ドイツで作る菜食米粉のアジアンお好み焼き
創作対象2024の締め切り間近ですね。最近試作していた菜食米粉のアジアンお好み焼きを投稿します。
このレシピが生まれた背景
ドイツの地元の地産地消のマーケットで月に一回菜食アジアな料理を提供しています。稼ぎ頭の肉まんについては以前noteにもレシピを書きました。
肉まんも楽しいのですが、いかんせん白い!白いお皿にのせると真っ白です・・・。最近お漬物を添えるなどして、やや改善したものの、長らく野菜をどっさり出せて、かつ肉まんのようにハンディーな食べ物を提供できないか考えていました。
そんな中、餃子を頻繁に作るようになって、冷蔵庫に残っているものを適当に詰めてもおいしくて、改めて餃子の包容力に感動しました。この感動がチヂミを作ったときにもあったんですよね。粉物ってすごい、粉物おいしい、粉物ビールに合う!
私は餃子やチヂミ、お好み焼きにどっさりネギを乗せて食べるのが大好きです。餃子と一緒にサラダをばりばり食べることもあります。
そんなことを考えていると、「アジアなお好み焼きにどっさりサラダをのせて出したらどうだろう!」とアイディアが出てきて、さっそく試作してみることにしました。マーケットではヴィーガンの人も少なくなく、ときどきグルテンフリーのリクエストもあります。ということで、卵は抜いて、米粉ベースで。
今年の1月をヴィーガンで過ごしたときに毎日のように開いていた室田 HAAS 万央里さんの『パリの菜食生活』にひよこ豆の粉を使ったオムレツのレシピがのっているのですが、ひよこ豆や大豆など、豆の粉を配合してもおもしろそうです。
ボウル一つ、フライパン一つで簡単にできます。卵を使わないので、分量は自由自在なのがヴィーガンクッキングのいいところです。
まだ少し改良するかもしれませんが、数回試作してみてよい感じにできたので、現在の配合と作り方をメモしておきます。
菜食米粉のアジアンお好み焼きのレシピ
材料(手のひらサイズ3枚分)
冒頭の写真のできあがり量で、大食いでも少食でもない私の軽い一食分という感じの分量です。
米粉 50g
片栗粉 10g
ひよこ豆粉 20g
塩 ひとつまみ
(色と健康のためのターメリック 小さじ1/2)
水 100g
焼くときに使うひまわり油など植物性油 適量
お好みの野菜(にんじん、きゃべつ、ねぎ、のり、ごまなど冷蔵庫にあるもので大丈夫!)
トッピングの香味野菜や葉もの(ネギ、コリアンダー、サラダなど)
お好みのソース(アジアンチリソース、醤油とごま油、豆腐マヨなど)
作り方
火が通りやすいように野菜を千切りにする
粉類と水を混ぜる。硬すぎたり緩すぎたりしたら水の量を調整してください(ドイツの米粉は全粒粉なので、米粉の種類によっては水はもっと少なめでもいいかも)
野菜と生地を混ぜる
油を敷いたフライパンをよく熱して揚げ焼きにする。フライパン返しで軽く押し付けてぺたんこにするとスナック感が増します。
焼けたら香味野菜や葉ものをトッピングして、ソースをかけて出来上がり
ポイントは揚げ焼き!
混ぜて焼くだけでいたって簡単に作れるのですが、ポイントをしいてあげるとするなら、揚げ焼きにするところでしょうか。フライパンに2-3mmの深さになるくらいに油を敷いて、きちんと熱します。そうするとテフロン加工のないフライパンでもくっつかずにきれいにひっくりかえせます。
テフロンがはげてフライパンとしてはまだ使えそうなのに捨てるのは悲しく、加工されたフライパンを高温で熱するのはなんだかこわいし・・・というお話はまた今度。揚げ焼きをマスターすると一生使えるフライパンとお友達になれますよ!
おわりに
マーケットで出したいものを形にしていく中で生まれた菜食米粉のアジアンお好み焼き、いかがでしたでしょうか?米粉がない!という場合でも小麦粉があれば作れるはず。
今の時期が旬のズッキーニなどの夏野菜を使って、生地にカレー粉を混ぜたりしてもおいしそうですね。さらに、小麦粉や米粉のほかにも、ひよこ豆の粉などおもしろい粉も手に入りやすくなってきていて、一部を置き換えてヘルシーにしたり、味に変化を持たせたり自由自在です。粉物の包容力 🙌
暑い日が続きますが、おいしい旬の野菜をもりもり食べて元気に乗り切りましょう 🌞
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