小学生の頃に決めていたこと

 将来やると小学生の頃には決意していて、かつ、その後ほんとうに実践できたこと2選。

①世界史を勉強すること

 小学生の頃、僕は私立中学受験のための塾に通っていた。そこで出会ったチカちゃん(仮名)は、どこか他の生徒にはない、いわんや地元の同級生にはない、なんとも言えない不思議な魅力を持っていた。
 僕はその小さな校舎ではずっと成績トップを独走していた。もちろんチカちゃんより僕の方があらゆる科目において成績は圧倒的だった。他の生徒もそう。しかしチカちゃんだけには僕が「勉強面」で絶対敵わない部分がひとつだけあった。それが世界史だった。

 もちろん小学校で世界史は習わないし、中学受験で出題されるということもない。でもチカちゃんが、「お父さんが教えてくれる」と言っていつも話してくれる世界史の知識と物語に、僕は全く未知の知識の世界があるという悔しさと興奮を感じていた。この時すでに僕は、将来世界史を勉強しようと固く決意していた。

 時は流れ、僕が高校2年生になった頃、社会科の選択科目を選ぶ瞬間がやって来た。僕は国公立理系志望だったので、社会は一科目だけ選択することになっていた。もちろん答えは決まっていた。世界史Bにマルをつけて提出した。

 おかげさまで世界史の勉強はその後ずっと飽きることなく楽しんでやり続けることができ、世界史の舞台を直接踏みたいと、海外旅行に興味を持つこともできた。

 ちなみに当時、僕はチカちゃんのことを好きだったのだが、それはまた別のお話。


②免許合宿に行くこと

 これはいつ頃というのは正確には覚えていないが、幼稚園だか小学生くらいの頃の話である。車好きな父の影響で、また幼い頃の好奇心も相まって、僕は車にとても興味を持っていた。

 そこで車を運転するためには「免許」を取らなければならず、そして免許を取るために「合宿」という選択肢がある、という話を父から聞いていた。父は合宿で免許を取得していた。

 この時、父に強く勧められたわけでもないのだが、なぜか免許合宿というものに妙に惹かれ、将来は絶対に免許合宿に行こうと決意していた。

 時は流れ、大学2回生の頃、そろそろ免許を取ろうかという時、僕にはもちろん「通い」で取るつもりは全くなかった。合宿のことしか考えていなかった。無事にお金と時間を捻出し、免許合宿に参加することができた僕は、最高に充実した18日間を過ごすことができたのであった。 

 同一箇所に連続宿泊としては自分史上最高記録となった18泊の免許合宿生活は、ずっとひとりだったが、とても思い出に残るものとなった。これはまた機会があればnoteにでも書きたいなと思っている。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?