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第2回阿蘇ちょうちん祭

平成28(2016)年4月14~16日に発生した熊本地震。

4月16日未明に発生した本震では阿蘇神社の社殿群の殆どが被災し、特に甚大な被害を受けたのは拝殿と国指定重要文化財(阿蘇神社では天保6年~嘉永3年にかけて建てられた6棟の社殿が指定されている)で日本三大楼門の一つに数えられる楼門でした。

震災当時、倒壊した阿蘇神社の映像を観た時は大変ショックでしたが、同時に阿蘇神社周辺で人的被害が無かった事に安堵しました。
地域の方が阿蘇神社が身代わりになってくれたと仰られていましたが、全倒壊した社殿の目と鼻の先にある門前町には大きな被害が無かったとの事なので、本当に神社が身を挺して護ってくれたのではないかと、神道に馴染み深い日本人らしい思いが芽生えます。

前述した国指定重要文化財の6棟の内5棟は平成31年3月に部分修理が、令和3年6月には新拝殿の建設が完了しました。
そして楼門の全解体修理が完了した令和5年12月、楼門竣工を記念して開催された阿蘇復興ちょうちん祭が今年も開催されます。

第2回阿蘇ちょうちん祭の期間は令和6年4月6日~4月16日。
熊本地震の経験を忘れないようにと、社殿が倒壊した4月16日を含めた期間で今後も開催していくとの事。
提灯は企業だけでなく個人も協賛して作る事が出来ますので、興味のある方は公式HPへ。
来年開催の協賛募集始まってます!

完成した楼門から煌々たる提灯を望む。
社殿を拝観するには暗過ぎるので、また改めて参るとしよう。

そして協賛の復興提灯!
雨が降る中での観賞なので、濡れた地面までも煌々と美しい。

阿蘇と書かれた迫力のある大提灯。
反対側には阿蘇神社の神紋・鷹の羽紋が描かれています。

復興提灯が取り囲む中には能登半島地震を支援する募金箱が置かれていました。
阿蘇復興・熊本復興と共に、能登半島地震で被災された方々へ、微力ではあるものの出来る限り尽力していきたい。


最後まで読んで頂き、有難うございます。


【撮影機材】
Canon EOS 6D
Canon EF17-40mm F4L USM

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