自分と未来を創造できるヒトを育てる!ISDロジック開発者❝服部マサト❞さん
人の意志や行動パターンの法則性の基礎である東洋哲学に興味を持たれ、研究・検証を経て体系化した「ISDロジック」を構築。誰もが聞いたことがある「動物占い」の開発者の1人であり、子育てコンテンツ「赤ちゃんともち」でも活躍中の服部マサトさんにお話しをうかがいました。
プロフィール
出身地:大阪
活動地域:福岡を拠点に全国
経歴:1998年 株式会社アイエスディを設立。動物占いを4人のメンバーで開発し、小学館で連載スタート。
1999年 小室哲哉氏の個性心理学プロデュースが決定。
2001年 ISD個性心理学協会発足。
2009年 子育てコンテンツ「赤ちゃんともち」開発。
2012年 一般社団法人ISD個性心理学協会に変更。同時に公益財団法人日本生涯学習協議会よりカリキュラムの認定が決定。
一般社団法人子育てカウンセラー協会代表理事就任。
2018年 マーケティングおよびマネジメントに特化したロジックブレインシステムを開発。
現在の職業および活動:ISDロジック研究者
座右の銘:温故知新
人生の質とコミュニケーションの質は比例する。
Q.服部先生は今後、どのような夢やビジョンをお持ちですか?
服部先生(以下服部、敬称略):ビジネスの基本は社会の問題解決であり、
私はストレスの問題解決をしたいと思っています。そしてストレスの大半は人間関係で、人間関係はコミュニケーションにより成り立ちますよね。人間関係が築けないのは、自己理解と他人理解の差があること。
私のビジョンはシンプルで、「自分理解」と「相手理解」の研究なんです。
社会には自分と相手しか存在しない。自分は1人だけど相手は無数に存在しますよね。家庭、職場などによって立ち居地はすべてバラバラなので、相手理解をしておかないとビジネスでもライフスタイルでもうまくいかないと思います。自分理解をしておかないと、相手との関係性上で自分に何ができるのか立ち居地が分からないから、自分理解もしておかないといけないと思うんです。だから「自分理解」と「相手理解」のバランスが大切なんです。
言葉にしてしまうと陳腐になってしまう気がして、あまり表立って言いたくはないのですが、信念にあるのはひとりひとりの幸せの追求なんですよね
記者:信念を元に、ビジョンが成り立っているわけですね!
Q.ビジョンを具現化するために、どんな目標や計画を立てていますか?
服部:個人と企業の問題解決です。多くの企業は人の問題で悩んでいますからね。
今は株式会社ロジック・ブレインの上場を目指しています。
ISDロジックという計算式が、どうやったら社会性のあるものにできるかを考えたときに、上場を考えました。東洋哲学を扱っていて上場したところなんて無いですから。その方が組織ができやすく社会性がつきますし、日本で上場できたら欧米に提案できやすくなりますからね。
1年を準備期間、3年後に上場という計画で、2022年を目標にしています。
新たな開発ができ、新たな知恵が生まれることで、さらによいサービスが提供できると考えています。
記者:日本だけでなく、世界も視野に入れてあるのですね!
Q.株式会社ロジックブレインの上場のために、現在どのような活動指針を持って、どのような活動をされていますか?
服部:確率を高めるためAIを導入し、HRtech(マネジメント)とマーケティングに力を入れています。しかし、扱っている商品が社会にとって必要でなかったり、働いている人が幸せそうじゃない限りは絶対にやらないと決めています。データとして扱うと、人をモノとしてみていると感じることがあります。そうなると一気にいやらしくなってしまいます。
あくまでも、扱うものはすべて「人」です。
人が幸せになれることを最優先に考えて活動しています。
記者:どんなときでも、「人」を大切にされているのが伝わります。
Q.そもそも、服部先生が「自分理解と相手理解の研究」というビジョンを持たれたきっかけは、どのような出会いからですか?
服部:姉も私も幼児教育を学んでいたのですが、色々な研修を受ける中で、当時の東洋哲学を使った企業向けの占いにいったとき、これはおもしろいと思いました。小学生の頃から夢は幼稚園の先生とぶれずに言い続け、ずっと一貫して幼児教育に関心を持ち学んできた姉から「絶対におもしろい!」って言われたら余計そう思っちゃいますよね(笑)
でも、そもそも東洋哲学に関心を持ったのは、自分が何がやりたいのかわからない。自分の強みがわからない。でも、その中で勝負していかなければならないし、自分は何ができるんだろうって思っていたんです。
他の人たちは人の分析に東洋哲学を使ったけど、私は自分を分析するために使ったんですよ。だからもっと知りたい!ってなりました。
自分は夢も能力もないまま海外の学校に出たんですけど、他の学生たちはしっかり夢を持っているし、伴った行動をしてきているんですよね。何もない人間がそんな環境に置かれたら考えるわけですよ。
考えた結果、自分の強みは「長期戦」だと分かった。長期で物事を考えるのは得意、無から有はいけそうだけど、形があるものは自分にはできそうにない。だから物販化は絶対にしないと決めてカリキュラムにしたんです。
それで相手のことや自分のことを少しでも理解しようとしたら関係性が良くなったんですよね。自分のことを知ろうとすると、人は素直になって反省しようとするんです。
記者:なるほど。確かに、素直に意見を聞こうとしますもんね。
Q.自分や人を分析しようと考えられた背景には何があったのですか?
服部:そもそも「人」に関心があったのは間違いないですね。
人って分からないじゃないですか。自分も分からないし、他人も分からない。なぜその人がその行動をしたかが分からない。すべてが人の要因で分からないことだらけなんですよ。話してみたら分かるって言われても、話しても分からないこともある。
人はひとりでやるには限界があるし、人とうまくやっていくにはどうしたらいいんだろうって思ってました。幼児教育に関心をもった背景にもつながりますが、幼少期などの多感な時ほど家族とのコミュニケーションを取らないといけないけど、性格も人それぞれだしどう接していいか分からないんですよね。単なる分からないことに対する知的好奇心かもしれないけれど、「人」について分かりたいと思いました。
記者:同じ単語1つ取っても、人の数だけ解釈が違いますもんね。人と人とが関係性を築けるように、本質的な追求を一貫して継続される服部先生の姿勢から、すべての人に幸せになってほしいと心から願われていると伝わってきました。
本日は貴重なお話をありがとうございました!
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服部マサトさんの活動についてはこちらから
【編集後記】
今回、記者を担当した荒牧(写真左上)、高村(左下)、大野(右下)です。
誰にでも分かりやすくするために「単純化」を徹底的に考え、創り上げられた数々のコンテンツ。服部先生のみんなに伝えたい、そして幸せになってもらいたいという熱い気持ちがしっかり伝わってきました。
これから益々のご活躍とご健勝をお祈りいたします。
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この記事は、リライズ・ニュースマガジン “美しい時代を創る人達” にも掲載されています。
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