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超初期の子宮頸がんになった話 その1

なんとなく、記録をしておこうと思う。
これから、私と同じ体験をする人も多いだろうし、
検査行きたくないなんて人に注意喚起の意味もこめて。

数年前、初めて行った子宮頸がん検診で引っかかった。
アラサー真っ盛りの私はめちゃくちゃびびった。

私の母はその数年前に卵巣がんで亡くなっている。
父も小さい頃、脳腫瘍→肺がんのコンボで亡くなったと記憶している。
母が亡くなって、さすがに私も検査へ行こう・・・と
思って一発目にそれである。がん家系にもほどがあるやろ。

2回目の検査後、やっぱり大きな病院へ行ってくれとのことだったので
紹介状を書いてもらってがんセンターみたいなところへ行った。

子宮頸がんというのは、段階がいろいろある。
よく、がんの話で聞くのが「ステージ」という言葉だと思う。
それの前に、子宮頸がんは「クラス」というのがある。

クラス1とか2はほぼ異常なし。
クラス3は3aと3bに別れており、3aは経過を見る。
3bはすぐ異常というわけではないが、今後がんに発展する恐れがある。
クラス4は超初期のがんにあたるが、がんのステージでいうと「0(ゼロ)」
クラス5=ステージ1だと私は認識している。

クラス4=ステージ0の超初期のがんは、まだ上皮内にいて、
がん細胞が血液にのらないため転移の心配がない状態だそう。
私はここの状態だった。
とはいえ、がんはがん。
すぐステージ1に上がることはないけど、ま、取りましょう。
という話になって入院・手術となった。
ちなみに、3bでも手術する場合もあるみたい。

この段階で、あんまり不安はなかった。
お医者さんも大丈夫大丈夫~、だったし、
いろんな資料とかネットを見て、大丈夫そうと判断したからだ。

しかも、おなかを切ることのない手術。
子宮頸がんというのは、子宮の…えーと…出口?入り口じゃないよね?
そこのがんなので、まあ、下から電気メスを突っ込んで
ぐるっと切り取って終わりらしい。すごいな。

下半身麻酔で、意識ある中でもいけるらしいが
昔から血とか注射とか苦手な私は、薬で眠らせてくれと頼んだ。
同じ手術をした人のブログに、
「皮膚が焼ける臭いがした」(電気メスで焼き切るから)
と書いてあったし耐えられない。こわい。

ただし、超初期だし手術時間もほんの1時間程度、
入院も3泊4日(2泊3日でもいいらしい)で
私もかなり楽観的に捉えていた。
しかも、入院日の都合で土日をはさんでしまい、
3日間くらい病院に併設されたコンビニのカフェラテばかり飲んでいた。
あと、3DSの「逆転裁判」をひたすらやった。

耳を切る検査で貧血になって看護婦さんに心配されたり、
入院日に一人で来て先生に「え!?今日一人なの!?」といわれたり、
手術の立会い友達じゃだめですか?とゴネたり(結局兄を呼び寄せた)
あと、知り合いには決して病院を明かさず過ごした。
死ぬようなものでもなし、みんなに心配かけたくなかったから。

(無意味につづく)

※病気の内容について。
人によって説明が違うかもしれません。あくまで私が当時聞いて整理した知識です。詳しくは病院の先生に聞くのが一番いいです。

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