映画「オッペンハイマー」
いやぁ〜仕事が忙しすぎて、今週はネタを思いつかなくて (^^;)
そういうわけで映画の感想といこう!
映画「オッペンハイマー」を観よう
先日の投稿でもふれたが、アカデミー賞受賞映画「オッペンハイマー」を観に行った。
これまた先日の投稿で、我が家で映画鑑賞に参加した一人が「知人が観て良かった」と話していた。
それを覚えていた私が、最近読んだ物理学の本の影響を受け、より強く観たくなり、実行に移した。
ちなみに映画鑑賞会で話していたメンバーも誘って、2週間後に隣町の映画館に観に行くことになった。
映画のチケットは私が買うことになり、ネットでの予約を待った。
しかし、予定が狂った!?
人気がなかったのか、肝心のオッペンハイマーの公開が終わり始めたのだ。
隣町の映画館では、予定していた日曜日にはもう公開が終っている。
平日に行くわけにもいかないし、でも映画は観たいしと相談した結果、少し都会に出て、まだ公開している映画館に行くことに。
こうして、5月の日曜日に11:00から180分の映画を観ることになった。
映画「オッペンハイマー」の感想
ピューリッツァー賞受の傑作ノンフィクション「オッペンハイマー」を原作とし、第二次世界大戦下、世界の運命を握った天才科学者オッペンハイマーの栄光と没落の生涯を実話に基づき描いた作品。
96回アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞等の7部門受賞を果たした。
オッペンハイマーといえば「原爆の父」として知られている。
私も原子力についての投稿もしたことがあるので知らぬ名ではない。
今作はオッペンハイマーが原爆を作り出すきっかけや、環境、人間関係、そしてオッペンハイマー自身の心情が色濃く、リアルに描かれている。
物語は、彼の人生と後半の重点である赤狩り(共産主義者の摘発)が並列に、カラーとモノクロの映像を交えて同時進行する。
それは180分という長時間ながら、これでもかと言わんばかりに盛り込まれていて、思わず見入ってしまい、全く飽きることがなかった。
最近覚えた量子力学の知識も役立った。
聞いていたウワサでは、広島・長崎への原爆投下の描き方、つまり「原爆の被害の表現が弱い」と日本では評されていたようだ。
それも意識して観た。
確かに実情をあまり知らない外国人が観るとそうなるかもしれない。
しかし日本人として観てみると、直接の表現は確かに弱いかもしれないが、要所で原爆の光=恐怖を表現しており、そう悪くはなかったように思う。
何にしても、観て正解だった。
アメリカが大金をはたいて原爆を作った内情ではなく、実際にどのようにして作られたかがよくわかった。
しかしオッペンハイマー自身、確かに原爆を作り出したが、必ずしもさらなる核兵器の開発に力を注いだわけではなかった。
そんな彼の人生は、一見の価値あり。
原作への興味
最初、映画を観る前に原作をとも思った。
しかし調べてみると、1408円の分厚い文庫本が上中下と全3冊(!)
さすがに手が出なかった。
しかし映画を観て、ピューリッツァー賞を受賞しているという原作にもとても興味を持った。
まあすぐには読まないだろうが、忘れた頃に読んで、また映画を観るのも悪くない。
だが、映画以上に濃い内容なのは間違いないだろう。
ちなみに、この投稿を書きながら購入したパンフレットにも目を通した。
これが最近珍しい「あたり」のパンフレットで、とても読みごたえがあった。
役者や映画のシーン、はたまた衣装やロケ地の裏話を知ることができとても面白かった。
監督のこだわりは伊達じゃなかった。
評論も悪くない。
もう上映が終わり始めているが、こちらも購入の価値あり。
まとめ 映画「オッペンハイマー」
いかがだろうか。
私が映画を観たきっかけから、映画の感想と原作への興味を書いてみた。
これを機会に、あなたも映画を観ていただければ幸いである。
時期的に、もう少し待ってAmazonかな。