休職中の日々:その病、コロナよりずっと重い

さて、今回も休職中の日々での出来事。自分の将来の在り方を考えていた時の事だ。

在り方というのは簡単に言うと、自分の将来における【やりたい事、欲しい物、なりたい姿】のことだ。生涯、10年後などの長いスパンでもいいし、半年、1,2年後の短いスパンでもいい。大事なのは"とにかく自由に沢山想像すること"、"出来る/出来ないではなくやりたい/やりたくないで想像すること"だ。

お世話になっている営業コンサルの師匠からも教えてもらっていた事だし、最近参加した細金氏のセミナー(https://jinsei-senryaku-staff.com/)でも同様の話があった。後者はまだわからぬところもあるが、恐らく本物の経営者や成功者は皆漏れなく明確に持っているのだろうと思う。

ちょうど休職中で、パーソナルミッションも再確認していた自分もタイミングが良く、改めて考えてみたのである。

まずは1時間強。じっくり頭を巡らせてみた。

するとどうだろう。全くペンが走らない。"全く"だ。セミナーでは、想像しやすい1,2年後のスパンで想像しよう、とあったため僕もそのスパンで想像していたのだが、とにかくペンが止まって仕方がない。

やっとのことで捻り出したのが、"車は中古でもいいから欲しいな"、"コロナ落ち着いたら海外旅行は行きたいな"、"家族とも旅行行けたらいいな"。せいぜいこれくらいである。

僕は驚愕し、呆然としてしまった。

何でも自由に想像すればいいのに、1,2年という短いスパンでさえ、やりたい事、欲しい物、なりたい姿がこんなにも出てこないことに、驚きを隠せなかったからだ。

このことを親しい先輩に話してみたところ、"それがお前のダメなところかもね。"とFBをもらった。

図星な気がした。

ここまで"想像しやすい"条件にも関わらず、これが出てこないというのは極めて異常なことだと思う。普通ならポンポン沢山出てくるはずだ。

こんなにも僕の想像力は堅くなってしまっていたのだ。未来をワクワク想像する心、自分の可能性にワクワクする心。それをいつしか失ってしまったのかもしれない。

師匠にも以前言われたことがある。

"お前が売れてないのは、自分で自分を心底信じれてないだけだと思うぞ。"

今日の出来事と同じ気がする。自分で自分の可能性に蓋をしてしまっている。"自分にはこれは無理だな"と心のどこかで思ってしまっている。だからこの在り方でも出てこなかったのだ。

さて、そろそろ締めに向かおう。

タイトルの通り、これはもはや"病"だ。しかも、かなりの重症。不謹慎かもしれないが、コロナウイルスなんかよりずっとずっと重く、根深い病。

誰もが未来を自由にワクワク想像できるはずなのに、それが出来ない。

因果関係を少し考えてみたが、やはり親の教育、育ってきた環境が大きいだろう。過保護に育てられ、敷かれたレールを走るだけ。"変な事はやめなさい"という教え。

これを二十数年続けてきてしまったのだから、こうなるのも頷ける。

子供の頃は、"ウルトラマンになりたい!"、"サッカー選手になる!"などと大きな夢を持てていたのに。

とは言え、これは不治の病でもないはずだ。治療期間はかなり長くなりそうだが、人生をより豊かにするためには、必ずこの病を治さねばならない。


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