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差別、偏見、法的判断が壁になる

映画「チョコレートドーナツ」を見て思ったこと。

1970年代のアメリカ・ブルックリンで実際にあった「障がいを持ち、母親に育児放棄された子どもと、家族のように過ごすゲイの話」。

最近ドラマ「Mother」を1日で一気に見ました。Motherとチョコレートドーナツは被る部分があります。それは、虐待やネグレクトを受けた子どもへ母性が生まれ、母親になると決めたこと。

どちらの話も、親になると決めた側も子ども側も本当に相思相愛でした。特に、実の親に虐待やネグレクトを受け辛い思いをさせられた子どもからすれば、本当の母以上に大切な存在になっていたと思います。

しかし、結果的にはどちらの話もその関係は長続きすることなく、引き離されてしまいます。それは法律や差別により認められることはありませんでした。

確かにどう言う基準で特例を作ったら良いのかは分かりません。しかし、もう少し柔軟に対応することが可能になれば、もっと救える命や幸せに生きれる人が増えるかもしれません。

チョコレートドーナツでは、それ以外にもハンディキャップのある人やLGBTの人への理解なども学べると思います。本当に映画っていろいろ学べます。

例えば、同性での結婚も法律で認められていなければできません。

カリフォルニアにいる頃、ゲイパレードにいった時に、同性の両親の家に養子に入った子どもをたくさん見ました。そのことを堂々と公表し、パレードで歩いている姿はなんか素敵だなと思いました。

きっとその子たちにとっては、その両親はとっても大切な人たちで幸せな日々が送れているから何だと思います。

恥ずかしながら私自身、学生の頃はLGBTへの理解はなく、偏見や毛嫌いをしていました。しかし、実際にそう言う方々に出会ったり、色んな考えに触れる中で、偏見の目で見ていた自分が恥ずかしくなりました。

法的判断は自分たちでどうにかなるものではないかも知れませんが、偏見や差別は周りが変わればなくなります。

今ネット上での誹謗中傷が話題にされています。
相手を傷付ける内容をわざわざ書き込むというのは私には全く理解出来ません。

どうか、LGBTや障害者だけでなく、国籍や人種など何においても差別の無い世の中に近づき、どんな形であれ他人を傷つける人が少しでも減りますように。


最後まで読んで頂きありがとうございました。

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