「今日の1曲」 2021.09.25 - 10.01
9月25日(土)
今日の1曲 は、1960年代に一番活躍していた、アメリカの白人男性ポップス・シンガーの人の全米10位、全英では2位にまで上ったヒット曲です。
この人の歌は、特にちょっと独特のファルセット・ヴォイスを使うことが多くてそれが特徴になっているんですが、この曲でもサビなどで使われています。
1960年代には、フォー・シーズンズの「シェリー」が流行ったりしていたので、それを参考にしていったのだとかいう話です。
1969年のヒット曲でした。19時ごろに。
【I’m Gonna Make You Mine (1969)】
1960年代を中心に活躍したシンガー、ルー・クリスティのヒット曲の1つ。全米で10位、全英で2位にまで上りました。イタリア系の人のようで、本名は、ルジェー・アルフレド・ジョヴァンニ・サッコとか言うんだそうです。
9月26日(日)
今日の1曲 は1970年代にカナダ人の女性シンガーが大ヒットさせたことで有名な曲……なんですが。オリジナルを書いたのは、これも有名なアメリカの男性シンガーソングライターでして。
彼がまだ男性2人のデュオで活動していた時に書いて、レコーディングもしている曲です。その曲を気に入った女性シンガーがカバーした、というようなことだったそうですが。
で、今日のバージョンは、5年ほど前にオリジナルを書いた人がある番組で歌ったセルフカバーのバージョンということだそうです。思い入れのある歌なんでしょうね。
オリジナルは1971年のアルバムに収録、大ヒットしたカバーバージョンは1972年でした。19時ごろに。
【Danny’s Song (2016)】
オリジナルはロギンズ&メッシーナ時代にケニー・ロギンズが書いた曲で、ダニーというのは彼の兄の名前です。その後アン・マレーがカバーして大ヒットした曲ですが、今日はダリル・ホールのオンライン番組にロギンズが出た時のライブ映像でどうぞ。
9月27日(月)
今日の1曲 は、1970年代にノスタルジックでメランコリックな曲で大ヒットを飛ばしたアイルランド出身の男性シンガーソングライターの、それとは別のヒット曲です。
で、その曲も同じようにノスタルジックでメランコリックかというと、予想に反して(?)ファンキーな曲なんですね。まあ、単純にハッピーって感じでもないですが。
この曲、実は後に日本の人気アニメの劇中歌としても使われたそうなんですが、なんだか視聴者の評判が悪かったらしく、1回使われただけで終わってしまったそうなんですが。なんでかなあ、と私なんかは思うんですけどね。
そんな1973年のヒット曲を19時ごろに。
【Get Down (1973)】
ギルバート・オサリヴァンというと「アローン・アゲイン」のようなちょっと古めかしいメランコリーな気分の曲を歌うイメージがありますが、こういうファンキーな曲もあります。元々、彼が本番前に指ならしで弾いていたものが曲になったんだとか。
9月28日(火)
今日の1曲 は1970年代のフィラデルフィア・ソウルを代表するあのコーラス・グループのヒット曲の1つです。フィリー・ソウルというとオーケストレーションとかが特徴的ですけど。
この曲に関して言うと、「あの楽器」が使われているんですよね。この時代のソウル/R&B系の曲ではよく聞かれる鍵盤楽器なんですけどね。
もちろん今でも使われないわけでもないんですが、やはりこの頃、1970年代R&Bやファンク・ミュージックのイメージの強い楽器ですね。
1973年のヒット曲です。19時ごろに。
【One of a Kind (Love Affair) (1973)】
スピナーズのヒット曲で、総合チャートで11位、ソウル・チャートでは1位を記録しています。プロデューサーはトム・ベルで、バックの演奏はMFSBの面々。イントロにクラヴィネットが使われていたりとか、時代を感じさせますな。
9月29日(水)
今日の1曲 は、カントリー・ミュージックの名曲の1つを1970年代にカバーしたバージョンです。オリジナルはカントリー界の最重要人物ともいわれる人の曲なんですが。
この曲は、その後も色んな人がカバーしていて、いくつかチャート・インしたバージョンがあるのですが、今日のものはその1つというわけです。とあるバンドのリーダーだった人がそのバンドを離れてレコーティングしたプロジェクトでした。
日本では(実はイギリスでも)、それとはまた別のグループがレコーティングしたバージョンがヒットしたのですが、そのバージョンはアメリカではシングル発売されていないんですね。
そんな1973年のバージョンを19時ごろに。
【Jambalaya (1973)】
ハンク・ウィリアムズの名曲。日本ではカーペンターズのヒット曲として知られていますが、アメリカでは前年に今日のこのバージョンがヒットしたせいか、シングルカットされてないんですね。ジョン・フォガティがCCRを離れて発表したプロジェクトでした。
9月30日(木)
今日の1曲 は、今や大スターになったアメリカの若手女性シンガーソングライターの最近のアルバムの中の1曲です。そんな大作ってわけではなく、小品といった方が良いような曲ですが。
で、この曲、ボサ・ノバのリズムに乗った歌なのですが、そのサビのところにさしかかるとですね、メロディ・ラインが面白くて、なんだか和風な響きがあるんですよ。
これ、実はある人がYouTubeでこのアルバムの解説をしながら言っていたのですけどね。日本の音階に良く似てると。でまあ確かにそんな音使いなんですね。
今年出たアルバムの中の曲です。19時ごろに。
【Billie Bossa Nova (2021)】
ビリー・アイリッシュの最新アルバムの中の1曲で、題名のとおりボサ・ノバなんですけど、サビのところで使われてるスケールが日本の都節音階ではないか、とDr.キャピタルという人が言ってました。知らんけど。兄フィニアスのギターでどうぞ。
10月1日(金)
今日の1曲 は1960年代から活動を続けている、カリフォルニア、ロサンゼルス出身の男性シンガーソングライターのシンガーとしてのデビュー曲です。
ロサンゼルス出身と書きましたが、父親の仕事の関係で生れたのはドイツだったらしいんですけどね。10代の若い頃からまずソングライターとして曲を提供していたのですが。
この曲でデビューを果たしたのは1970年代に入ってからでした。身体の一部の不調を体験したのでそれを曲にしたら、それがイノセンスの喪失とかそんな意味あいの曲になってしまったとか本人は言っているそうですが。
1972年の曲でした。19時ごろに。
【Doctor My Eyes (1972)】
ジャクソン・ブラウンのデビュー曲で、全米8位に上るヒットとなった曲です。デヴィッド・クロスビー、グラハム・ナッシュがバック・ヴォーカル、ジェシー・エド・デイヴィスのギター、ラス・カンケルのドラム、リー・スクラーのベースという面々。
好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。