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「今日の1曲」2022.05.21 - 05.27

5月21日(土)

今日の1曲 は、1960年代後半のヒット曲ですが、今日はインストルメンタル・ナンバーです。アメリカでは、超ミリオンセラーとなったんですが。

この曲を演奏しているのは、アメリカの人ではなく、南アフリカ出身のトランペッターなんですね。この人は、イギリスやアメリカで音楽を学んだり、多くのイギリスやアメリカのミュージシャンとの共演もある人でして。

この曲自体もアメリカのミュージシャンたちとアメリカでレコーディングされたものでした。本人は特に重要な演奏とは思ってなかったようですが、発売したら大ヒットだったという話です。

1968年のヒット曲。19時ごろに。

【Grazing in the Grass (1968)】
ヒュー・マセケラは南アフリカのトランペット/フリューゲルホーン/コルネット奏者で、「南アフリカ・ジャズの父」とも言われる人です。彼がアメリカでレコーディングしたこの曲は全米1位ヒットとなり、400万枚以上売上げたそうです。


5月22日(日)

今日の1曲 も1960年代後半の曲ですが、今日の曲はソウル/R&Bのヒット曲。当時まだ21歳の若手だった男性シンガーによるヒット曲です。

この男性シンガーは先輩の大物男性ソウル・シンガーの目に止まり、彼に誘われて、今日の曲を一緒に作り、レコーディングしたところ全米2位になるヒットになりました。

曲の内容は、色々な先輩ソウル・ミュージシャン(たとえばジェイムズ・ブラウンとか)たちやその曲に対するオマージュとなっていました。

1967年のヒット曲です。19時ごろに。

【Sweet Soul Music (1967)】
アーサー・コンレーはジョージア州出身のR&Bシンガーで、この曲はオーティス・レディングとの共作。曲自体がソウル・ミュージックへのオマージュになっており、様々なソウルの名曲が歌詞に現れます。しかし「レッツ・ゴー・ソウル」てどうよ。


5月23日(月)

1960年代に人気のあった、サイケデリック・ロックとかポップとかいうジャンルの音楽は、こちらで以前にも取り上げたりしています。いわゆるサイケ・カルチャーに影響を受けた音楽ですよね。

今日の1曲 も、そんなサイケデリック・ロックのバンドの1つが出したヒット曲です。彼らのデビュー曲でもあるのですが、全米1位を獲得しています。

ただ結局この曲が彼らの最大のヒットで、これを越える曲を出すことはできませんでした。その後、解散と再結成を繰り返して、今はまた活動をしているようですが。

1967年のヒット曲です。19時ごろに。

【Incense and Peppermints (1967)】
ストロベリー・アラーム・クロックはLA近郊グレンデール出身のサイケデリック・ロック・バンドで、この曲が彼らのデビュー・シングルでした。全米1位を獲得するヒットとなり、後に映画『オースティン・パワーズ』でも使われています。


5月24日(火)

今日の1曲 は1960年代後半に発表された、カリフォルニア出身のポップス系(サンシャイン・ポップなんて呼ばれたりしますが)バンドの全米1位になった曲です。

このバンド、1960年代には、いくつものヒット曲を生み出していますが、その中でももっとも成功した曲の1つが今日の曲でした。一時解散状態でしたが、再結成されて今も活動しています。

今日の曲は、あるジャズ・ミュージシャンにカバーされ、そちらもイージー・リスニング・チャートの1位になるヒットになったりもしています。ジャズ・ファンにはそちらの方が有名かもしれません。

1967年のヒット曲。19時ごろに。

【Windy (1967)】
カリフォルニア出身のポップ・バンド、ジ・アソシエイションのヒット曲の1つで、全米1位を獲得した曲です。ジャズ・ファンにとっては、ウェス・モンゴメリーのカバー・バージョンでおなじみかもしれません。そちらも全米44位になるヒットになっています。


5月25日(水)

今日の1曲 は1970年代にあの大物ロック・バンドが出したシングル・ヒット・ナンバーで、全米17位まで上った曲なのですが、この曲、実はカバー・バージョンでして。

オリジナルは、1960年代中盤にでた、モータウンの人気ヴォーカル・グループのヒット曲でした。ブルージーでアップテンポな曲で、このグループの新たな一面を切り開いたと言われた曲でしたが。

なので、そのロック・バンドが歌うのにも向いていたということかもしれません。曲の内容は、去っていこうする恋人に行かないでとお願いするという、わりと情けない歌詞なんですけどね。

1974年のリリースでした。19時ごろに。

【Ain’t Too Proud to Beg (1974)】
ローリング・ストーンズの『イッツ・オンリー・ロックンロール』アルバムからのシングルカット。全米17位になった中くらいのヒット曲ですが、オリジナルはテンプテーションズが1966年にR&Bチャート1位に送り込んだヒット曲でした。


5月26日(木)

今日の1曲 は、1960年代から70年代に一番活躍した、アメリカの男性2人組、つまりヴォーカル・デュオによるヒット曲の1つです。

というと、いくつかのデュオが思い当たるかとは思いますが、今日のデュオはいわゆるブルーアイド・ソウル系の人たちです。そういうとまあ、だいたい絞られますよね(笑)

この曲は、彼らがずっと組んでいた有名なプロデューサーとのチームを解消してリリースした、最初のシングルになります。なので、そのサウンドには大きな変化が?と思うのですが、そうでもないようでして。

1966年のヒット曲です。19時ごろに。

【(You’re My) Soul and Inspiration (1966)】
ライチャス・ブラザーズの全米1位になったヒット曲。彼らがプロデューサーだったフィル・スペクターの元を離れた後の最初の曲でした。とはいっても、アレンジャーは同じ人で、音作りはあまり変わらない感じですけどね。


5月27日(金)

今日の1曲 は1960年代にヒット曲を量産した、いわゆるブリティッシュ・インヴェイジョンのバンドの初期のヒット曲です。このバンド、全米ヒットチャートのトップ10に10曲以上送りこんでいるんですね。

今日の曲は、イギリスではシングル発売されなかったようですが、アメリカでヒットしました。彼らのわりと初期のヒット曲でしたが。

実はこの曲のレコーディングには、スタジオ・ミュージシャンが使われていたらしく、その中にどうもあのギタリストがいたらしいという話があります。本当かどうかよくわからないんですが。

そんな1965年のヒット曲を、19時ごろに。

【Can’t You Hear My Heartbeat (1965)】 
ハーマンズ・ハーミッツのヒット曲で、イギリス本国ではシングルのB面だったそうですが、アメリカではA面として発売されチャート2位にまで上りました。ちなみにジミー・ペイジがレコーディングに参加しているとかいないとか。 

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。