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「今日の1曲」2022.06.24 - 06.30

6月24日(土)

今日の1曲 は1970年代後半のアメリカの男性シンガーソングライターによるヒット曲です。ソフト・ロック系というか、いわゆるAOR系の曲としてヒットしました。

この曲はそのシンガーソングライターのデビューアルバムからの最初のシングル、ということは彼のデビュー曲でもありました。結局この曲が彼の最大のヒットでもあったんですけどね。

この人はソングライターとしても数多くの曲を提供している人で、元々注目されたのも提供した曲がヒットしたためでもあったようです。

1977年のヒット曲を、19時ごろに。

【Do You Wanna Make Love (1977)】
ピーター・マッキャンのデビュー曲で、シンガーとしての最大のヒット曲でした。全米5位になっています。ソングライターとしても活躍し、特にカントリー系のヒット曲を何曲も書いています。ホイットニー・ヒューストンにも提供してるとか。


6月25日(日) 

今日の1曲 も、1970年代後半のソフト・ロック系ヒット曲で、ニュージャージー出身の男性シンガーソングライターのデビュー曲でした。女性の名前がタイトルになっているんですが。

そのちょっと変わった女性との恋物語(?)を歌った曲で、この人がユダヤ人という設定なんですが、そのせいでラジオ局でかけてもらえないんじゃないかとレコード会社が心配してシングルで変えようとして、それで逆に抗議されたとか。

色々もめ事があったみたいで、チャート最高位は26位どまりでしたが、22週間チャートしたロング・セラーになったおかげで、年間の順位は69位だったそうです。結局、この人のヒット曲はこの1曲で終わってしまったみたいですが。

そんな1977年のヒット曲を、19時ごろに。

【Money Honey (1976)】
「サタデー・ナイト」に続くベイ・シティ・ローラーズ絶頂期のヒット曲。彼らとしてはかなりハード・ロック寄りの曲で、世界的なヒットになり、全米チャートでは9位になっています。メンバーのエリック・フォークナーとスチュアート・ウッドの作品。

https://youtu.be/-ejt1SPBMOg


6月26日(月)

今日の1曲 は、1960年代後半から70年代前半にかけて活躍したロサンゼルス出身のポップ・ロック・バンドによるヒット曲です。このバンド、これまでに2000万枚以上の売り上げを達成しているのだそうです。

ちょうど1970年前後というのは私がよくラジオの深夜放送などを聴いていた時代で、そこでも常連のように流れていたバンドという印象があります。このバンドとか、スリー・ドッグ・ナイトとか。

今日の曲はそんなバンドの1970年代に入ってからのヒット曲です。その後もこのバンドは活動を続けているのですが、次第にチャートでのヒットからは遠ざかっていきました。

1971年のヒット曲でした。19時ごろに

【Sooner or Later (1971)】
グラス・ルーツのヒット曲で、全米9位になっていますが、彼らとしては最後の全米トップ10入りした曲になりました。好きな女性に対して「今は違うかもしれないけど、いずれ僕を好きになる。最後に愛は勝つ」(笑)みたいなことを歌ってます。


6月27日(火)

今日の1曲 は、1970年代後半のフィラデルフィア・ソウルの人気グループによるヒット曲です。もともとデトロイト出身で、モータウンにいたグループですが、ヒットに恵まれずレーベルを移籍して1970年代にピークを迎えました。

今日の曲はそんな時代のヒット曲の1つで、彼らとチームを組んだプロデューサーでソングライターだった人が書いた曲です。もともと彼の息子が学校で「太っちょ」とか呼ばれていたのを励ますために書いた曲だという話ですが。

そんな曲のタイトルに合わせて、このグループはステージであるギミックを用意していたようです。それがわかるTV番組からの映像でどうぞ。

1976年から翌年にかけてヒット曲でした。19時ごろに

【Rubberband Man (1976-7)】
スピナーズの全米2位ヒット曲。トム・ベルとリンダ・クリードの作詞・作曲。タイトルに合わせてゴムバンドを使ったステージになってますが、そういえば同じ頃(少しあと?)フォーリーブスが「ブルドッグ」でゴムバンド使ってましたな……。


6月28日(水)

今日の1曲 も1970年代後半に生れたヒット曲です。当時のディスコ・ブームのなかで生れた数あるディスコ・ヒット・ナンバーの1つでした。

歌詞の設定もダンス・フロアでの出来事(?)になっています。 歌っているのは、1960年代から活動を続けていたベテランの男性R&Bシンガーで。ジェイムズ・ブラウンとはライバル関係にあったという話もある人でした。

結局この曲が彼の最後のメジャーなヒット曲になってしまいました。 というのも、この人は残念ながら1980年代の前半に心臓発作で亡くなってしまうんですよね。

そんなシンガーの1977年のヒット曲を、19時ごろに。

【Ain’t Gonna Bump No More (With No Big Fat Woman) (1977)】
ジョー・テックスは名前のとおりテキサス生れの人で1960年代から活躍してましたが、ディスコ・ブームのさなかに放ったヒットがこれ。ダンスフロアで太った女性にぶつかってふっとばされて、もういや、という歌。


6月29日(木)

今日の1曲 も1970年代後半のソウル/R&Bナンバーですが、今日の曲は映画のサントラから生れたヒット曲でした。当時ヒットしたコメディ映画のサントラを歌ったグループによるシングル。

このサントラ、ちょっと変わった作り方をされてまして、プロデューサーとこのグループが映画の制作現場の雰囲気を体験しながら曲を作るという流れで生れたそうです。サントラはそのままこのグループのデビュー・アルバムになり、そこからヒット・シングルも生れました。

今日の曲は、このサントラから生れた3つのヒット・シングルのうちの2番目のものでした。全米1位になった最初のシングルほどではないですが、全米トップ10入りするヒットになっています。

1977年のヒット曲を、19時ごろに。

【I Wanna Get Next to You (1977)】
ローズ・ロイスの2枚目のシングル。彼らのデビュー曲であった映画『カー・ウォッシュ』の主題歌同様、同映画のサウンドトラック・アルバムからのナンバー。全米1位を獲得したデビュー曲に続き、この曲もトップ10入りを果たしています。


6月30日(金)

今日の1曲 は、1960年代から70年代にかけて活躍した、アメリカのソウル/R&Bの男性 シンガーソングライターによる初期のヒット曲の1つです。

今日の曲は、この人とアルバムのプロデューサーでもあったギタリストの共作によるもので、彼の2枚目のアルバムに収録されたナンバーでした。

彼自身のシングルもヒットしたのですが、この曲はカバー・バージョンも沢山あり、多くのソウルやロックのアーティストがレコーディングしたり、ライブのセットリストに加えたりしています。

そんな1965年のオリジナル・バージョンを、19時ごろに。

【In the Midnight Hour (1965)】
ウィルソン・ピケットのヒット曲で、作詞・作曲はピケットとスティーヴ・クロッパー。チャート的には全米21位にとどまりましたが(R&Bチャートでは1位) 、ブルース・スプリングスティーンはじめ数多くのアーティストにカバーされています。

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。