吉高由里子と「正義のセ」
吉高由里子のファンであり、多くの出演作を観た。
そんな私が、その縁で出会った特に良かった原作「正義のセ」を紹介したい。
来年の大河ドラマ
今年も残りわずかとなった。
そんななか話題になっているのが、来年の大河ドラマ。
主演は吉高由里子で、平安時代の作家、紫式部を演じるという。
他のキャストも大物ばかりで、今から楽しみである。
吉高由里子といえば、今や実力派美人女優。
こんなことを書いている私も、ファンの1人である。
私が彼女を知ったのもやはりドラマ。
観た順に代表作を紹介すると
「正義のセ」
「わたし、定時で帰ります。」
「知らなくていいコト」
「危険なビーナス」
「最愛」
「星降る夜に」
等々
この内いくつかは原作も読んだ。
今回はこんな作品から、特に面白かった、「正義のセ」の原作を紹介したい。
吉高由里子と「正義のセ」
まずはドラマ
エンディング曲 「失敗学」 福山雅治
そして原作 「正義のセ」
著者はあの阿川佐和子で、全4冊。
正義のセ ユウズウキカンチンで何が悪い!
1作目は3章からなる短編集。
正義のセ 2 史上最低の三十歳!
正義のセ 3 名誉挽回の大勝負!
ドラマを観た縁で前作を読むと、予想以上に面白かった。
そこでシリーズの残り三冊を大人買いして読むことにした。
さらに、一冊ごとに物語が完結するものと思い読んでいたのだが、どうしてどうして。
2作目と3作目で一つの長編になっている。
正義のセ 4 負けっぱなしで終わるもんか!
〈読書後の感想(総評)〉
吉高由里子主演でドラマ化され、大変良い内容でハマってしまった。
そこでこの原作も読むことを考えたが、当時のレビューの評価が悪く、買うのを迷ってしまった。
しかし吉高由里子の他のドラマも観て、やはり読みたくなり、勇気を出して購入。
内容は、新米女性検事の、検事として、また女性としての成長物語。
主人公・竹村凛々子の生い立ちとその不器用な性格、温かみを感じさせる人間関係が物語を盛り上げる。
時には、思わずホロッとさせられる。
対照的に、捜査や取り調べでの検事の苦労や駆け引き、事件の被害者の悲しみや社会的なダメージなどがリアルに描写されている。
ハッとして、一歩引いて考えさせられる場面も。
これらのバランスが見事に取れていて、読んでいて飽きることがなく一気に読めてしまい、とても面白かった。
展開にも無駄がなく、読んでいて気持ちよかった。
原作の凛々子も、吉高由里子でイメージして読んだが、ドラマにも負けていなかった。
著者の他の本(エッセイ)も読んだことあるが、全然印象が違った。
阿川佐和子の才能を思い知った気がする。
レビューの評価が悪いのが嘘のよう。
ドラマ化されたのは伊達じゃなかった。
良い作品に巡り会えた。
ドラマも確かに面白かったが、また違う一面を見せる原作は、それ以上に深く良い作品だった。
シリーズを読み終えて、寂しいばかりだ。
まとめ さらにファンとして
吉高由里子主演の「正義のセ」という作品であったが、原作の良さも知っていただけただろうか。
古い書籍なので、今なら電子書籍のほうが入手しやすいだろう。
さらにファンとして、私はある大作を見逃している!
それはNHK連続TV小説、「花子とアン」である。
放送当時は忙しかったのと、現在のように録画して観る習慣がなかったので、つい見逃してしまった。
現在、吉高由里子ばかりか、赤毛のアンのファンとしてもぜひ観ておきたい作品である。
とりあえず、赤毛のアン全作を読んでから、このドラマを観たい。
もちろん、このドラマの原作も忘れない。
「光る君へ」と共に、来年の楽しみができた。
吉高由里子さん、期待してま~す!!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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