見出し画像

「今日の1曲」2024.06.15 - 06.21

6月15日(土)

今日の1曲は1960年代前半に発表されたアメリカの男性R&B系のシンガー・ソングライターのヒット曲……のカバー・バージョンです。

オリジナルは当時一世を風靡するくらいに流行っていたダンスがモチーフで、それに乗っかったヒット曲が沢山ありましたが、この曲も全米トップ10入りするヒットになっています。

今日のバージョンは、このアーティストのことが大好きな日本の男性シンガーソングライターがカバーしたバージョン。実は彼はこの曲を含むアルバムの全曲を可能な限りオリジナルに忠実にカバーしてCD化しています。

オリジナルは1965年。今日のバージョンは2012年のアルバムから。19時ごろに。

【Twistin’ the Nights Away (2012)】
オリジナルは1962年、サム・クックの全米9位になったヒット曲。トータス松本のこのカバーは、サム・クック好きの松本がアルバムまるごとオリジナルにできる限り忠実にコピーしたアルバムから。LPのスクラッチ・ノイズまで入れてるとか。


6月16日(日) 

今日の1曲 は1960年代前半に発表されたアメリカの男性R&B系アーティストによるインストルメンタル・ヒット・ナンバーです。

この曲を演奏しているのは、デトロイト出身のキーボーディストで、特にオルガン奏者として、いくつかのヒット曲を生み出しました。一番有名なのは全米No.1になったデビュー・シングルですが。

今日の曲も全米トップ10入りするヒットになっています。その後は大ヒットには恵まれず、しばらく引退状態だったようですが、最近はまた活動しているのだとか。

1962年のヒット曲を、19時ごろに。

【Rinky Dink (1962)】
そんな名前のスタジオがありましたが、Rinky Dink というのは「安っぽい」とか「ちっぽけ」とかそんな意味です(笑)おそらくこのデイヴ・ベイビー・コルテスのオルガンによるインスト・ナンバーから取ったんでしょうね。全米10位になるヒットでした。


6月17日(月)

今日の1曲 は1960年代前半に生れた、ロックン・ロール・ヒット・ナンバーです。歌っているのは1950年代終盤から60年代前半にいくつかのヒットを持つ男性シンガーでした。

彼は父親がアマチュアのミュージシャンで、当時流行したR&Bを聞いて育ったそうで、その影響もあってギターを始めたそうですが、後にバンドを結成して歌うようになったとか。

今日の曲のテーマは「遊園地」で、実在した遊園地の名前がタイトルになっています。1970年代初頭には閉園してしまったようですが。

1962年のヒット曲を、19時ごろに。

【Palisades Park (1962)】
フレディー・キャノンは、1950年代終盤から1960年代前半を中心に活躍したアメリカのロックン・ロール・シンガーで、この曲は代表曲の1つ。パリセイズ・パークというのは遊園地の名前だそうで、歌詞にいろんなアトラクションの名前が出てきます。


6月18日(火)

今日の1曲 は1960年代前半に生れた、アメリカの男性シンガーソングライターによるヒットソング……のカバー・バージョンです。オリジナルはこのアーティストの最初の全米1位を獲得した曲でした。

今日の曲がすごいのは、本人のオリジナル版のヒットだけでなく、カバー・バージョンも多くそのうちの3つが全米トップ40入りしているということでしょうか。1つは本人によるセルフ・カバーですけどね(笑)

今日のバージョンは、1970年代後半に出たアメリカの男女デュオによるkバーです。たしかシングルとしては日本単独の発売だった気がしますが、ちょっと記憶があいまいです。

1962年のヒット曲を1976年リリースのアルバムでカバーしたバージョンを、19時ごろに。

【Breaking Up Is Hard to Do (1976)】
オリジナルは1962年のニール・セダカの全米1位を獲得したヒット曲。セダカの再レコーディング版を含め、カバーの多い曲です。カーペンターズのこちらのバージョンは、彼らの7枚目のアルバム『見つめあう恋』に収録されています。


6月19日(水)

今日の1曲 も1960年代前半に生れた、アメリカの男性シンガーによるラブ・ソングです。叶わぬ愛を歌う、いわゆるトーチ・ソングというジャンルの曲。

このシンガーは、もともとジャズのピアニストとして有名になり、その後ポピュラー・ソングのシンガーとして絶大な人気がありました。1940年代から60年代にかけて数々のヒットがあります。

今日の曲も全米チャートの上位に昇るヒットでしたが、あるグループの大ヒット曲がいたため1位を獲りそこねたのだとか。

1962年のヒット曲を、19時ごろに。

【Ramblin’ Rose (1962)】
ナット・キング・コールの全米2位にまで昇ったミリオン・セラー・バラード・ナンバー。1位にフォー・シーズンズの「シェリー」がいたので2位止りだったそうです。タイトルは流れ者(?)の女性のことのようで、彼女への愛と諦めを歌っています。


6月20日(木)

今日の1曲 も1960年代前半の曲ですが、今日は女性R&B/ソウル系シンガーによるヒット曲。当時モータウンで活躍していた人でした。

1960年代に入ってすぐデビューした人で、初期のモータウンを支えたシンガーの一人でした。その人のデビューから3枚目のシングルで、スモーキー・ロビンソンが作詞・作曲とプロデュースをしています。

その後もヒット曲を連発するんですが、金銭面でのトラブルが原因で1960年代半ばにはモータウンを離脱してしまいました。その後もそれなりの活躍はしたんですが、モータウン時代ほどのヒットには恵まれませんでした。

1962年のヒット曲を、19時ごろに。

【The One Who Really Loves You (1962)】
メアリー・ウェルズは、初期のモータウンを代表する女性シンガーで、この曲は彼女の4枚目のシングル。彼女の曲として初めて全米総合チャートのトップ10入りを果たしています。作詞・作曲とプロデュースはスモーキー・ロビンソン。


6月21日(金)

今日の1曲 は1960年代初めごろのアメリカの男性シンガーによるヒット曲のカバー・バージョンです。実は元のヒット曲自体がカバーなんですけどね。

カバーというか、元々はフランスの曲(シャンソン)だったわけですが。それに英語の歌詞がついたのを歌ってヒットさせたのが今日の曲の「オリジナル」でした。

今日のバージョンは、その曲を1980年代に人気絶頂だった頃の男性シンガー/ギタリストが歌ったものでした。ギターはこの曲では弾いてなかったような気もしますが。

1985年リリースのアルバムから。

【Beyond the Sea (La Mer)  (1985)】
元々ストレートに海を歌ったシャンソンの曲ですが、英語の詞がついてラブ・ソングになりました。一番有名なのは1959年発売の全米6位になったボビー・ダーリンのバージョン。ジョージ・ベンソンのこのカバーは彼の22枚目のアルバムから。

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。