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夫への「イラッ」の裏側にある気持ち

実は昨日、我が家の夫と息子がコロナウィルスに感染していることが判明しました。夫は辛い風邪のような感じで、ベッドに伏しているのですが、息子は全くの無症状で力を持て余して家中を飛び回っています。私は幸い陰性でした。

昨日の投稿で家族関係について書きましたが、これから我が家は少なくとも10日間は外界と接触することなく過ごすということで、必然的に家族とがっつり向き合うことになりました。最近、仕事が忙しくて、息子と2人でいても、つい心あらずになっているなと反省していたところだったので、これも埋め合わせをして親子時間を楽しむための期間として前向きに捉え、子どもの心のケアを優先して過ごそうと思います。

と書いていたら、デンマークのコロナ感染を管轄する庁から電話がかかってきました。現在、21時40分。デンマークでもコロナの最前線の人たちは遅くまで仕事しているんですね。検査センターの女性も9時間働く日もあると言っていました。一生懸命に働いてくださる方がいるおかげで、国民の健康と安全が守られていることに感謝です。

さて、話を家族に戻しましょう。コーチとして起業する前の私は、自営業をするというのがどういう事か、想像力が全然足りていませんでした。自分がやりたいと思えば、いつでもいくらでも働けてしまうし、楽しいのでついつい、あれこれやろうとしてしまいます。会社に勤めていた時には、自営業になったら息子を毎日早めにお迎えに行って、一緒におやつを食べて、日本語の勉強をして...なんて思っていたのですが、実際には以前と同じ時間に迎えに行って、頭の中は仕事のことで埋まっていて...という状況でした。

夫との関係もそんな感じで、以前は一緒にテレビを見たりしていたのですが、私は手が空けば仕事をしているような状況で、もっと構って欲しいと言われる始末。

私は好きな仕事をしていて充実しているのですが、家族との時間を疎かにしつつあったなあと反省していた矢先の、コロナ騒動です。感染症なので、本人の心の持ちようで病気にかかったとは全く思いません。それでも、今ここで考えるべきこと、取り組むべきことがあるよと教えてくれているような気もします。

うちの夫は元々よく小さな病気をする人なのですが、私は彼が病気になると何故かイライラするのです。理由を考えてみると色々あって、自分一人で家事も育児も仕事もこなさなければいけない時間的なストレスや疲労とか、予定が狂うことの影響とか、病気にならないように自己管理をするのは大人の常識だと思い込んでいたことなどがあります。でも一番の理由は、辛そうにしている彼を見るのは心配で嫌だと思っていること、そしてそのことを分かってくれず、体質改善などの努力をせずに繰り返し病気になる彼に失望するからなのだと、最近気付きました。

結局、相手のためを思っているようで、自分のことを思って欲しいという気持ちだったのですね。このことに気付いてから迎えた今回のコロナ感染。心はずっと穏やかです。イライラすることなく、一人で寝室に隔離されている彼のお世話を淡々としています。怒りは感じていません、少なくとも今のところ...(笑)

そもそも自分が勝手に期待しているだけのことですから、そこに失望する必要もなく。もちろんコーチとしては、夫の行動変容を促す取り組みは研究のために続けていきたいと思っていますが、そういう目で見たら面白い題材でもあるわけで、好奇心を持って臨めばいいだけです。怒りは不要ですね。

いやぁ、コーチングっていいですね。セルフコーチングができるようになって、心がざわついてもすぐに穏やかさを取り戻せるようになりつつあります。こういうスキルは皆さんが持っているといいと思うので、近いうちにセルフコーチングのためのワークショップなどやってみたいと思っています。

本日もお読みいただき、ありがとうございました。あなたが今日もハッピーで充実した一日を過ごせますように。Have a nice day!



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