まさこあきら
親友の親友が死んだ。 僕はその子と特別仲が良かったわけではないが、もちろん何度も話したことはあるし、同世代、まだ20代で突然のことだったのでとてつもないショックだった。 なにより僕としては、親友を亡くした親友を見ているのが最も辛かった。胸が張り裂けそうな気持ちになった。 通夜の受付で座る親友のこれまで見たことのない表情は生涯忘れることはないだろう。 解剖学者・養老孟司は、「自分にとって死はない、死は他人にとってのみある」と指摘する。 まさにその通りだと思った。このと
オリジナルスパイスカレーへの道 第1話
中学生の頃、ワンセグケータイで、深夜テレビを見るのにハマっていた。 最初は、特にこれを見たいということではなく、なんとなく深夜にテレビを見るという行為そのものに浸っていたい、ということがきっかけだった。もちろん、そうしているうちに、お気に入りの番組にいくつも出会い、だんだんと番組を目当てに見るようになっていった。 そこで出会った番組の思い出はたくさんある。例えば、ドラマ『下北GLORY DAYS』。 彼女が合格した名門大学を目指すために浪人生活を送る主人公の男の子が、受
ゆったりと、しかし強烈に、人生・生活が転回(展開)しているのを感じる。予想の範疇だが、少々面食らっている。ところで、ソナタなら、次は再現部だ。最高の(トゥエン)ティーンネイジャーという主題をもう一度再現しよう。これはソナタ形式中、最も重要だったはずだ。ここが見せどころである♪
なんとなく、「自分のリスト」を書きたくなったので書きます。これが全てではないですし、追加・変更の余地はあると思いますが、とりあえず。 今回はまず「街」を2つピックアップします。 梅田 ご存知、大阪一の都心、梅田。 梅田から電車で近いところに住んでいたというのもあり、とにかくなんであれ、「とりあえず梅田」という精神で、この10年くらいはずっと過ごしてきた。10年間を通してざっと平均したら、マジでたぶん1週間に1、2回は行き続けていた計算になるのではないだろうか。 一身
写ルンですと一緒に歩いたパリを紹介します。 ヘッダーは、朝のセーヌ川です。 長いフライトの末、ついに、パリ=シャルル・ド・ゴール国際空港に到着。フランス語はほんの少しだが勉強しているので、フランス語のサインが生き生きと目に入ってきて、パリ、フランス観光へのモチベーションがますます高まった。 さて、パリといえば、フランスといえばエッフェル塔。2024パリオリンピックの準備のため、周囲の広場はかなり忙しない感じだったが、どこから見てもさすがの迫力だった。 そして、ルーヴル
※2023年5月に書いていたメモが発掘されたので少し加筆・修正して投稿します。 このところよく話すようになった、非凡なセンスあふれる友だちとの会話で特に印象に残ったgood phrasesをいくつかノートします。たわいもない会話を記録するなんてやや趣に欠けますが、私は普段から趣がありすぎるくらいなので、たまには少し欠けてるくらいがかわいいでしょ、ってことで。 特急の京阪は情緒がない たしかに。大阪から京都へ行くのに、特急でピャッと着いてしまっては、せっかくの電車旅の情
「おれ、この戦いが終わったら、、」リスト ・好きぴたちとできるだけ会う ・フィルムカメラ買う ・動画編集始めてみる ・コーヒー屋めぐる ・CD買う とりあえず、以上。
将来やると小学生の頃には決意していて、かつ、その後ほんとうに実践できたこと2選。 ①世界史を勉強すること 小学生の頃、僕は私立中学受験のための塾に通っていた。そこで出会ったチカちゃん(仮名)は、どこか他の生徒にはない、いわんや地元の同級生にはない、なんとも言えない不思議な魅力を持っていた。 僕はその小さな校舎ではずっと成績トップを独走していた。もちろんチカちゃんより僕の方があらゆる科目において成績は圧倒的だった。他の生徒もそう。しかしチカちゃんだけには僕が「勉強面」
機内食SSR シンガポール航空 SIN→KIX
おめでとう! 今日太陽が 見えなくなっても イヤっていうほど 言ってあげられるわ ーおめでとう/JUDY AND MARY
今年の夏は、昨年と違い“生き急いだ感じ”はあまりなかったが、かなり充実していたように思う。 そんなものだろう。 これからも、秋も冬も未来も、自分のペースで。 Marchons, marchons.
今度行くパヒィ(パリ)旅行について考えていてふと、先日新しく開通した大阪駅から関空までの直行便・はるかを使うまたとないチャンスだと気づいた。「空港に行くまで」を考えているだけでもうかなり楽しい。まだ計画すべきことは山ほどあるのに。。。🇫🇷😄
我が青春、僕の愛するJUDY AND MARYというバンドの『ドキドキ』という曲に 「長い髪に憧れた 夜に降る雨は好きだった」 という歌詞があります。 僕はこの歌詞を解釈できませんでした。というのも、(おそらく)女の子目線の曲なので、女子ならではの髪と心情の事情があるのだろうと思いつつも、「雨の降る夜は髪の毛が長く見えるのか?」とかいろいろ1人で考えたりしていました。 そんな高校生時代のとある初夏に、なんとなくいい感じだった女の子、というか今思えば完全に両片思い、って
親友の結婚式の案内が来た。もうすでに泣きそう。
私のこれまでの人生を振り返ってみたとき、「良い先生」にたくさん出会ってきた、という幸福に気づいた。そんな恩師たちを、綴ってみようと思う。 一人目は、小学校6年時の担任の先生である。先生は、当時ですら思っていたが、今でもますます思う、相当な異端児であった。まあこの文脈で「児」と言うのもややこしい話ですが。 例えば、夏の暑い日にはしばしば、午後からクーラーの効いている図書館に移動して授業という名のゆっくり読書タイムを過ごすことがあった。当時、一般のモブ教室にはエアコンな