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人は支え合って生きている

映画「しあわせの絵の具」を観て思ったこと。

カナダの女性画家モード・ルイスと彼女の夫の半生を、描いた感動映画。実話に基づいた作品です。

この作品では愛する2人の温かい姿が印象的です。
しかし、2人の出会いからは全く想像ができませんでした。

ぶっきらぼうな男と、身体にハンディのある女。

そんな2人が、ルイスが家政婦として男の家に住み込んだ事がきっかけで、徐々にお互いにとって必要な存在へとなっていきました。

ついには結婚をし、ぶっきらぼうながらにとても優しい夫は、妻のことを支え始めます。もちろん、ルイスも夫にとって必要な存在でした。

お互いが支えあって、共に生活していく。

この映画では、そんな当たり前のことを学びました。

お互いが自分の出来ることをできる範囲でやり、お互いがお互いの苦手な部分を補って生きていけば良いと言うことです。

人に頼ることは恥ずかしいことではありません。

今の世の中は、誰にも相談できず、誰にも助けを求められずに苦しんでいる人が多いように思います。しかし、当たり前ですが、人はできることしかできません。なので、出来ないことは誰かに手伝ってもらうことも必要です。

完璧な人間なんていないので、時にはケンカすることもあると思いますが、最終的には互いの存在が必要で、助け合って生きていけることはとても素敵だと思いました。

私の祖父は昨年癌で亡くなりましたが、祖父母は本当に仲良しで、まさに支え合って生きていたように思います。料理の苦手だった祖母に変わって、毎日祖父が料理をしていたし、本当に働き者の祖父でした。

また、祖父は癌で入院中もずっと「家で一人で寂しくないかな?1人で家で転けたりしてないか心配や。」と、ずっと祖母の心配をしていました。そして、相当キツかったはずなのに、祖母に心配をかけまいと強がっていたし、祖母からも祖父の事が大好きだったんだなと言うことが今でも伝わってきます。

そんな祖父の納骨式が昨日ありました。コロナの影響で予定より遅くなったけど、やっとお墓に入れたね。祖母は涙しながら納骨していました。

もしかしたら、自分の為だけに生きることは1番虚しい生き方なのかも知れません。

誰かの為に生きるのではなく、
Give and Takeの考え方ともちょっと違って、

支え合うことでバランスが取れる生き方

が1番理想的だと思いました。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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