![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/47797566/rectangle_large_type_2_e7058a143cdbaba82f6a72fefe484c26.jpeg?width=800)
意識したい「相手の意見の尊重」と、「自分の意見の主張」
テレワークが続き、チャットコミュニケーションが大半となっています。
チャットは便利なツールですが、どうしても文字だけで捉えるとニュアンスが伝わりきらず、ときに殺伐さを感じてしまうこともあります。
・気にしすぎなだけ?
・心理的安全性がないから?
・対面じゃないから?
など、自分なりに色々思いましたが、どうしてそう感じてしまうことがあるのか考えてみました。
「心理的安全性」と「信頼」は異なる
今でこそよく聞く心理的安全性という言葉ですが、この言葉の捉え方、実は人それぞれなのではないかと思っています。
以下の記事でとってもわかりやすく解説してくださっていました。
「心理的安全性」を理解するために、「通常モード」の「協力と催促」の関係と比較してみせた。「通常モード」で「協力と催促」が担保されているときに存在しているのは「信頼」であり、これが「心理的安全性」と混同される。
ふむ。なるほど。
・「挑戦モード」と「通常モード」はそもそも違う
・心理的安全性が語られるのは、「挑戦モード」のとき
・「通常モード」で語られるべきは、信頼
冒頭記載したようなライトなチャットコミュニケーションは、通常モードのときだと解釈できます。
信頼を得るには「親和=相手に警戒や疑心がなく、親しみや好意を感じている状態」を築く必要がある。そのカギを握るのが「利他」と「自損」の行動だ。自分が損して相手に利益を与える「利他」はもちろん、例えば「手間を無駄にかける」などの相手の得にもならず自分も損をする「自損」もまた有効であり、守備範囲外でも信頼関係を築く可能性がある。
ふむふむ。なるほど。
・「信頼」を築くには「親和」を経る必要がある
・「親和」を築くには、自分に利益がなくても相手のために行動したり、自分が利益を払う(損をする)が、他人に利益がない行動が必要
・親和がないと「警戒・疑心」状態のまま
相手がやってくれないから自分もしない、というのでは親和は築けないということですね。
また信頼は簡単に築けるものではなく、それらの行動の延長線上で築かれていくもの。というのがすごく腑に落ちました。
アサーションってなんだろう
記事を読み進めていくと「アサーションが不十分」という言葉が出てきました。…アサーションってなんでしょうか。
またとってもわかりやすい解説がありました。
アサーションは、自分も相手も大事にして、主張はしっかり行うものの、相手は傷つけない、絶妙なコミュニケーション方法です。
確かに「アサーションがある」状態になっていると、相手の意見を尊重し、自分の意見の主張もしっかりと行うことができそうです。
ここで大事なのは
・自分の意見の主張もしっかり行う
・でも相手の意見も尊重する
というバランスなのかなと思います。
どちらか一方だと、ある人からは攻撃的に見えたり、ある人からは意見をはっきり言わない人。と思われるかもしれません。
アサーショントレーニングの方法も色々ありそうなので、すぐにできそうな主語を「私」に変えるコミュニケーションからやってみようと思います。
ちなみにアサーションには3タイプあるそうで、私は「ノン・アサーティブ(非主張タイプ)」でした。(だと思ってた😇)
意識したい「相手の意見の尊重」と、「自分の意見の主張」
冒頭、チャットでのコミュニケーションはときに殺伐さを感じてしまうことがあると記載しましたが、チャットは簡潔にやり取りをすることに特化しているためそういった印象を比較的受けやすいのかもしれません。
例えば、批判合戦になっているなと感じるチャットは、チャットだから問題があるのではなく、アサーションがない=「相手の意見の尊重」と、「自分の意見の主張」がバランス良くできていない状態なのかもしれません。
また、このような記載もありました。
自分に暴言が吐かれた場合は61%、他人が暴言を吐かれたのを見た場合でも25%が処理能力が下がると言われている。
誰でも見られる場所での、ニュアンスが伝わりづらい文字でのコミュニケーションだからこそ、当の本人のやり取りが他の人たちに波及させる影響があることも意識しておかないといけないなと感じました。