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「今日の1曲」2022.10.15 - 10.21

10月15日(土)

今日の1曲 は、1970年代前半に全米1位になり、たしか年間ランキングでも1位になったという大ヒット曲です。グラミー賞も獲得したアメリカの女性シンガーの出世作でもあります。

この女性シンガーは、それまで音楽教師をしていてデビューアルバムにこの曲を吹込んだのですが、映画のサントラに使われたこともあってシングル化され、大ヒットとなりました。

今日のバージョンは、1990年代の終わり頃に、カナダの人気女性シンガーが歌ったカバーです。テレビ番組のために収録されたもののようですが。

1998年に収録されたバージョンを、19時ごろに。

【The First Time Ever I Saw Your Face (1998)】
オリジナルはイギリス生れの曲だそうですが、ロバータ・フラックの1972年の年間チャート1位になった大ヒット曲として有名。こちらのセリーヌ・ディオンのカバー・バージョンは、1998年のテレビでのスペシャル番組でのもの。


10月16日(日) 

今日の1曲 も、全米1位になった1970年代初頭の大ヒット・ナンバーで、年間チャートでも1位になっていたと思うんですが、その曲のカバーです。

オリジナルを歌っているのは、1960年代後半から70年代前半にヒット曲を連発していたアメリカのソフト・ロック系バンドでした。彼らの最大のヒット曲でしたが。

今日のバージョンは、この曲がヒットして間もなくレコーディングされたもので、歌っているのは1950年代から60年代を中心に活躍したロックンロールのレジェンド・シンガーの1人です。

1971年のアルバムから。19時ごろに。

【Joy to the World (1971)】
オリジナルはスリー・ドッグ・ナイトによる全米No.1を獲得したナンバーで、年間チャートの1位ともなっています。こちらのリトル・リチャードのカバー・バージョンは同じ年に出た彼のアルバムの中の1曲。前置きがかなり長いですけどね(笑)


10月17日(月)

今日の1曲 は、1970年代初頭の大ヒット・ナンバーで、あの男性デュオのおそらく最大のヒット曲……のインストルメンタル・カバーです。

この曲は、大ヒットしたこともあってカバーのとても多い曲で、カバー・バージョンがまたヒットしたりとかそんなバージョンもあったりしますね。

演奏しているのは、日本のあのフュージョン・バンドで、彼らのスタジオ・アルバムにも収録されていますが、今日はライブでの演奏動画でどうぞ。

1998年の演奏を、19時ごろに。

【Bridge over Troubled Water (1988)】
サイモン&ガーファンクル1970年の全米1位獲得曲で、年間でも1位になっている大ヒット曲。ものすごく沢山のカバーのある曲ですが、このカシオペアのバージョンは1988年のライブから。アルバム『PLATINUM』にも収録されています。


10月18日(火)

今日の1曲 は1970年代前半の大ヒットしたアメリカ映画の主題歌のカバー・バージョン。主演した女優/シンガーが歌って曲の方も大ヒットしました。

アカデミー賞、グラミー賞も獲得した曲で、数多くのアーティストがカバーしている曲でもあります。今日のカバー・バージョンは後に歌姫と呼ばれるようになる別の女性シンガーによるものです。

まだ彼女が若い頃にレコーディングされた、カバー曲を集めたアルバムの中の1曲でした。彼女が亡くなって、もう30年近く経つのですねえ。

1976年のアルバムから、19時ごろに。

【The Way We Were (1976)】
オリジナルは映画『追憶』のサウンドトラックに収められたテーマ曲で、バーブラ・ストライサンドが歌って全米1位となり1974年の年間チャートの1位にもなりました。こちらのテレサ・テンの歌は1976年に出たカバー曲を集めたアルバムから。


10月19日(水)

今日の1曲 は、今の時期にぴったりなスタンダード・ナンバー(笑)まあ、今の時期じゃなくてもセッションとか行くと1年中聴くとはおもいますけど。

おそらくいちばん有名なのは、あのジャズ・ジャイアントのトランペッターが吹いたバージョンかと思いますが、あれはかなり抑制の効いた演奏でしたよね。

今日の演奏はそれとはかなり対照的な、きわめてエネルギッシュな演奏です。日本でのジャズ・フェスティバルでのトリオでの演奏ですけどね。

1991年のライブ映像で、19時ごろに。

【Autumn Leaves (1991)】
はーい、「枯葉」ですよー。枯葉で焚火したら延焼して近所中燃上がってしまった感じですね。ゴンサロ・ルバルカバのピアノ、ジョン・パティトゥッチのベース、ジャック・デジョネットのドラムで、マウント・フジ・ジャズ・フェスティバルでの演奏。


10月20日(木)

とても人気があってそれなりに活動期間のあるバンドだと、ライブやコンサートでどんな曲をやったか、セット・リストのデータベースが残っていたりします。

今日の1曲 は、活動が終わってしまった今でも人気が衰えないアメリカのあのロック・バンドがライブで最も多く演奏した楽曲なのだそうです。

面白いのは、この曲彼らのオリジナルではなくて、別のバンドのリーダーだった人が書いた曲で、最初にレコーディングしたのも別の女性シンガーだったそうなんですね。

1971年に出たライブ・アルバムから、19時ごろに。

【Me and My Uncle (1971)】
グレイトフル・デッドのレパートリーとして、彼らのライブで最も演奏された曲ということだそうですが、作者はママス&パパスのジョン・フィリップス。最初にレコーディングしたのはジュディ・コリンズだそうです。1971年のライブ・アルバムから。


10月21日(金)

今日の1曲 のオリジナルは、アメリカの男性R&B/ソウル系のシンガーソングライターが1960年代にレコーディングしていますが、シングルとしては発表されませんでした。

その後1970年代に入り、これもアメリカ人の女性R&B/ソウルの大物シンガーが歌い、全米でトップ10入りするヒットとなりました……が、今日のバージョンはそれではなく……

さらに下って1990年代初頭に、また別のヨーロッパ出身の女性シンガーがカバーしたというバージョンです。全米でもプラチナアルバムとなった彼女の2枚目のアルバムから。

1990年のリリースでした。19時ごろに。

【Until You Come Back to Me (That’s What I’m Gonna Do) (1990)】
オリジナルはスティービー・ワンダーですが、アレサ・フランクリンが1973〜4年にヒットさせたバージョンが最も有名。こちらのポーランド出身のシンガー、バーシアのカバーは1990年のアルバムに収録。

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。