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「今日の1曲」2022.11.26 - 12.02

11月26日(土)

今日の1曲 は1970年代の初めごろに出た、カナダのロックバンドによるヒット曲です。全米でもトップ10入りした曲なんですが。

カナダのバンドの曲がアメリカでもヒットするというのは、まあよくあることではありますが、とはいえ何でもヒットするわけではないわけで。

このバンドも、カナダでは多くのヒット曲があるものの、アメリカでのヒットはこの曲だけだったようです。

1971年のヒット曲を19時ごろに,

【Signs (1971)】
ファイブ・マン・エレクトリカル・バンドはカナダのオタワ出身のロック・バンドで、この曲はアメリカでもトップ10入りするヒットとなり、1990年代にはテスラというバンドがカバーし再ヒットさせています。世の中の色んなサインに文句を言ってる曲(笑)


11月27日(日) 

今日の1曲 は、1970年代前半のアメリカのロック・バンドというかユニットというかのヒット曲……のカバー・バージョンです。彼らの初期の代表曲でもあります。

多くのカバーのある曲ですが、今日のバージョンは2000年代初頭のアメリカ映画のサウンドトラックに使われた、別のアメリカのロック・バンドによるものです。

この曲、このオリジナルを歌ったバンドの曲のカバーがいくつも使われてるそうでして、私観てないんですが、それをしって今ちょっと観てみたくなっているところです(笑)

2000年公開の映画のサントラから、19時ごろに。

【Do It Again (2000)】
スティーリー・ダンの1973年全米6位になったヒット曲で、色々カバーされている曲ですが、こちらのスマッシュ・マウスのバージョンはジム・キャリーとレネー・ゼルヴィガー主演の映画『ふたりの男とひとりの女』のサウンドトラックに収録されました。


11月28日(月)

今日の1曲 は1970年代のいわゆるフィラデルフィア・ソウルの名曲といわれるヒット・ナンバー……のインストルメンタル・カバー・バージョンです。

オリジナルの男性ヴォーカル・グループは実は出身はデトロイトで、最初はモータウンに所属してましたが、後にフィリー・ソウルの名プロデューサー、トム・ベルの元でヒットを生み出しました。

今日の曲もそんな中の1つですが、それをアメリカのジャズ・フュージョンのギタリストがカバーしたバージョンです。彼のデビュー・アルバムに収められています。

1976年のアルバムから、19時ごろに。

【Could It Be I’m Falling in Love (1976)】
オリジナルはスピナーズによるフィラデルフィア・ソウルのヒット曲の1つ。こちらのアール・クルーのカバー・バージョンは、デイヴ・グルーシン、リー・リトナーなどが参加している彼のデビュー・アルバムに収録されています。


11月29日(火)

今日の1曲 は、1970年代のヒット曲で、AOR系の男性シンガーソングライターの代表曲というイメージが強いんですが、実はチャート的にいうと、アメリカでこの曲をヒットさせたのは彼ではないんですね。

オーストラリアかどこかでマイナーなヒットになったということはあったようですが、アメリカでこの曲をヒットさせたのは別の女性シンガーだったんですね。

なんですけど、今この曲は誰の代表曲かと言われれば、最初の男性アーティストっていう話になりますね。まあ、彼が生み出した曲ではあるので、不当なことではないんですけど。

そんな1977年にヒットした女性シンガーによるバージョンを、19時ごろに。

【We Are All Alone (1977)】
ボズ・スキャッグスのAORの名曲として知られていますが、ボズのバージョンはシングルのB面でした。初めてシングルA面として発売されたのはフランキー・ヴァリのもので、その後このリタ・クーリッジのバージョンが全米7位になっています。


11月30日(水)

その年代の音というか音楽というか、そのサウンドを耳にするとその時代が強烈に蘇ってくるというか、そんな曲ってありますよねえ。まあ、その時代知らないとしょうがないんですが。

今日の1曲 も(私にとっては)そんな曲で、イギリスのジャズ・フュージョン系のバンドの曲なんですが、このバンドの他のいくつかの曲とともに、1980年代の始めごろに気分が蘇ってきます。

そんなバンドなんですが、いまでも活動を続けているみたいですね。最近の演奏は聴いてないんですが、長年続けるのって偉いなあなどと思ったりしております。

1982年の曲です。19時ごろに。

【Invitations (1982)】
ロンドン・ベースのジャズ・フュージョン・バンド、シャカタクのサード・アルバムからのタイトル・チューン。1980年代といえば思い出すサウンドではありますね。色々とメンバーの出入りはあったようですが、今でも活動を続けているそうです。


12月1日(木)

今日の1曲 も1980年代始めごろの曲なんですが、今日のはアメリカのR&B/ソウル系の女性ヴォーカル・グループによるヒット曲です。

1970年代から活躍をしていて、1980年代にかけてヒット曲をいくつも生み出した人気グループでした。もともと4人姉妹で始めたグループでしたが。

70年代後半に1人がソロになったため、この曲がヒットした当時は3人でしたね。この頃がこのグループの絶頂期といえるのかもしれません。その後1人が癌で亡くなったため、メンバーの1人の孫娘を入れて活動は続いています。

1981年のヒット曲を、19時ごろに。

【Slow Hand (1981)】
ポインター・シスターズの全米2位となったヒット曲。スロー・ハンドといってもあの有名なギター・ヒーローの人とは関係ありません。そもそもポインター・シスターズを念頭に置いて書かれた曲でもなかったようですが、まあヒットすりゃ勝ちですかね。


12月2日(金)

今日の1曲 も1980年代初めのヒット曲なんですが、実はオリジナルは1960年代中盤のカントリー・ソングなんですね。そちらはそんな大ヒットってほどでもなかったようですが。

ノリのいい曲ということもあってか、カントリー系のミュージシャンに色々カバーされているうちに、あるバンドが歌ったら大ヒットしたという、それが今日のバージョンでございます。

このバンドも歴史のあるバンドなんですが、ドゥワップっぽいアレンジのこの曲がヒットしたことで、バンドの代表曲になったということで、今でも歌ってるようです。

1981年のヒット曲を、19時ごろに。

【Elvira (1981)】
オリジナルは1966年のダラス・フレイジャーという人のマイナー・ヒット曲でしたが、このオーク・リッジ・ボーイズのバージョンが全米5位に上るヒットになりました。古くから現在にいたるまで活動するグループですが、彼らの代表曲のようになっています。

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。