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外国に出て初めて気付くこと

今日はデンマークに留学していたという方がコーチングを受けて下さいました。それで私も、初めて外国に行った頃のことを思い出しながら、1日を過ごしました。アリシア・キーズの'Empire state of mind'を聴きながら。

私が初めて海外に行ったのは、19歳の夏、ニューヨークでした。ブルックリンに住むプエルトリコ出身のホストファミリーのところに1ヶ月滞在しました。マンハッタンにある英語学校に毎日通っていたのですが、切符の買い方から電車の乗り方まで手取り足取り教えてくれる人はおらず、周りの人に聞くか、ガイドブックで調べるか(まだスマホはありませんでしたからね)。

なんでも優しく教えてもらえる日本で純粋培養されていた私は、ホームステイのイメージとのギャップに驚きました。そう、この19歳の夏は、今までの当たり前が当たり前でないことを毎日のように学んだ夏でした。

私の目は細くて、日本では「目がない」とからかわれていたのに、アメリカやヨーロッパの人たちは「切長できれい」と褒めてくれたり。日本では背が高く肉付きもよかった私は日本では「太め」「大関」と言われていたのに、「すらっとして健康的でいいね」と言われたり。何となくヨーロッパ人は英語が上手そうと思っていたけれど、実は私の方が上手だったり。「アメリカ人」と一口に言ってもプエルトリコや中国出身のいろんな人がいること。19歳は子供ではなく、立派な大人として扱われること。

数え上げたらキリがありません。物事の見方というのは一つではない、世界には多様な価値観があるのだと、毎日の経験を通して学びました。とても刺激的で楽しかったです。そして、沢山チャレンジをして挫折して、それでも楽しかった日々でした。というか、当時はどれも挫折とは思っていませんでしたが。

外に出たことで、日本の窮屈な型にはまらなくていいこと、世界には本当に色々な人がいるのだから、自分は自分でいいと思ったこと、夢は叶うと信じられたことは、その後の私にとって大切な信念になりました。

今はデンマークに暮らしていて、もう少しで7年経つので、段々と新鮮味が薄れつつあります。ニューヨークほどスリルのある街ではないというのもありますが、やはり長く住むと慣れてくるものなのでしょう。それでも、コーチという人の意識を扱う仕事をしていると、北欧的な力の抜けた個人主義というのはとても面白く、学ぶことも沢山あります。その中で自分という人間がどのように変化・成長していくのかということも、興味深いところです。

デンマークに暮らしてみて感じることなども、また追い追いお伝えしていきます。

お読みいただき、ありがとうございました。あなたが今日も自分らしく幸せに過ごせますように。God dag!

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