子どもの言葉に気付かされました。

言われてしまいました。「何もしないでいるの、いいと思う。」

息子とコペンハーゲンに出かけた帰り道、電車の中でゲームをしたいからスマホを貸してと息子に頼まれました。「どうぞ」と言ったものの、恩着せがましく、「お母さんは何もできなくなっちゃうけど、君のために電話を貸してあげよう」と言ったところ、息子は「何もしないのいいと思う。お母さんは、僕が朝早くに起きるとコーチングしてるか、パソコンで仕事してるし、夕方もいつもパソコンで何か書いてるでしょう。家に帰るまで何もしないでいいよ」と。

言われてしまったー！と思いました。ビジネスを軌道に乗せようと奮闘するあまり、息子といる時間にまで仕事が忍び込んで、いや、堂々と入り込んでいました。最近どうもスキンシップを求めてくるなと思ったら、私が一緒にいても常に何か違うことを考えていることを、寂しいと思っていたようです。

激しく反省...。身近な人の幸せなくして、世の中の幸せもないと常々考えているにも関わらず、行動が伴っていませんでした。仕事のためだから多少家族を犠牲にしても仕方ないという、どこか昭和のサラリーマン的な価値観が、私の中にはまだ残っていたようです。明日からはスケジュールを見直して、家族の時間は家族に集中する母に戻ります！（と宣言。）

息子は単にゲームがしたかっただけかもしれませんが（笑）、彼のおかげで私には空白の20分ができました。結局は、自己催眠のスクリプトを頭の中で唱えるという仕事的な時間になりましたが、それでも自分の内面を見つめ、自分にいいことをすることができました。忙しいからこそ、余白のあるスケジュール作りが大切だと実感しました。

今日学んだことは二つ。家族ときちんと向き合う時間を大切にすること。仕事ではなく自分を充実させるために使う余白時間を確保することの大切さ。

子どもの言葉は、いつも真実を突いていて沢山気付きをくれます。今日も「生まれてきてくれてありがとう」を伝えました。ずっとこんな日々が続きますように。

お読みいただき、ありがとうございました。今日もあなたがハッピーで充実した時間を過ごせますように。God dag!

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