもしれない……。


老後を語るにはまだまだ若輩者ですが、いかがでしたでしょうか (^_^;)

今後とも有益な情報発信をしてまいりますので、次回も読んでやってください!


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