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「今日の1曲」2022.10.01 - 10.07

10月1日(土)

今日の1曲 は、1980年代前半のアメリカの代表的ロック・バンドのヒット曲を現代のアメリカのロック・バンドがカバーしたものなんですが。

もともとは、彼らのファンからカバーして欲しいというリクエストが来た流れでカバーすることになったのですが、色々紆余曲折(?)ありまして。

頼まれた曲とは違う、同じバンドのヒット曲をカバーしたという、なんかけっこうひねくれた流れだったそうです。もっともちょっと後にもうひとヒネリあったんですけどね。

1982年のヒット曲を2018年にカバーしたバージョンです。19時ごろに。

【Rosanna (2018)】
言わずとしれた1982年Totoの全米2位になった大ヒット曲。ウィーザーのこのバージョンは、ファンから「アフリカ」のカバーをというリクエストに応えるように発表されました。意地悪かよ。実際には「アフリカ」もこの5日後にリリースされたんですけどね。


10月2日(日) 

今日の1曲 は、1980年代中盤にデビューした女性スターシンガーの1人のデビュー曲にしてヒット曲……のパロディ・バージョンなんですが。

そのミュージック・ビデオをYouTubeで見つけたんですけど、なんかちょっと変だな?と思ってよく観てみると、どうもそのパロディの曲に合わせて後々つくったそっくりさんビデオのようなんですね。

曲自体はオリジナルのパロディ・バージョン(変な言いかたですが)なんですけどね。でもまあ良くできているので、今日はそのMVバージョンで。

元々のヒット曲は1983年、パロディ・バージョンは1985年、ビデオ制作は2011年のようです。19時ごろに。

【Girls Just Want to Have Lunch (1985/2011)】
オリジナルはシンディ・ローパーの1983年のヒット曲で、ウィアード・アルは1985年のアルバムでパロっているんですが、このミュージック・ビデオはどうも2011年にその曲に合せて作られたそっくりさんビデオのようです(笑)


10月3日(月)

今日の1曲 は、1980年代に特に人気のあった男性デュオ・グループの数あるヒット曲の1つです。デュオなんですが、一方がよく目立つという、まあいつものパターンで。

この曲も、全米1位をうかがうヒットではあったのですが、当時別のデュオ(といってもこちらはソロ・シンガー2人のコラボ)の曲が大ヒットしていまして。

結局、今日の曲は1位を獲ることができず、最高位2位で終わってしまったという結果でございました。まあ巡り合せってありますよね。

そんな1984年のヒット曲を、19時ごろに。

【Say It Isn’t So (1983-4)】
ホール&オーツの曲で、全米2位まで上ったんですが、ポール・マッカートニーとマイケル・ジャクソンの「セイ・セイ・セイ」が上にいて1位になりそこなったらしい。ジョン・オーツがデュオソニックかなんか弾いてるのがカワイイ(そこ? 笑)


10月4日(火)

今日の1曲 は、1980年代に特に人気のあったハード・ロック・グループの最大のヒット曲なんですが、これがバラード・ナンバーでして。

ハード・ロック・バンドがバラードやるとウケるっていう現象は、ときどきありますけどね。Mr. Big とかね。ヒットするというのはまあバンドにとっても嬉しいことではあるのですが。

とはいえ、それでバラード・ナンバーばっかり期待されてしまうのも、バンドにとってはつらいものがあるわけで、このバンドにもいろいろと葛藤があったとかなかったとか。

1984年のヒット曲です。19時ごろに。

【Sister Christian (1984)】
ナイト・レンジャーは1980年代前半から中ごろに、いくつかの全米トップ20入りした曲を出していますが、この曲が最大のヒット曲(全米5位)でした。メンバーのケリー・キーギーが自分の妹の成長を見てそれにインスパイアされて書いたのだとか。


10月5日(水)

今日の1曲 は、1960年代の終わり頃に出た、モータウンの人気グループのヒット曲……のライブ・カバー・バージョン。この曲、このグループのモータウン・デビューのシングルでした。

歌っているのは、アメリカのロック系の女性シンガーなのですが、実は彼女はオリジナルを歌った男性シンガーのバックコーラスをやっていたことがあるらしいんですね。

そのせいなのかわかりませんが、この曲の彼女の歌い方はとてもオリジナルを彷彿とさせるものになっており、なかなか聞き応えのある(?)ものではないかと思うのですが、さて。

2011年、モータウンへのトリビュートのためのライブ・イベントでのパフォーマンスです。19時ごろに。

【I Want You Back (2011)】
オリジナルは1969年、ジャクソン5の最初のモータウンからのシングル。ホワイトハウスでのモータウン・トリビュート・イベントの一場面。シェリル・クロウはデビュー前にマイケル・ジャクソンのバック・コーラスをしていたことがあるそうです。


10月6日(木)

今日の1曲 は1980年代中盤に出た、南半球方面出身のバンドによるロック・バラード・ナンバー……のカバー・バージョンです。全米2位になる大ヒットでしたが。

カバーしているのは、こちらも1980年代に大人気だったイギリスの男性シンガーソングライターです。1990年代に入ってのリリースでした。

このアーティストのベスト・アルバムに収録されていて、シングルカットもされています。あまり大きなヒットにはならなかったようですけど。

1991年のリリースでした。19時ごろに。

【Don’t Dream It’s Over (1991)】
オリジナルはオーストラリア/ニュージーランド混成バンドのクラウデッド・ハウスによる1986年の大ヒット曲。ポール・ヤングのこのバージョンは、1991年に出た彼の最初のベスト盤に未発表曲として収められ、シングルカットもされています。


10月7日(金)

今日の1曲 は今も活躍をつづけるあのロック・バンドの1980年代に出た大ヒット・アルバムが生んだ大ヒット・ナンバーのカバー・バージョンです。

全英・全米の両チャートで1位となり、アメリカでは9週連続1位だったという超ヒットになったアルバムでした。そのアルバムの先行シングルとして出たのが今日の曲でした。

今日のカバー・バージョンは、日本人女性シンガーソングライターによるもので、TVでのスタジオライブで披露されたものでした。

1999年の映像です。19時ごろに。

【With or Without You (2001)】
もちろんオリジナルはU2の1987年の全米3週連続1位など世界的に大ヒットしたナンバー。数多くのアーティストがカバーしていますが、こちらの宇多田ヒカルによるカバーは、2001年に行われたMTVのアンプラグドで歌われたバージョンでした。

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。