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【映画からの学び記事まとめ】

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膨大なお金や時間をかけてつくられている映画。 そこから学べることはたくさんあります。 特に、 実話を元にした作品や 逆行からの成功 を描いた作品からは学ぶことが多いです。 …
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#考えたこと

盲導犬への理解

映画「クイール」を観て思ったこと。 ▼クイールのストーリー 盲導犬になるため、パピーウォーカーと呼ばれる育ての親に預けられたクイール。1歳の誕生日、訓練センターに送られたクイールは、訓練士・多和田の手を焼かせることもあったが、目の不自由な男性・渡辺と出会い、彼のよきパートナーとなっていくという実話に基づいた作品。 この映画は盲導犬への理解を深める内容ではなく、子犬から盲導犬になる過程が描かれた作品です。しかし、この映画を見て私は盲導犬の普及率や、世間の盲導犬への理解度など

人は支え合って生きている

映画「しあわせの絵の具」を観て思ったこと。 カナダの女性画家モード・ルイスと彼女の夫の半生を、描いた感動映画。実話に基づいた作品です。 この作品では愛する2人の温かい姿が印象的です。 しかし、2人の出会いからは全く想像ができませんでした。 ぶっきらぼうな男と、身体にハンディのある女。 そんな2人が、ルイスが家政婦として男の家に住み込んだ事がきっかけで、徐々にお互いにとって必要な存在へとなっていきました。 ついには結婚をし、ぶっきらぼうながらにとても優しい夫は、妻のこ

ワクワクを追求することで魅力のある存在へ

映画「ボヘミアン」を観て思ったこと。 ▼ボヘミアンはこんなお話 1970年、ライブ・ハウスに通っていた若者フレディ・マーキュリーは、ギタリストのブライアン・メイとドラマーのロジャー・テイラーのバンドのボーカルが脱退したと知り自らを売り込む。二人はフレディの歌声に心を奪われ共にバンド活動をし、1年後、ベーシストのジョン・ディーコンが加入。バンド名は<クイーン>に決まり、4人はアルバムを制作し、シングル「キラー・クイーン」が大ヒット。個性的なメンバーの革新的な挑戦によって、その

何を課されているのか

映画「ブレス しあわせの呼吸」を観て思ったこと。 ▼ブレス しあわせの呼吸のストーリー ロビンがポリオと診断されたのは、ダイアナと結婚し、もうすぐ子供が生まれる幸福絶頂の時だった。余命数カ月と宣告され、病院のベッドから1歩も動けず絶望するロビン。だがダイアナが自宅介護に踏み切ったことで、彼の人生は再び輝きを取り戻していく。苦境の主人公を支える家族の愛が感動的な実話。 私は人間は何の為に生きているのだろう?とよく問うていました。 しかし、ある人からそのように問う人は自分の為

差別、偏見、法的判断が壁になる

映画「チョコレートドーナツ」を見て思ったこと。 1970年代のアメリカ・ブルックリンで実際にあった「障がいを持ち、母親に育児放棄された子どもと、家族のように過ごすゲイの話」。 最近ドラマ「Mother」を1日で一気に見ました。Motherとチョコレートドーナツは被る部分があります。それは、虐待やネグレクトを受けた子どもへ母性が生まれ、母親になると決めたこと。 どちらの話も、親になると決めた側も子ども側も本当に相思相愛でした。特に、実の親に虐待やネグレクトを受け辛い思いを

決めつけないで

映画「ぼくの魔法の言葉たち」を見て思ったこと。 ディズニー・アニメを通じて奇跡を起した家族の記録を綴る、感動のハートフル・ドキュメンタリー映画 この映画では自閉症の子がディズニー映画を通して再びコミュニケーションを取れるようになっています。 一人の子どもから言葉やコミュニケーション能力を取り戻させたディズニー映画の凄さや、家族の献身的な態度や想いの強さを感じました。この家族でなければ、彼は未だに寡黙なままだった可能性もあります。 自閉症というと他人との関わりが苦手なイ

悪いのは子どもではなく大人

映画「奇跡の教室」を見て思ったこと。 「奇跡の教室」 落ちこぼれクラスの元生徒の実話を基に、子供たちを導いていくベテラン教師と劣等生たちの交流を描くヒューマンドラマ。パリ郊外の高校を舞台に、ある出来事をきっかけに少しずつ変化していく子供たちの姿を描き出す。厳しいが教育に情熱を注ぐ教師を、『キリマンジャロの雪』などのアリアンヌ・アスカリッドが熱演。愛情深い教育者のりんとした姿勢や、その期待に応えようとする生徒たちに起きる奇跡に心動かされる。シネマトゥデイ参照 私自身1年間小

自分の為ではなく他人の為に

映画「ビリギャル」を観て思ったこと。 『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』は、坪田信貴によるノンフィクション作品 私は、ビリギャルの主人公である小林さやかさんご本人のお話を聞いたこともありますが、1年間での偏差値40上げはシンプルに「凄い」なと思いました。しかし、ご本人は、ビリギャルは勉強の話ではなく「家族の愛の物語」だと仰っていました。 もちろん合格に至るまでには、ご本人の努力もありましたが、母親とこの作品の作者でもある塾の坪田先生、

諦めることを諦める

映画「5パーセントの奇跡」を観て思ったこと。 『5パーセントの奇跡 〜嘘から始まる素敵な人生〜』は2017年のドイツの伝記コメディ映画。 監督はマルク・ローテムント、出演はコスティア・ウルマンとヤコブ・マッチェンツなど。 サリヤ・カハヴァッテの自伝をもとに、先天性の病気で視力の95%を失った青年が、一流ホテルマンになる夢に挑むヒューマンドラマ。 Wikipediaより 先天性の病気で目が悪い主人公ですが、夢は一流のホテルマンになることでした。 常識的に考えれば、目が見え

環境に流される?

映画「キセキ -あの日のソビト-」を見て思ったこと。 これは実話に基づいた作品です。 私も大好きだったGreeeenの誕生秘話が描かれています。 グループ名がなぜGreeeenになったのかや、プロデューサーである兄の存在、どう言う流れでメジャーデビューに至ったのかなどが分かり面白い映画でした。 それとは別に、この映画で思ったことは環境についてです。 この映画のように、現在の日本はまだまだ医者の子どもは医者になる傾向があります。他にも、歌舞伎や能の世界もそうです。 つ

ないものねだりの生き物

映画「ミッドナイト・イン・パリ」を観て思ったこと。 この映画から思ったことは2つあります。 1つは過去から学ぶものは多いということ。 もう1つは人間はないものねだりの生き物だということ。 過去の黄金時代に夢を見ていた主人公ですが、過去に生きる人は更に過去を黄金時代だと呼び夢見ていました。 当たり前ですが、生きていく中で、良いことばかりが起こるわけではありません。 時には嫌なこと、辛いことが続き、苦しい思いをすることもあるでしょう。 これは、どの時代に生きても同じだと

戦う理由

映画「クリード 炎の宿敵」を観て思うこと。 映画の感想というよりは、映画を観て思ったことを書いています。 クリードはロッキーシリーズの続きの作品なので、ロッキーを観ていない(私はファイナルだけ見たことがあります)と背景が分かりにくい部分がありました。 背景はともかく、感じたのは 物事を達成する上で目的や理由が重要 だということです。 例えば、出かけるときに持っていくものを想像してみてください。 ・ ・ ・ 山に行くなら? 目的地がわからないまま想像するの