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ライター仕事で時短のために心がけていること

物書きで利益を生むうえで、その仕事がフロー型なのかストック型なのかという違いは重要です。僕のように求められる「記事」を書くライターは、ビジネスとしてはフロー型に偏っています。

個人事業主としてライターをしている場合、1つの記事を書き上げると1万円の売り上げになるという仕事ならば、月に60本の記事を執筆すれば、手取りで30〜40万程度の利益に繋がります。しかし、重要なのは、受注する記事の単価だけではありません。1本の記事をどのくらいの時間で仕上げられるか、という作業時間も重要になります。

時間当たりの売上(円/h) = 記事単価(円) ÷ 作業時間(h)

たとえば、1万円の記事を受注しても、執筆・納品するのに8時間かかったら、1時間あたりの売上は1250円/hです。さらに手取りは大体625円〜800円くらいでしょうか。どこかでアルバイトをした方がマシです。

一方、5000円の記事を2本受注して、30分で1本ずつ仕上げることができれば、1時間の売上は1万円/hです。手取りに直しても5000円〜6000円くらいにはなるでしょう。時給5000円の労働はかなりの好条件です。

ライターとして生活し続けるには、この時間単価をどうやって上げていくか、ということが重要になります。つまり、「時短術」が欠かせません。

このnoteでは、ライター仕事の作業時短のために、僕が心がけているテクニックや仕事における戦術を、9つ紹介します(※文量は全体で6000文字弱です)。


|1|入力を時短する

ユーザー辞書機能を使いましょう。変換しづらい固有名詞などを登録しておき、スムーズな変換ができるようにする機能のことです。使っているOSを問わず、PCでもスマホでも何かしらの機能が備わっているはずですので、まずはご自身の環境に合わせて調べてみてください。

ユーザー辞書機能を使うコツは2つあります。1つ目は定型文入力への応用です。例えば、僕は『お』と入力することで、「お世話になっております。フリーライターの井上です」と変換候補が出るようにしています。『住所』と入力することで、郵便番号からはじまる住所の綴りへ変換できるようにもしています。

上記の例は、メールなどの事務処理で使えるパターンですが、高頻度で入力するお馴染みの定型文がある場合には、特定の『合言葉』から変換できるようにしておくことで、時短につなげることが可能です。


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