「問う」の基本って?
問いってうまくできてる気がしない
相手にまっすぐ問えているか
自分の思惑に左右されていないか
相手にちゃんと伝わっているか
本当に欲しい答えが引き出せているか
全部自信がない…
という事で、案内出た瞬間に申込み殺到するキャリアコンサルの柴田さんの『問い』の講座と、井澤友郭さんの『「問う力」が最強の思考ツールである』という本の出版記念オンラインセミナーを両方合わせてのまとめ。(受講したのは約一ヶ月前?寝かせすぎ!!汗)
1. 問いには「思考」と「答え」を強制する力も、見えなかった事に気づかせてくれる力もある
◆問われた側の思考領域を意識し、問いを修飾する→思考が拡散しない
・対象(者/物)や主体を絞る/広げる
・時制を加える/変える/限定する
・数字、動詞、形容詞などを加え明確にする
ex)「大丈夫?」(ざっくりしすぎで、回答も曖昧に・・・)
→「○○の件、計画に対して先週からの進捗と全体に関わる課題や困りごとがあったら教えて?」
「先週に比べて体調はどう?10段階評価だとどれくらいの調子?」
ex)「幸せとは何か?」(大きすぎる問いで答えにくい・・・)
→「あなたが最近感じた日常でのちょっとした幸せは?」
◆答えやすい問いの順に立て直す→思考の整理に繋がる
いきなり難しい事を聞かない。
あとはきっと、問いと回答の連鎖によってより深掘りできるように順番をデザインしろって事なんだろうな。
2. 「問い」がうまく機能しない時の"ズラす"スキル
①階層を変える(上げる/下げる)
・具体的な内容で揉めている/議論が進まない場合
→抽象度を上げ、本質的な問いで考える
ex)「どの部署が責任とる?誰がやる?」
→「そもそもこれは誰/何のためにやることだっけ?メリットは?」
・モヤっと大きな課題
→具体的な困り事に落とし込み、洗い出しに向けた問い
ex)「試験勉強間に合う?」
→「試験まであと何日/何時間使える?対象範囲で苦手なところは?自分でできる所/他の人に聞く必要があるところは?・・・」
(こんな詰め寄られたら嫌だけど・・・)
②前提/定義を問う
そもそも相手とズレている可能性あり・・・
そういえば、ビジネススクールなどでやる「飛行機が墜落しました、さて、どうする?」的なサバイバルケースでもチームでの話し合い/決断の際に、そもそも前提や方向性の認識がズレていて噛み合わない・・・という事例を思い出した。(「何としても生き残る!」か「自分の運命は自分で握りたい!(生き残るかより・・・)」)
③場をずらす
・立場を変える「もしお客様だったら・・・」
・場面(シーン)を変える「日本で」「世界で」
・時系列を変える「過去10年で」「これからの5年で」
3. 問う際の相手へのスタンス
◆自分一人で考えた事より相手と一緒に考える第3案の方がきっとより良いはず!と信じる!!(自分一人の考えが正しいなんてなぜ言える?)
これはもう、なんて傲慢だったのかを思い知らされた言葉。。。
◆コントロールを手放す
自分の思い込み/一方的な仮説でなく、相手には何がどう見えているかを問う
◆自分へのダメ出し/否定されるとわかったら相手は耳を貸さない(心を開かない)
ex)「なぜ○○しない?」=今までを否定
→否定前提からでなく、相手のポジティブな所を学ぶところから入る
「なるほど!!」ってわかったつもりになっても、実際にできる気がしない・・・(·_·;
やはり学びには冷や汗とグサグサ刺さる100本ノックが必要だ!!と、ドMメンバー集め、柴田さんに実践編をお願いしたので、続く。。。